もう、ずいぶん前のことです。
今回もUさんの話ですが最終回です。
Uさんは、そうあのUさんです。残念ながらイレッサも効果がなくなりました。
両肺に多発性の転移を認めて、酸素を吸わないと日常生活が送れないようになってきました。
残された時間を想像してみたのですが、1から3ヵ月くらいでしょうか?
そんなUさんに、毎年楽しみにしている事がありました。
同窓会だそうです。
毎年10月に行われる地元での同窓会、よく話しを聞いてみると
『わしが行かなはじまらへん。わしがおらんかったら盛り上がらない。』
と同窓会にどうしても参加したいようです。あと、3ヵ月先です。
Uさんの地元は飛行機で2時間、車や電車では半日はかかるところです。
酸素を吸入しており飛行機での移動は難しそうです。電車も酸素ボンベのことを考えると難しそうです。
ベターなのは酸素ボンベを車に何本か積んでの移動が一番確実です。しかし、Uさんの病状的に参加するのは難しそうです。
いろいろと作戦を立てて手をつくしたのですが、Uさんの病状が進行し外出するのもしんどい状態となってきました。
ご家族の方と相談しましたが、同窓会は断念した方がいいとの結論になりました。
『Uさん、今の病状では同窓会は行かれへんわ。もう少し、調子よかったらええんやけど。』
『わしが行かな、はじまらんのやわ。』
同窓会の10日前の会話でした。
それから、1週間後、Uさんは、旅立ちました。
地元の同窓会にきっと参加されてたことでしょう。
Uさんが同窓会に参加したと思う方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
Uさんのご冥福お祈り申し上げます。
また、Uさんのおかげで多くの入院患者さんが明るく過ごせましたことをお礼申し上げます。
固定リンク | コメント (12) | トラックバック (0)
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
コメント
コメント一覧
Uさんはきっと天国から同窓会に参加して、盛り上げていたに違いないです!
Uさんの最後の願いを叶えてあげようと手を尽してくださった先生の気持ちも嬉しい。(願いは叶わなかったけれど)Uさんに変わってお礼を申し上げたくなりました。感謝です。
同窓会にはもちろん参加されたでしょう。
私もUさんのご冥福をお祈りいたします。
そして病棟でエリザベスと言う名前が通用しているのが、Uさんの自慢になっていると思います。
ご冥福を祈ります。
そしてエリザベスがある限り、Uさんは不滅です!
よっしい先生、その名前、使い続けて下さいね。
で、Uさんのユニークな行動から、生きている間はやはり笑いがあって周りをほのぼのとさせる生活をしていたんじゃないかと想像します。…って事実と気持ちの折り合いをつけさせていただきます。
きっと、いい同窓会だったと思います。
エリザベス、忘れられないですよね。
christmasさん
エリザベス飲みだしてから5年元気にしてる患者さんもいらっしゃいますよ。
笑いがたくさんあるに越したことはないですから。
で、男性の医師が「エリザベスで…」と言葉にすると、(あの先生、キャバレー通いでもしてんのか?)って思っちゃいますねー(>▽<)!
それで、IC完了の方もいらっしゃいますが、それで、5年くらい大丈夫なんだ。って信じ込む方もいらっしゃいますから、難しいです。
○年大丈夫って、そんなの機械じゃないんだから、無理ですよね。
同居人の担当の先生は「寿命は医者が決める物ではありません」って言ってましたよ。
私には正解だと思いました。
なんとも可愛いUさんのファンになったばかりだったのに・・・。残念です。
もっとUさんの伝説が聞きたかったです。
でも、ここでも先生がUさんのお話をした事をUさんも喜んでくれているのではないでしょうか?
夫の前の病院で隣の病室のおじいさんが「5月連休明け退院できるのなら、娘が孫たちを連れて帰って来るので退院を早めるか外泊させてほしい」という願いを却下していました。血液内科で白血球の状態とほぼ無関係に特定の家族以外面会謝絶をしいているDrの為、結局お孫さんに会う事も出来ず特別な治療があるわけでなく退院の日を迎えたそうです。この方は最期を迎える方ではないにしろ、人の気持ちやモチベーションが理解できないDrは現にいらっしゃるんですよね・・ちなみに我が家も隣県に転院するため前日の晩位は自宅で子供たちと過ごさせてほしいという願いを、当日病院からまっすぐ転院するようにと却下されたので半分喧嘩状態で前日の晩に退院して転院しました。転院先の今の主治医は入院生活での時代錯誤の規制も含め驚かれていました。
どんな状態でもモチベーションをあげる為に努力をしてくれるDrはありがたいです。そのモチベーションが治療成果にも大いに関係してくるものだと主人の経験から感じます。
Uさんが明るく過せたのはやはりよっしぃ先生のお人柄も大きいと思います。きっと今も、いい先生に出会ってよかったと、エリザベスの事も自慢してにぎやかにお話ししていらっしゃる事と思いますよ。
その通りです。私は、過去の統計の平均で○年くらいの事が多いですけど、○○さんについては、わかりません。と説明します。
chikoruiさん
お久しぶりです。そう言っていただけるとありがたいです。
Uさんの伝説は、残念ながらおしまいです。
ガラの悪い患者さんの警察沙汰になりそうな伝説ならご用意できますが。。
himawariさん
お褒めの言葉ありがとうございます。
私ももう、若くはありませんよ。
しかし、前主治医は確かに問題のありそうな先生ですね。そのあとにいい先生に出会えたのですから、まあ、よしとしましょう。
少しでも気が晴れるなら書き込んでくださいね。
コメントを書く