できることなら、がんを克服したい。それが、がんと向き合ってる医者の願いです。がん克服の一つの選択肢として抗がん剤があります。
抗がん剤ってどのようにしてできるのでしょうか?
いろいろな物質から抗がん活性のあるものを選び出して候補となる物質を絞り込みます。(最近は、特定の場所に作用する物質を作り出すようになってきましたが。)
試験管の中で抗がん活性のある物質は星の数ほど認められています。
その中で、体内でがんを縮小させかつ、体にあまり害をおよぼさない物質を動物実験などで絞り込みます。
副作用もある程度許容できる範囲内で、今の標準的な治療よりも効果のありそうな物質が最終候補として残ってきます。
臨床試験とは、主に薬嫌い、健康食品好きで述べた、第一相試験、第二相試験や第三相試験の事です。
抗癌剤の場合、第一相試験でも健常人には投与しません。(当たり前です。)
そこで、順番に第一相試験、第二相試験、第三相試験と進んでいきます。各試験1年以上かかることがほどんどです。
もちろん、各相の試験で動物実験ではない副作用が出ることがあります。動物たちは、味覚が変わったとか、手足がしびれるとかは言いませんし、動物の種により出現する副作用も変わってきます。
重篤な副作用だともちろん、試験終了で世に出ることはない薬になりますし、副作用が起こりやすい人は除外して試験を進めていくこともあります。
と言うことは、動物実験で効果が認められた薬が実際に発売されて使用できるようになるまでには最低で5年くらいかかります。
そして、最終試験をクリアした薬剤が新しい抗癌剤として発売されます。もちろん、発売されてからも重篤な副作用が頻発した場合は、発売取り消しとなります。
このように、新たな抗がん剤ができるまでには、かなりの年月を費やします。
様々な関門をくぐり抜けてきた薬剤が現在抗癌剤として使用されています。
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抗がん効果のあるといわれている健康食品は、試験管の中だけの効果しか確認されていないもしくは、まったく効果が検証されていないものがほとんどなのですよ。
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先日、家人の主治医をつかまえ、タルセバの認可がおりたら使用していただけないかお尋ねしました。努力するとの返事をいただきましたが、こればかりは病院の諸事情があるでしょうから、どうなるかわかりません。私にできることは、念を飛ばすことだけです、むきぃぃ~っ。
少し、残念な情報です。タルセバの発売が年末にずれ込みそうです。
春頃は9月発売との噂が流れていたのですが。
タルセバを使える医療機関が限定されてくる可能性があります。
もし、現在の医療機関で使用できないとすれば、使用可能な医療機関を紹介してもらう方法もあります。
ただし、タルセバもイレッサもほぼ同じ薬です。若干、タルセバの方が効果がありそうみたいな印象です。(個人的見解です。)
P糖たんぱく質などが、薬が最初から効かない例や突然効かなくなるエスケープ、さらにどの薬も効かなくなる多剤耐性に深く関わっていると「分子レベルでみた薬の働き」の本に載っていました。
「分子レベルで見た薬の働き」は1990年代に発行された本ですが、その中に、がんの化学療法を難しくしている、薬剤耐性を克服する薬剤(P糖たんぱく質拮抗剤)を開発中・・とありました。10年以上経っているので、もう開発されて使われているかな?と今、ネットで探してみましたが、そのような記述は見つかりませんでした。まだ開発されていないのでしょうか?
まあ、P当たんぱく質などは薬だけでなく細胞に毒となるあらゆる物質を排出する働きがあると思うので(腸などに多いのはそのためですよね)できたとしてもさじ加減が難しそうですが。
そうそう、グレープフルーツにはP糖たんぱく質を少なくする作用があるそうですね。
もっと、細かい細胞内部の事がわかってきて、ある特定の信号を押さえたりできるようになってきました。(イレッサやタルセバなどの分子標的薬の事です。また、別の機会に詳しく述べたいと思います。)
また、特定の遺伝子の変異などに関係しているような事もわかってきました。ですので、先端の研究はそちらの方向へ向いてるからだと思います。
今まで(分子標的薬でない)の抗癌剤のまったく新しい薬剤の開発は激減しています。最近ではアリムタが注目を集めてるぐらいですかね。
また、ブログで書いていきますので。
私の疾患ではエスケープがしばしば問題になるので
もしや?と思いましたので質問させていただきました。
話は変わりますが・・
肺がんで亡くなった知人がいます。
よく、グループで食事を共にした人です。年齢に関係なく幅広く女性好きでおしゃれな人でした。
先生のブログを読むとその人のことを思い出します。
健診でがんがみつかり、手術して4年後に再入院・・そのまま帰りませんでした。
最初は、がんの告知を受けたと周囲に言っていましたが
会社経営者だったので銀行融資の関係からか、急に、がんはごく初期のがんだった。手術で病巣は取りきった。手術で治った。に変わりました。
それが4年後に都内某有名病院に入院。検査入院で直ぐ戻る。と言っていましたが
そのまま帰らぬ人になりました。
最初の入院時も次の入院でも、家族と会社の人、一人以外が病室に入ることを許しませんでした。見舞いを拒みました。
自分の健康だったときの顔のイメージを残しておきたい。闘病でやつれた顔のイメージが死後に残るのは我慢ならないそうでした。
特に女性には、よいイメージのままでいたい、とのことでした。
葬儀で飾る写真を早くから自分で決めていたそうです。
お見舞いに行くのはダメでもお花を送ろうと手続きをとった翌日に訃報を聞きました。
akoさんもいろいろ経験されているのですね。
患者さんを診ていると、一人一人みんなそれぞれの生き方をされております。
ご友人のような患者さんも経験しました。
ただ、自分勝手な思いこみではなく、できるだけ正確な知識を持った上で行動を決めていただきたいと思います。
また、コメントお待ちしております。
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