2007.08.04 11:32 |  診療  |  仕事 / 職場  |  その他(医療関連)  |  緩和ケア(医療)  |  よっしぃ  | 推薦数 : 1

両極端な日本人

悪性腫瘍の患者さんの病状説明には、かなりの時間をさきます。

病状説明のとき、病名、病期(病期のひろがり)、治療方法(効果のある割合、副作用の出現頻度なども含めて)などを説明します。

すると、このときの反応が両極端である事が多い事に気づきます。
どんな人なのか?

パターン1
『わたしら、素人なので先生に全部お任せします。』
今までの日本人の典型的なタイプだと思います。

パターン2
メモを取りながら、質問もいろいろしてくるタイプ、自分でもいろいろ調べています。

私たち医師はこのパターンに対応して病状説明をしなければなりません。パターン1とパターン2の人にまったく同じ事を話しても理解度、満足度ともに全然違います。

基本的にはパターン2の方がよいと思いますが、極端すぎる人も多いです。例えば、かなり細かい情報まで知ってるんですが根本的な事がわかっていないとか。。。。

知識を得ようとする姿勢は非常に評価できるのですが、担当医が言った事を聞かないで、『こんな、治療はどうですか?』と聞いてきます。そこまでは、いいんですけど。
『○○さんの病状では、その治療はこんな理由でできないですよね。』って説明しても納得がいかない。

実際にその治療をしてるところに受診したい。プロが見たら絶対ダメな事もあるんですけどね。

しかし、実際に行ってもらった方が主治医としてはいい場合が多いです。(わだかまりを持ったまま治療に入るよりも)

パターン1の方は、ホントに自分で考えてなくて丸投げしてお任せしますなのか。よく考えて任せますなのかで、医師の対応は変わらざるおえません。

よく考えて任せた人は自分なりにメリットとデメリットが理解できていますので医師としてはうれしいんです。

丸投げの人は、本当のリスクを理解していない可能性があるわけですから医師としては非常にこわい。再度説得してしまいます。

昔は、何でも『任せときなさい。』でよかったんですけど。。。。。

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なかのひと


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