こないだ、検診を女子高生がセクハラだというような事件?があったようです。
詳細はDr.I先生のブログ内科検診でセクハラ?と内科検診でセクハラ?2を見て頂くのが良いと思います。
やはり、この件に関しては、高校生の知識不足(学校が検診とはどのようなものか教育していない事)に端を発したものだと考えます。
特に、高校生の胸部の診察は、側弯の有無、聴診により心疾患の早期発見にあると思います。
これらの診察をキッチリと行おうとすれば、下着を着けているのは論外です。まず、全体を診ていがみがないかをチェック、背部から背骨が曲がってないかも診ます。あと、皮疹がないか。ひっかき傷がないか。あざがないか。手術痕がないか。など視診を行います。
聴診は、呼吸音と心音を主に聞きます。呼吸音は左右対称に聴いていきます。(高校生の場合異常がある事はまずない。喘息の音ぐらいですかね。)
心音は、鎖骨の下と胸骨(胸の真ん中にある骨)の左端から順番に1肋間づつ下にだいたい肋骨3個分くらい下がっていきます。(この辺りが心臓の弁の音がよく聴こえる。)そのつぎにちょうど乳首の少し下の外側のあたりの聴診をします。(心尖部と言い心臓から全身に血液を送り出す部屋の音がよく聴こえる。)
以上のような診察をキッチリ行えば乳房の大きい生徒の胸を触らざるおえないでしょうし、乳房の小さい女性なら触る必要なく聴診が行えるわけです。(何も知らなければ乳房の大きい生徒の胸ばかり触るという行為に見えますよね。)
もちろん、検診に対して何の情報も持たない女子高生からしたら、下着を外されて、乳房に触れられたりしたら嫌な気持ちになったりするのはごくごく当然の事と思われます。
しかし、事前に検診とはこのようなものだ。と言う知識があれば高校生、検診を行った医師ともに不愉快な思いをしなかったのではないでしょうか?また、お互いにとって不幸な出来事だと思います。
実は、検診とは手を抜こうと思えばいくらでも抜けます。(検診の時は手を抜いてる医者も多いと思います。)
聴診も音を聴かなくても聴診器を胸に当てるだけで終わりにすれば楽です。(下着も取らなくていいし。)検診で異常があるのはほんの一握りしかいませんから。見落としは増えるかも知れませんけど。
そうすれば、女子高生も嫌な思いをしないですんだのでしょうね。
でも、そんな検診なら必要ないものじゃないんですか?ただじゃないんだし。
以前日本は、医者にかかる事が金銭面で苦労する時代があり、国民皆保険制度が出来ました。細かいところをいいだせばいろいろ問題のある制度だともいわれていますが、大筋はよい制度だと思います。(人として生きていく上で医療が平等に受けられる制度なのですから。)
しかし、最近この制度にみんな慣れたために自分で自分の健康を守るという意識が下がってきていると思います。
やはり、検診を受けるのであればどんな目的で受けるのか。どんな事をされるのか。理解してから受けるようにしませんか?
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また、テレビの情報番組とかでも、効果があるんだかどうだかわからん情報伝えたり、視聴者の不安をあおるような情報ではなく、検診の意義や標準的な検診の方法や検診でわかる事など解説してください。それが、みんなのためになると思います。
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