もう、ずいぶん前のことです。
仕事のちゃきちゃき出来る、優秀なナースがいました。Eさんです。
患者さんからの評判もいいナースです。
Eさんは、内視鏡室へたまたま行っていました。
クリップを取ろうとしてクリップがたくさん入った箱に手をつっこみました。
『痛っ!!』
何かが、指先に刺さりました。よく見ると針です。最もよく使われる黒針(22G)でした。Eさんは、どうしようかと思いましたがクリップの所に入っていた針であり、患者さんに使用した針とは思いませんでした。
自分の胸の中にそのことをしまっていました。
それから、しばらくして肝障害が出現しました。
先の針刺しでB型肝炎に感染したのでした。
Eさんは、インターフェロンによる治療を始めました。
幸い大きな副作用もなく、副作用(発熱、筋肉痛、倦怠感が多いが、重篤なものとしてうつ病、間質性肺炎、自己免疫疾患の誘発など。)の知識もあったため解熱剤を併用しながらがんばりました。
しばらくたってから、以前とは明らかに違う全身倦怠感が出現しました。
肝障害が進んでいるのか?とも考えられましたがそうではないようです。
Eさんは、主治医と相談しました。
甲状腺ホルモンを調べてみました。
かなり低い値でした。
自己抗体も調べました。
陽性でした。
橋本病だったのです。
おそらく、インターフェロンによって自己免疫疾患である橋本病が引き起こされたのです。
残酷な現実でした。
自分が、採血して、そのあと自分で針刺ししたなら、まだ、納得がいくかも知れません。
あの時、なぜ、クリップの箱に針が入っていたのか?
確率の低いことが数珠繋ぎになりこのような不幸は起こりました。
この話は、友人の医師よりの伝聞により作成されています。
よって、フィクションかも知れません。
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コメント
コメント一覧
アクセス数はボロ負けですが、人気ブログランキングなら勝負になってますね。良い誘導法法今後も考えまぁす。
Tai-chan先生
針刺しのネタ期待しております。でも、あるはずのないとこの針があったら防げないですよね。昔、マイナーな漫画に『ドツボてんこ盛り』という話がありました。ほんとそんな感じですね。
片付ける時にブスッ!っと。
あの瞬間は本当にヒヤ~ッとしました。
幸い私の場合は何もありませんでしたが・・・。
同級生が、ほんとちょっと、指先かすっただけで、C型肝炎になってしまいました。幸い、インターフェロンで、消えたそうですが。
たまに、何度も繰り返す人いますよね。
明日からも、気を抜かないようにしましょうね。
私も複数回ありますよ。何も発症しなくてよかったw
笑い事ではありませんが・・・
なんせ、人間のやる事ですから。
気をつけるにこした事はありませんが。
どうしてもいやなら、仕事を辞める以外ないでしょうね。
野戦病院だったので、針刺しマニュアル通りに行動なんてトンデモなく、
そのままもくもくと仕事をしておりました。
全身倦怠感が全くとれないことも多く、
最近、γGTPも上がってきましたがこれは全く別問題ですね。
そのうちHIVも問題になってくるような気がします。
う〜ん身に覚えがありませんなんてことが。
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