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希少疾病用医薬品の適用拡大で田辺三菱、中外が大儲け
医薬品業界にオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品、以下OD)を儲けの源泉にしようという動きがある。難病患者を人質に他人の金で新薬を開発し、それを需要の大きな病気に応用してぼろ儲けするという構図。しかもODの美名の下に批判されない。
田辺三菱製薬のクローン病治療薬「レミケード」や中外製薬のキャッスルマン病治療薬の「アクテムラ」がそれで、いずれも患者数が2000人もいない難病の薬だ。
そのため薬価は非常に高価で、レミケードは11万3190円。アクテムラは5万9380円。患者は保険適用されても月に数十万円の負担を強いられる。だが、他に治療薬はないから、治療薬の社会的意義は高い。
しかし、その難病に用いられるレミケードとアクテムラは、いずれも関節リウマチ薬として適用拡大が認められた。これによって、製薬会社は大儲けすることになる。
つまり、ODとして利益が出るように設定された薬価のまま、数百万人もの患者がいる病気を対象に使うことができるわけだ。ODであることは間違いなのだか ら、厚生労働省も指定をはずしにくい。しかも、製薬会社がODを開発しやすいように、助成金や開発費支援、優先承認審査などの優遇策を行っている。
田辺三菱製薬や中外製薬のケースは、製薬会社にとっては理想的な事例なので、今後もOD開発に取り組む企業が増えていくだろう。現在発売されているODは 225品目(2009年6月)、開発中のものは43品目あまりと、活発化している。そのうち田辺三菱製薬は4品目と、そのうまみを思う存分享受しようとし ている。
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