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Doctors Blog

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抗菌ペプチドへのNEDOの助成

ryu-chan / 2009.03.27 00:42 / 推薦数 : 0

昨日発表されていますが、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDOから抗菌ペプチドによる消毒剤の開発で研究費の助成を受けることになりました。

平成20年度第2次補正「イノベーション推進事業(研究開発型ベンチャー技術開発助成事業)」の研究テーマです。

今回は、以前からアンジェスで研究を進めています抗菌ぺプチドを応用した新規消毒剤の開発プロジェクトです。

目指すは、安全・安心な消毒剤です。

従来の抗生物質は、ご存じのように耐性菌が出現する欠点のため幅広い使用が困難です。

現在では、できるだけ使用しないようにする方向です。

従って、簡便に安全かつ効率的に手術室などの消毒を行う手段が必要となっていました。

抗菌ペプチドの多くは、動植物の表皮・粘膜に抗菌性のバリアーとして存在します。

ですから、人体に対して安全ですし、作用メカニズムから、耐性菌ができにくい事が分かっています。

抗菌ペプチドは、他にも応用可能な分野が多くあり、新しい事業分野として期待できます。

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国際留学生YIA

ryu-chan / 2009.03.21 21:21 / 推薦数 : 1

循環器学会では、私たちの研究室からいくつかの賞を頂きました。

その内の一つが、国際留学生のYIAでMariana Kiomy Osakaさんの発表です。

彼女が、ブラジルからの留学生で日系3世です。

大変優秀な女性研究者です。

タイトルは、Estrogen Decreases the Activation of RANK-RANKL System in Vascular Calcificationです。

エストロゲンが、骨そしょう症だけでなく、血管の石灰化を抑えるという内容です。

女性の動脈硬化を考える上で、大変意義深い内容だと思っています。

彼女の説明を以下に書きますね。

”Aortic calcification is an independent risk factor for cardiovascular diseases, and elevated coronary calcium level is related to increased mortality.

Osteoporosis also has profound effects on health outcomes, and epidemiological studies shows that osteoporosis incidence is highly related to vascular calcification, especially in postmenopausal women.

In this presentation, I am going to show how RANKL signaling, which is already reported to regulate bone metabolism, is also a positive regulater of calcification in aorta.

RANKL is responsible to activate pro-calcification proteins, such as BMP-2, and decrease the expression of the calcification inhibitor MGP in vascular cells.

Moreover, it directly induced the vascular cells to acquire bone phenotype.

Results obtained from cell culture and animal model experiments showed that estrogen is a modulator of RANKL signaling in bone and artery, and that estrogen replacement therapy might has benefits for both osteoporosis and vascular calcification.

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循環器学会も、残すとこる後一日になってきました。

正直、3連休まるまるで、お疲れの先生方も多いのではないかと思います。

3月22日15:30-から、真田先生が下記の内容で発表します。

タイトルは、Hepatocyte Growth Factor, but not Vascular Endothelial Growth Factor, Atttenuate Ang II-induced EPC Senescence by Inhibiting PIP3/Rac1 Activity.

内容は、真田先生の要約をそのままのせますが、「HGFはVEGFと異なりAng IIによる過剰なROSを抑制し、EPC・ECの老化を抑制する。

これにより、HGF Tg mouseはAngII infusion下でもEPCの機能を保ちつつ血管新生作用を維持する。」ということです。

簡単にいえば、HGFに抗酸化作用があるという話です。

真田先生の感想は。「HGFは生活習慣病のリスクであるアンジオテンシンIIからの酸化ストレスをブロックし、細胞の若さを維持することが分かりました。

末梢性動脈性疾患に対するHGF遺伝子治療では、これまでVEGF遺伝子治療で認められた短期的な血管新生とことなり、2年後にも潰瘍治癒、無痛歩行距離の改善作用が維持されることが証明されています。

HGF・VEGFはともに血管新生増殖因子として理解されていますが、HGFには細胞の炎症、老化を抑制しつつ血管新生をする可能性が示唆されました。

これらの作用がHGF遺伝子治療の臨床結果に反映されているのではと考えています。」

ご興味があれば、お越しください。

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末梢血管の再生治療

ryu-chan / 2009.03.19 15:36 / 推薦数 : 0

私たちの教室からの発表の他に、私が座長をするセッションもご紹介します。

3gつ20日8時30分から第7会場で、私と信州大の池田先生で、末梢血管の再生治療と題してシンポジウムの座長をします。

HGFの臨床治験の結果を、東京医大の重松先生が紹介されるほか、骨髄細胞などの臨床研究の結果も報告される予定です。

また、内容はご紹介したいと思います。

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第二弾は、真田先生の発表です。

3月20日 16:30からの発表です。

タイトルは、Hepatocyte Growth Factor Attenuate Ang II-induced Inflammation and Proliferation of Smooth Muscle Cell through EGF Receptor Degradation
です。

内容は、HGFが、高血圧の臓器合評症の原因であるアンジオテンシンIIのシグナルを抑制するメカニズムについて明らかにしたものです。

ちょっとややこしいですが、HGFは通常では平滑筋細胞の増殖に対して作用はないのですが、外的因子(アンジオテンシンIIやTGF-b)からの過剰なシグナルが入るとそのシグナルを抑制的に制御し、動脈硬化性変化を抑制することを、明らかにしました。

真田先生の感想です。

HGFは組織恒常性を維持し、血管の若さを維持することが分かりました。 

また、色々な抗メタボ薬が組織中のHGFをup-regulateすることが知られています。

この研究は単にHGFの働きを解明しただけでなく、これらの薬剤の下流でHGFが血管の修復に働いている可能性も示唆しています。

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さあ、明日からは循環器学会です。

我々の研究室からの発表内容を順次紹介したいと思います。

まずは、3月20日(金)15:30~からの発表で、楠先生です。

発表する先生からのコメントは最後に付けていますが、私から要約を書きます。

HGFが細胞増殖シグナルであるPI3K/Akt経路を負に制御するPTENをup regulateすることで、Angiotensin II Type 1 Receptor(AT1R)からの経路が抑制され、腎線維化抑制に働くという内容です。

HGFのトランスジェニックマウスを用いて、腎臓の線維化を抑制することを明らかにしています。

HGFは、急性や慢性腎不全に対して有効ですが、そのメカニズムを明らかにしたものです。

番号: DPJ-013

題名: Hepatocyte Growth Factor Attenuates TGF-β1 Angiotensin II Crosstalk by Down Regulation of  Angiotensin II Type 1 Receptor Through PTEN/Akt Pathway

感想:はじめて参加する全国規模の大きな学会なので、非常に不安ですが宜しくお願いします。

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いよいよ循環器学会

ryu-chan / 2009.03.13 08:48 / 推薦数 : 0

春の学会シーズン真っ最中ですが、いよいよ大型の学会が開催される季節になりました。

来週には、大阪で循環器学会が開かれます。

我々のところからも、いくつか面白い発表をしますので、順次お伝えしたいと思います。

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祝!カーネルおじさん発見

ryu-chan / 2009.03.12 07:21 / 推薦数 : 0

既にテレビで放映されまくっていますが、ついに阪神に呪いをかけていたカーネルおじさんが、発見されました。

関西在住者にとっては、のどに刺さった骨状態でした道頓堀に沈んだカーネルおじさんですが、まさか発見されるとは・・・。

かつて、探偵ナイト・スクープ(これも関西人しか、この番組の面白さはわからないですが)で、道頓堀川をさらったのですが、発見されず、このまま行方不明と思われていました。

今年は、阪神優勝は、本当にあるかもです・・・。

私は、バブル崩壊も、カーネルおじさんの呪いだったかもと思っていますので、これで日本経済復活もあるかもです。

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FDAとの合意

ryu-chan / 2009.03.05 08:38 / 推薦数 : 0

3月に入っても学会続きで忙しく、なかなかブログの更新ができません・・・。ごめんなさい(~o~)。

遅ればせながら、FDAとのface-to-face meetingの内容を説明します。

アンジェスからも、既にプレスリリースがでていますが、今回の最大のポイントは、従来の試験で対象としていた内科的及び外科的血行再建術の適応が困難な重症虚血肢(閉塞性動脈硬化症)患者に加え、外科的血行再建術は不可能ではないが手術によるリスクがある患者も対象としたことです。

いわゆるno optionの患者さんだけでなく、poor optionの患者さんも対象にして良いという意味になります。

no optionというのは、他に全く治療法のない方になり、poor optionとしては普通は手術や血管拡張術はしないという方です。

専門用語が多いので、分かりにくいですが、簡単にいうと全員一致で方法がないというのか、難しいよねというのかの違いになるのですが、患者さんの数としては10倍ぐらい異なります。

患者さんの数が10倍ぐらい違うというのは、試験対象の患者さんをより広い範囲とすることになるので、これから始まるフェーズIIIの試験で、早く終わることになります。

でも、もっと大きいのは、発売後の患者さんの対象が広がることになります。

適応という形で薬を使用する患者さんの範囲が限定されるのですが、その時に幅の広い患者さんに使ってもらうことができますので、売上も大型になることが期待できます。

今回のアンジェスのフェーズIIIは、初めてFDAがpoor optionの患者までの適応を認めたことになり、血管新生分野では実はものすごく大きな方向転換になります。

日本のフェーズIIIのデータのpotentialが認められたのも、今回の面談の成功のポイントでした。

他のライバルへの関係もあり、詳細なエンドポイントの合意はお話できませんが、対象が拡大されたことにより、こちらも従来にない形になりました。

より臨床的に意味のあるエンドポイントで、アンジェスの大きなポイント確保になりました。

また、FDAからは、SPAの取得を進められた。

SPAに関しては、次回ご紹介します。

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