今日は、嬉しいニュースがあります。
以前から、メディキットやホソカワミクロンさんと進めていたDEBカテーテルで前進がありました。
先週私の故郷の倉敷で開催された『第11回日本栓子検出と治療学会』のシンポジウムで発表いたしましたが、大変良い動物実験の結果が出ました。
DEBカテーテルというのは、炎症を抑制するNFkBデコイを血管の詰まりを防ぐバルーンカテーテルの表面に塗布して、血管を拡げると同時に血管の詰まり(再狭窄)を予防しようというアイデアです。
DEB=Decoy Eluting Balloonの略で、デブではありませんので、念のため。
冠動脈では、薬剤流出性ステント(DES)というのが、再狭窄予防を目的として、大きな市場を取っていますが、まだバルーンカテーテルでは薬剤流出性はありません。
今回ウサギを用いた動物試験において、有効性を明らかにすることが、できました。
使用したのは、NFκBデコイをホソカワの200ナノメートルの生体適合性高分子PLGAナノ粒子に封入し、メディキットが薬剤塗布したPTAバルーンカテーテルです。
結果は正直予想以上で、普通に血液内にいれても、薬剤は全然取れず、病変部位で拡張すると、うまく血管に入れることができました。
その結果、血管の詰まりは、通常のデコイを含有していないPTAバルーンカテーテルと比較したら、統計学的に有意に抑制されていました。
今回の結果は、我々にとっても、長年のアイデアが証明された大変うれしい結果です。
これで、世界で初めての薬剤溶出型カテーテルの実用化に大きく前進しました。
医療機器は、医薬品に比べると、認可も早く、アンジェスの事業構築に早い段階で貢献してくれると期待しています。
今後は、できる限り早く臨床治験に入りたいですね。
このプロジェクトは、NEDO技術開発機構(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の平成19年度【健康安心プログラム】に係る「基礎研究から臨床研究への橋渡し促進技術開発/橋渡し促進技術開発」委託事業として、支援されています。
良い成果を出せそうで、安心しました。
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