今回の金融危機で、私はマスコミや政界で触れていない、あえて避けているのが、小泉改革の金融危機における意義だと思います。
まだ、引退を決めたとはいえ、現役で、かつ、この間まで小泉離れをしていたので、現時点では客観的に見れる方が少ない、いや、見たくないのだと思いますが、正しい評価をすべき時が来たと思います。
以前述べたように、小泉政権下で知的財産戦略本部の本部員として政策決定に一部関与した経験から、私からみた功の部分を述べたいと思います。
1)金融機関の不良債権処理
いわゆるバブルの後始末ですが、これは最大の功績でないでしょうか?
今回の金融危機で、日本が比較的傷が浅く、最後に日本の銀行・金融機関が救済に出ているのは、ひとえにバブル処理が終わったためです。
あの時点での小泉改革のおかげといえます(痛みは伴いましたが)。
また、アメリカのサブプライム問題対処も、実は小泉改革の焼き直しです。その意味で、政策の正当性は裏付けられたといってもいいかと思います(ただし、アメリカは日本の10倍の速度で行っていますが)
2)成長路線の堅持
構造改革による成長路線、科学技術・ベンチャー創出など日本経済の将来の方向を定めたのも大きいかと思います。現在、世界的不景気の中でも日本経済が比較的底堅いのは、構造改革が進んだためです。自民・民主どちらがとっても、揺り戻しはあったとしても、方向性は変わらないかと思います。
3)科学技術・知的財産重視路線
歴代内閣ではなかったテクノラート型の政策に大きく舵を切ったのも、功績かと思います。いわゆる分かりにくい、票になりにくい、分野で、今まで軽視されてきたが、重要な分野に取り組んだことも、大きな変化でした。
小泉改革の正確な評価をしないと、今回の金融危機の乗り切りは難しいのではないかと思います。
何でもありのとりあえずの対策の後、どうするか?これが、難しいです。
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