アンジェスのヨーロッパのパートナーであるavontechの開発しているSTAT-1デコイのフェーズIIの結果が出てきました。
既にアンジェスからプレス・リリースがでていますように、STATに関連するバイオマーカーにてPOC( Proof of Concept )が確認できました。
POCとは、何か?
POCとは、理念の正しさが証明されたという意味で、臨床試験でその効果が確認されたという意味です。
平たく言うと、STAT-1デコイの有用性が臨床で証明されたということになります。
通常、POCが取れるとビックファーマが提携に乗り出すことが多く、バイオベンチャーの一応の到達目標です。
今回のフェーズIIでは、尋常性乾癬に対して、皮膚生検でバイオマーカーが、統計学的に有意な改善がSTAT-1デコイ投与で観察されました。
さらに、皮膚炎症特異的又は活性化STATに関連したバイオマーカーの低下も観察されました。
これは、大変良い結果で、STAT-1デコイが尋常性乾癬に対して有意義であることを示しています。
アンジェスにとっても、期待できる成果です。
尋常性乾癬は、日本では多くありませんが、欧米では大変多い病気で、大きな市場があります。avontechにも、期待したいです。
今回の試験を行ったKrueger教授は、「STAT-1とSTAT-3が乾癬に特徴的な炎症反応を躍起する主な因子として知られていることから、これらの結果より、AVT-02 UEが非常に有望であることが示されています。 分子医薬としての視点では、AVT-02 UEによるSTAT-1とSTAT-3の阻害作用は、Th17細胞に関連して主要な病因となるサイトカインを標的とする新規の分子メカニズムと言えるでしょう。 最近の研究によると、IL-17, IL-22, IL-23 や IL-12などのTh17細胞に関連するサイトカインが、とても興味深い乾癬の標的分子であることが示されています。 従って、そのようなメカニズムを持つ新規薬剤は素晴らしい可能性を有している。」と評価しています(ここは、彼の言葉ですが、難しい表現ですが、期待できると言っています)。
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10月22日の日経産業新聞に私たちの研究が掲載されました。
ご存じのように、HGF(コラテジェン)をアンジェスでは開発していますが、血管再生治療は皮膚移植とか糖尿病に伴う潰瘍などにも効果があります。
ただし、通常は筋肉注射ですが、この場合は筋肉注射ではなく、皮下注射になります。
皮下注射は、筋肉注射に比べて、遺伝子の導入効率が悪いという欠点があります。
その欠点を補うのが、記事で紹介された針なし注射器を使う方法で、このことにより100倍以上導入効率を上げることが可能です。
HGFが発売されると、その売り上げを伸ばすのに大変期待できる方法です。
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