新しいプレスを出させていただきました。
今度は、抗ガン剤です。
アンジェスの子会社であるジェノミディアの開発していたHVJエンベロープベクター(HVJ-E)が、抗がん剤となることが分かりました。
HVJ-Eは、がん免疫に重要な樹状細胞に作用して、がんを攻撃するTリンパ細胞やナチュラルキラー(NK)細胞を活性化することが明らかとなりました。
また、同時にがん免疫を抑えてしまうといわれている制御性Tリンパ細胞の機能をコントロールすることで、効率的にがん免疫を活性化することが明らかとなっています。
ということで、あれ?がんに効くのでは、ないか?と阪大の金田先生のラボとジェノmディアの研究で抗がん剤の可能性を調べました。
すると、いくつかのがん動物モデルで効果が出ました。
特に、ホルモン抵抗性の前立腺がんモデルで良い結果を出すことができました。
そこで、がんの開発に得意なTSDという会社で前立腺がんの抗ガン剤としての独占的製造開発販売権を供与することになりました。
TSDは、元々アストラゼネカや武田にいたガンの開発などをしていた方々が作った会社で期待できるので、今回開発をお任せすることにしました。
前立腺がんの国内での年間新規罹患患者数は、2005年には3万7060人から、2010年に5万3357人、2020年に7万8468人になると推測されており、今後高齢化に伴って急速に増加すると予測されています(がん・統計白書 2004)。
また、国内の死亡者数は、2005年で9,265人であり(国立がんセンター、がん情報サービス)、有効性が高い新たな治療薬の開発が切望されている疾患領域です。
有名なところでは、天皇陛下も前立腺ガンですね。ホルモン剤が一般的な治療法ですが、最後は利かなくなります。末期の治療方法はないので、HVJ-Eは期待されます。
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実は、バイカルのワクチンを最初に聞いたのは、ブッシュ政権のバイオテロ対策でした。
NYのテロのあと、バイオテロが行われ、SARSやエボラウイルス、そしてトリインフルエンザの危険性が指摘され、アメリカ政府は大がかりなグラントを決めました。
国防省やCDCの支援のもと、バイカルで進んだのが、今回のワクチンです。
現在も同じかわかりませんが、前回の発生時は、もし米軍が救援に出るならば、バイカルのワクチンを打ってくる可能性が高かったようです。
「パンデミック」とは、感染症が世界的に流行することを意味しますが、日本語は「感染爆発」という変な訳語です。
過去には、ペストやスペインかぜが、有名です。特に、A型インフルエンザの変異であるスペインかぜは、世界中で4000万人以上もの死者を出したと言われています。
パンデミックは、名前のとおり爆発的に感染しますので、できる限り早くワクチンを製造して、接種できるかどうかが、重要です。
バイカルのワクチンは、その意味で製造に時間がかかりませんし、早く変異に対応できるとメリットもあります。正直流行らないことが一番望ましいですが、いざという時の備えも必要かと思っています。
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前回は、アンジェスがトリインフルエンザに対するDNAワクチンをバイカルから導入することを伝えました。
では、なぜなのか?
もちろん、バイカルとアンジェスは長いパートナーで、友好関係にあり、彼らのインフルエンザワクチンが、製造が早くでき、備蓄もできるという多くの利点を持っているのが、ひとつです。
でも、もう一つの理由は、パンデミックウイルスに対する懸念もあります。
もう忘れた方も多いかもしれませんが、数年前にSARSが話題になったのを覚えておられますか?
当然阪大も、いざという時には受け入れ先なんですが、正直大学の中ではビビリマクリ状態で、本当にきたらどうしよう?という感じでした。
まず、みんなで手に入れたのは、ウイルスカットのマスクですが、一人一個が限界!いったい一つのマスクを何日使うの?状態でした。
もう時効ですので、いいかと思いますが、周りの医者に聞いた中で流行した場合、大学に来る医者は、予防対策がしっかりしない限り半分もいそうにありませんでした・・・。
で、私がこの時思ったのは、いざという時には緊急ワクチン!
そして、ここ数年冬になると繰り返されるトリインフルエンザの恐怖!
何か、対策は?ということで、以前からバイカルのワクチンに注目していました。
以下、次回です。
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