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< HGFの新たな特許が成立しました! | メイン | パンデミックウイルス >

今日、新しくプレス・リリースがアンジェスから出ています。

今までのHGFやデコイとかなり趣を変えた内容です。

実は、提携先であったバイカルからトリインフルエンザウイルスに対するDNAワクチンを導入することになりました。

鳥インフルエンザの怖さはテレビなどで発表されているとご存じだと思います。

この鳥インフルエンザウイルスが変異を起こしヒトへの感染性を有した新型インフルエンザウイルスになると大変なことになります。

ヒトにはこの新型ウイルスに対する免疫がないため、ウイルスが次々にヒトに感染、伝播し世界的な大流行(パンデミック)となり大きな健康被害とこれに伴う社会的影響が懸念されています。正直結構な確率でありそうな気がしています。

厚生労働省による新型インフルエンザの被害想定では、国内患者数は13002500万人、死亡者数は1764万人だそうです(えらく、幅がありますが)。

それに対応して、新型インフルエンザに対するワクチン開発が急務ですが、まだ新型インフルエンザウイルスが発生していないので、実は今は製造できません。

当たり前ですが、新型ウイル社スは存在しない段階では無理です。

そこで、タミフルが備蓄されているわけです。

では、発生したらどうなるか?

新型インフルエンザが発生し、ウイルスが同定されてから、ワクチンを作るのですが、時間がかかると間に合いません。

また、トリインフルエンザなので、ワクチンの製造に使う卵の入手は、かなり困難だろうと思っています。

理想的なのは、速やかにかつ大量にワクチンを製造する技術です。

今回導入するバイカルのDNAワクチンは、ウイルスの同定から6-8週間で製造することができます。

従来型のワクチンが6ヶ月程度の期間を必要とするのに対し、Vical社のパンデミックインフルエンザDNAワクチンは製造期間の大幅な短縮が図れるのが特徴です。

また、製造されたワクチンの備蓄期間も非常に長く2年以上は安定ということがわかっており、今後のプレパンデミックインフルエンザ対応にも有益な備蓄ワクチンになる可能性があります。

実は、このバイカルのDNAワクチンの開発には、アメリカ政府のグラントも多く入っており、バイオテロ対策として国策で進められているものです。

既に、米国で実施された第I相臨床試験の初期成績においては、安全性が確認されると伴に、H5N1亜型インフルエンザウイルスに対する抗体産生が認められています。

普通の薬のように、プラセボとの比較もできませんし、通常はフェーズIIが終了すれば、それで発売になります。

この場合は、備蓄ということになりますね。これから冬に向け、トリインフルエンザに対する安全・安心の武器として、貴重な医薬品になると思っています。

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