今年は、悲しい話が続きます。
以前に大学発バイオベンチャー協会会長の水島先生の突然の訃報をお伝えしましたが、また悲しい知らせが届きました。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の田中克平・前生物系審査第一部長が逝去されたというニュースが入ってきました。
田中部長といえば、医薬品医療機器総合機構の生物系審査部長として、再生医療の迅速な実用化に大きく貢献された再生医療・遺伝子治療の恩人です。
また、医薬品のイノベーションに向けた取り組みを、その独自の語り口で多くの学会で紹介してくださり、私たちを元気づけてくれました。
まだ、50歳という若さでの死去です。立場は違いましたが、日本の医薬品産業のグローバル化という点では、気持ちを同じくしていたと確信しており、恩人であると同時に同志を失った気持で一杯です。
ご冥福を祈るとともに、医薬品審査の改革も道半ばですので、後に続く方が、その志を引き継いでいただきたいと思います。
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毎日暑いですね。大阪はいつものように、沖縄以上です。
しゃれにならない寒い記事が出ていましたので、ご紹介します。
「ステロイド不使用」をうたい通信販売されていた化粧品から、医薬品並みの濃度のステロイドが検出されていたことが、報道されました。
これは、明らかに薬事法違反で、違法行為ですが、意外に?よく聞く話です。
化粧品は全成分表示が義務づけられているのですが、正しいかどうかはメーカーの善意次第です。
「ラバンナ」(東京都新宿区)という会社が発売していた化粧品クリーム「NOATO(ノーアト)クリーム」という商品のことですが、インターネットの口コミサイトなどで「ステロイドが入っていないのにアトピーの肌がよくなった」と人気だったそうです。
入っていたのは、最強ランクのステロイド(プロピオン酸クロベタゾール)で、通常は顔面には医者でも使いません。
最強のステロイド入りですから、良く効くのは当たり前ですよね。
ところが、商品紹介サイトでも「ステロイド剤などの成分は一切含まれておりません」としていたそうですから、怖いです。
私も、ある企業の方から、良く効くクリームがあるので、共同開発しないかと持ちかけられ、調べたら内緒でステロイドが入った商品だったという話を教えてもらったことがあります。
記事では、「今回のクリーム購入者の多くはアトピー性皮膚炎の患者で、ステロイド不使用をうたうことで商品が売れたのは、それだけステロイドに拒否感をもつアトピー患者が多いことのあらわれともいえる。」と締めくくっていますが、それだけステロイド以外のアトピー薬を待ち望んでいる患者さんが多いということだと思います。
NFkBデコイ軟膏が、そのお役に立てればいいと思います。
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