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HGFのリンパ浮腫に対する作用

ryu-chan / 2008.07.02 15:11 / 推薦数 : 2

皆さん。新しいHGFの特許が日本で成立しました。

今回の特許は、HGFが血管再生作用を持つことから、他の血管系に対する影響を調べたことから、始まりました。

動脈だけでなく、リンパ管の再生もHGFが促すことがわかりました。

リンパ浮腫って、どんな病気と思われるかもしれませんが、がんの後とか手術の後に多くの方がなられます。意外に、マーケットの大きな領域なんですね。以下にプレスリリースを載せさせて頂きます。

当社は、日本において、HGF遺伝子またはHGFタンパク質によるリンパ浮腫を対象とした医薬用途特許が成立し、本日、特許公報(特許第4111993号)が発行されたことをお知らせします。

 

 本特許発明は、HGF遺伝子またはHGFタンパク質を有効成分とするリンパ浮腫治療薬に関するもので、すなわち、HGF遺伝子またはHGFタンパク質を投与することにより、リンパ管新生を促進するリンパ浮腫の新しい治療法を提供します。

 

 当社は、HGF遺伝子治療薬の開発を進めており、末梢動脈閉塞症(PADPeripheral Arterial Disease))領域においては、本年3月に国内で虚血性疾患治療剤「コラテジェン」として新薬承認申請しておりますが、さらに、HGF遺伝子治療薬の新たな適応症への拡大を目指しています。本特許の成立は、HGF遺伝子またはHGFタンパク質を新たな適応症であるリンパ浮腫の治療薬として、独占的に製品化する権利を確保したことを意味します。

 

リンパ系は、毛細血管から漏れ出した組織液を再びリンパ管を通して血液に回収する機能があります。リンパ浮腫は、このリンパ系の輸送・回収機能に障害がおこり、組織液中に血漿タンパク質や水分が貯留した状態で四肢に多くみられ、主に先天性や原因が不明な一次性リンパ浮腫とリンパ流障害の原因が明らかな二次性リンパ浮腫に分けられます。国内で罹患率調査例が少ない為、明確な数値はわかりませんが、二次性リンパ浮腫の一つである乳がん手術後のリンパ浮腫では5年発症率が約30%という報告があり、乳がんや子宮頸がん術後の患者さんの多くがリンパ浮腫で悩まされていると言われています。

 

リンパ浮腫の治療法としては、浮腫を軽減するためのマッサージや、マッサージ等により細くなった状態を維持するバンテージ(サポーター)を用いた圧迫療法等が行われています。しかし、対症療法しかないのが現状であり、本特許発明によりHGF遺伝子またはタンパク質の投与による新たなリンパ管形成に基づいたリンパ浮腫の根治療法の開発が期待されます。

 

 なお、本特許は、米国及び欧州に出願しておりますが、日本で最初に登録されました。

 

 当社はHGF遺伝子治療薬の開発プロジェクトをより拡大強化するため、他疾患への医薬用途についても順次特許出願し、一層の特許網強化を進めてまいります。

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