前回のスーパー特区に加えて、2つ目のビックニュースが24日の日経夕刊に出た国立大も株取得可能にというニュースです。
このことについて書く前にコメント制限の案内をさせていただきます。最近いわゆるスパム・メールがコメントとトラックバックに多く送りつけられ、一日に数十件に上っています。そこで、しばらく意味のないコメントを省くために、事前チェックにいたしました。ご理解いただければと思います。
さて、本題です。今回の国立大の株取得は、以前から知的財産本部や総合科学技術会議で私が求めてきたことですが、財務省の壁に阻まれて日の目を見なかった改革です。
数年前に特許のライセンス料としてのベンチャーの株やストックオプションの取得は可能になったのですが、運用条件が悪く、上場次第売却しなくてはいけないようなスキームになっており、ベンチャーからみればとても株をもってもらえないような状態でした。
今回の改正で、いよいよ欧米型に近づいて、大学が自由な資金を得る機会が拡大します。
産学連携といえば代表例であるスタンフォード大学は、実グーグルの大株主でした。IPO時に売却を行い、数千億円の資金を得て、現在バイオとITの融合施設の建設を進めています。
このような産学連携こそ本格的なイノベーションの創出を促します。また、一歩夜明けが近くなりました。
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皆様、ありがとうございます。アクセス数が100万を超えました。100万越えの内容は何にしようかと思ったのですが、大きなニュースがいくつかありました。
ひとつは、厚生労働省、文部科学省、経済産業省、内閣府が2008年4月24日に開催した「第1回革新的創薬等のための官民対話」です。
従来行われていた「革新的創薬のための官民対話」に岸田文雄内閣府特命担当大臣、テルモ和地孝会長などが加わった新組織です。
重要なのは、先端医療開発特区(通称、スーパー特区)が了承されたことです。
スーパー特区では、iPS細胞、再生医療、革新的な医療機器の開発、革新的バイオ医薬品の開発、その他、国民保健に必要な治療・診断に用いる医薬品・医療機器の国際的な共同研究開発の5つが重点分野に位置づけられました。
今後、2008年夏までに研究拠点や研究機関の複合体を公募するということですが、一番期待されるのは、開発段階から医療機器医薬品総合機構と協議の場を設けることです。
従来より加速した審査が期待されますね。
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実は、今年から日経BP社の広告大賞の審査員になりました。写真は、第14回の授賞式の模様です。
皆さんにおなじみの日経メディカル、日経ヘルスケア、ドラッグ・インフォメーションの3誌のそれぞれで、最もよい広告を選んで表彰するものです。
更に、日経BP社の他の雑誌からも選ばれた広告の中で最優秀を決めます。
昨年は、武田のブロプレスの広告が最優秀だったんですが、今年は残念ながら医学領域からは出ませんでした。
ただし、ファイザーのジェイゾロフトの広告が審査員特別賞をとりました。
ア~、アレと思った方は、よく読まれていますね。ひまわりと飛行機の宣伝です。
なぜ、ひまわりと飛行機か?うつ病の薬ですので、ひまわりは薬の効いた爽快感ですね。
では、飛行機は?実は、離陸と着陸という飛行機の運航で一番難しい場所を、うつ病治療の過程にたとえているんですね(皆さん、ご存じでした?)。
他の分野の方からは、とてもプロでは思いつかない初心者の広告?という、褒められたような、いないような評価を受けて、選ばれました。
日経メディカルの広告賞は、第一三共のオルメテック(血管の絵の宣伝ですね)と万有製薬のプレミナント(あの虎のですね)が選ばれました。どちらも、インパクトの高い宣伝です。
審査員をしてわかったのは、外資系の会社はやっぱり広告に力を入れていることと、医療領域の宣伝は、他の業界から考えるとかなり意外感のあるものだということでした。
さあ、来年は何がとりますでしょうか?
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ついにナグラザイムを発売いたしました!皆様、お待たせしました。
これまでにも、承認やら薬価収載やら、ネタを小出しにしてきた感じでしたが、ついに新発売です。
これで、正式にアンジェスとしては患者さんにナグラザイムを届けることができますし、アンジェスとしての初の商品です。
アンジェス製薬(あるいは、ファーマ?)への第一歩です。
次は、コラテジェンの発売といきたいですね。
以下は、アンジェスのプレス・リリースです。
当社は、ムコ多糖症Ⅵ型治療薬「ナグラザイム点滴静注液5mg」 を、本日、国内で新発売いたしましたので、お知らせいたします。当社にとっては、本剤が自社販売する初めての製品になります。
ナグラザイムは、当社が米国BioMarin Pharmaceutical Inc.から国内での開発及び販売権を取得した医薬品で、ムコ多糖症Ⅵ型患者で欠損している酵素を外部から補う、いわゆる酵素補充療法を目的として開発された薬剤です。ムコ多糖症Ⅵ型に対する治療法としては、骨髄移植術がありますが、ドナー確保の問題や移植に伴うリスクがあり、より安全で有効な治療法が求められています。ナグラザイムは、米国及び欧州においては既に上市されており、国内においても患者団体や学会から早期使用の要望が高く、当社も早期上市に向けて準備を進めてまいりました。
<「ナグラザイム点滴静注液5mg」の概要>
製造販売承認取得日: | 平成20年3月28日 |
製品名: | ナグラザイム点滴静注液5mg |
一般名: | ガルスルファーゼ(遺伝子組換え) |
効能・効果: | ムコ多糖症Ⅵ型 |
用法・用量: | 通常、ガルスルファーゼ(遺伝子組換え)として、1回体重1kgあたり1mgを週1回、点滴静注する。 |
薬価: | 5mg 5mL 1瓶 256,775円 |
発売日: | 平成20年4月14日 |
以上
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今日のテレビにも少し紹介されましたが、橋下知事が彩都を訪問されました。
アンジェスの入っているバイオインキュベーターも視察対象で、久しぶりにお会いいたしました。

知事就任以降、色々な意味で話題性豊富ですが、エネルギッシュで頭の回転の速いところは、知事になられても全然かわりませんでした。
ちなみに、現在大阪での支持率は、85%!という驚異的な数字です。
現場感覚を知りたいということで、今回のインキュ訪問でしたが、日本最大のバイオクラスターの活気は伝わったように思いました。
驚いたのは、取材陣の多さで、テレビクルーやカメラマンなどびっくりするくらいの人が付いてきていました。
これからも大阪のバイオは、伸びていきそうです。
ちなみに、少しだけ私も映っています・・・。
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またまた、ビッグ・ニュースが飛び込んできました。タケダが、ミレニアムを買収しました。
日経からの引用ですが、武田薬品工業は10日、約88億ドル(約8800億円)を投じて米ナスダック上場のバイオ医薬品会社ミレニアム・ファーマスーティカルズ(マサチューセッツ州)を買収すると発表したということです。
新聞では、ミレニアムはガンと炎症疾患の遺伝子治療も含めて重点的に研究しており、武田は自社の研究開発能力と補完関係を築けると判断したとなっていますが、この会社は名前のとおりミレニアム(2000年)ごろ盛り上がってゲノム・ベンチャーの有名どころです。
もともとは、オーダーメード医療を開発するというのが売りだったんですが、その後本格的に創薬に転じた有名なバイオベンチャーです。
武田の買収案件としては最大規模ということですが、ミレニアムで米国のバイオの10番程度ということで、アメリカではベンチャーの買収もお金がかかります。
逆にいうと、それだけアメリカのバイオが成長しているということです。日本では、こういう大型買収劇があと10年もすれば見れるようになるかもしれませんね。
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低気圧で雨続きで、桜も終わってしまいそうです。
その中で?、昨日、大阪証券取引所の新興市場ヘラクレスにアールテック・ウエノが上場しました。
バイオベンチャーの上場は、以前はマザーズ、最近はNEOが多いですが、久々にヘラクレスへの上場です。
また、海外でのバイオベンチャーの上場という点でも久々です。
幸いにして、上場初値は71万円と、公開価格の50万円を4割以上上回る水準となり、良いスタートを切りました。
今年に入って、バイオベンチャーの上場が続いており、悪くありません。
ということで、大学発ベンチャーの現状を書こうかなと思っていましたら、DNDの出口さんのサイトで大学発ベンチャー株式公開というページを見つけました。
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皆さん。
桜が残り少なくなってきましたが、花見に行かれましたでしょうか?
私は、桜=花粉症で、ここ2日ほど楽しくはありません(最もバーベキューはしましたので、楽しい時もありました・・・)。
ということで、桜咲く話題を書きたいと思います。
アンジェスの開発しているNFkBデコイの特許が欧州でも成立しました。
既に、日本では成立していましたが、欧州でも成立しました。
これで、また一歩NFkBデコイの権利化では前進したことになります。
以下にプレス・リリースを掲載しておきますね。
NFκBデコイオリゴの医薬特許が成立(欧州)-アトピー性皮膚炎が対象- 当社は、欧州においてアトピー性皮膚炎に対するNFκBデコイオリゴの医薬特許が成立し、4月2日に特許公報(EP1362600B1)が発行されましたことをお知らせします。 本特許は、「アトピー性皮膚炎を治療するためのNF-κBデコイオリゴを含む経皮外用剤」を広く対象とするものであり、欧州におけるNF-κBデコイプロジェクトを、長期にわたり強力にサポートするものです。なお本発明は、日本においては特許登録済みであり、また米国などにおいても特許出願中であり、国際開発をカバーしております。 さらに当社は、本特許以外にも、喘息、動脈瘤、臓器/血管移植、乾癬、関節リウマチ、骨形成など、NF-κBデコイオリゴの他疾患への用途についても順次追加特許出願し、臨床適応の拡大に対応した知的財産の確立を目指しております。 また、炎症性疾患、虚血性心疾患、自己免疫疾患、癌の転移・浸潤または悪液質治療に対しては、すでに欧州特許登録されています(EP0824918B1)。
なお、当社は、国内においてNF-κBデコイオリゴのアトピー性皮膚炎に対する開発を進めておりますが、欧州及び米国については開発権をMeyer Pharmaceuticals LLCに供与しています。
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この数字は、このブログでもお馴染みの人呼んで大学発ベンチャーの守護神、DNDの出口さんのブログからとってまいりました。
出口さんのDNDでの調査では、ついに大学発ベンチャーの上場数が22社に達したそうです。引用いたしますと、
「株式公開を果たした大学発ベンチャー数は、この3月末現在でバイオ系を中心に22社余り誕生していることがDNDメディア局などの集計で浮かび上がってきました。この数字をどう読む、そこに細かな分析を加える必要がありそうですが、ざっくり言って当初の予測を上回る大健闘といえるのではな
いか。」
実際意外に?多く上場していますね。バイオ系だけでも、アンジェス、メディネット、オンコセラピー・サイエンス、LTTバイオファーマ、などです。
今年になってからは、ナノキャリア、カルナバイオサエンスが続いています。
なんといっても嬉しいのは、出口さんの調査によると、
「大学発バイオベンチャー協会所属の上場企業は大学発ベンチャー74社のうち10社の二ケタ台に乗せてきました。」
ということで、大学発バイオベンチャー協会も、お役に立てていて嬉しい限りです。
さあ、今年は最終的に何社上場できますでしょうか?
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聞きなれない言葉がでてきたとお思いの方も多いと思います。
私にとっても、同様です!
実は、今年から来年にかけて、上場あるいは上場を目指している会社にとって、最大の話題が、この内部統制です。
一言で言えば、コンプライアンスの向上のために、会社内部でのルール作りなんですが、正直説明されても、難しいと思ってしまいますね。
元々、アメリカでエンロンという会社が、監査の目をかいくぐり、突然倒産をしたという事件から始まり、SOX法という新しい規制が始まったことによります。
日本でも、西武・カネボウなどから始まり、最近のグッドウイルに至るまで、内部統制のできていない会社の不祥事が続発し、J-SOX法と呼ばれるアメリカと同じ制度が、導入されました。
これにあわせないと、上場させてもらえないので、各会社とも必死なんですが、問題はお金と手間がものすごくかかること!
正直、小さなベンチャーでは、大変です。実際、上場のために整備した結果、人件費と費用がかさんで、赤字になり、上場できなくなったという笑い話のような悲劇も生まれています。
アメリカでは、バイオベンチャーなどはSOX法の除外になっている部分が多いのですが、それでも不十分だということで、バイオ業界がロビー活動をしているぐらいです。
日本では、ベンチャーも含め全て同じ範囲ですから、大変です。これも、官製不況の一つになりかねません。
なぜ、こんな話題をしたか?実は、内部統制のシンポジウムでパネリストを務めてきました。
正直、私は監査に関して専門でないので、重すぎる荷物でしたが、受けた以上は・・、ということで、にわか勉強で立ち向かってきました。
予想以上の多くの方がこられており、興味があるのだなあと感心しました(正確には、戸惑っておられるのでしょうが・・・)。
結果、私にとっては、内部統制の確立=企業価値の向上=時価総額の上昇、という結論を得ました。
内部統制では、手間とお金がかかるということは、間違いありませんが、企業の継続性や効率性を長期的には上げます。
その意味で、やはりしっかりすべきです。おそらく、将来は内部統制に注目したファンドや株の購入方針なんてのも、できるのではないでしょうか?
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