皆様
あけましておめでとうございます!2007年も去り、いよいよ2008年のスタートです。どんな年になりますでしょうか?
今年もよろしくお願いいたします。
実は、毎年日経BP社で新春展望をここ数年お願いされています。下記は、そこで書いた内容なんですが、改めて新春展望としてお読み下さい。
2008年は、バイオの年?
皆さん。あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。
恒例の新春展望ですが、日経BPの橋本さんから記事を催促されてしまいました・・・。実は、昨年の終わりに、アンジェスの上場5周年のパーティをささやかながら開かせていただいたのですが、橋本さんにも出席していただきました。どうも、その見返りのようです。一宿一飯の恩を返さないようでは、世間に顔向けができません。私の信条?、義理と人情、からいっても、断れません!ということで、今年も大胆予測させていただきますね。
昨年は、「2007年はバイオ元年、夜明け前」と、お伝えしてきましたが、2008年はバイオの年、いよいよ夜明けがやってきます(ちょっと、あまりにも大胆な新年予測で、少し心配になってきました・・・)。最も根拠がないわけではありません。ご存知のように、昨年は1)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングによる日本で最初の再生医療商品ジェイスの承認獲得、2)アンジェスMGによる血管再生薬HGFのフェーズIII成功、3)京大山中教授によるiPS細胞、4)J-TECの新興市場NEOへの上場(株価は予想をやや裏切りましたが、今年を期待しましょう)、など、多くのイベントが続きました。
2008年には、J-TECではいよいよジェイスの販売が始まりますし、アンジェスではムコ多糖症VI型の治療薬ナグラザイムの承認獲得、HGFの承認申請などのイベントが予測されています。また、NEOやマザーズへのバイオベンチャーの上場予定も数社あります。iPS細胞の可能性も、もっと見えてくるでしょう。大学発ベンチャーも、益々話題を呼ぶと思います。
しかし、私個人としては、最近疑問に感じていることがあります。それは、そのような状況にも関わらず、大学発ベンチャーに対する逆風が収まらないことです。確かに、未だ多くのベンチャーが赤字で厳しい経営です。しかし、本来大学発ベンチャーの多くはバイオ系などのモノ作り企業が多いため、サービス業のような急速な売り上げ増大を示す企業は元々多くないことは予測されたことです。大学発ベンチャー振興は、従来の日本では育ちにくくなってきた将来の発展のための基盤産業育成の視点も持っているのですから、場当たり的なことでなく、社会的意義を理解したより一層の支援を求めたいと思います。
一方、私たちベンチャー側の反省も必要です。残念ながら、上場バイオベンチャーですら、新興市場の混乱に代表されるように、研究開発さえ行えば良いと考える研究開発至上主義、コンプライアンスやガバナンスの欠如、頻繁な下方修正など、技術と両輪をなすべき経営の未熟さを露呈しているのも事実です。私も、偉そうに言える立場ではないですが、関わっている大学発バイオベンチャー協会や青い銀杏の会などの活動を通じて何とか応援したいと思います。
橋本さんから、キーワードを3つといわれていますので、ここでお伝えしたいと思います。遺伝子治療(またかといわれそうなので、言い訳も一つ。実は話題のiPS細胞も遺伝子治療ですので、キーワードに入れたいです)、政界再編(大連立ありというのが私の予想ですし、これ以上の混乱は日本経済に困るので、すべしという意見です)、最後はベンチャーです。2008年は、NEOが出来たことやベンチャーによるイノベーション進展で再度脚光を浴びると読んでいます。さあ、あたりますでしょうかね?
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