今日は厚労省班会議(難治性血管炎に関する調査研究班)の会議に出てきました。私は、その中の大型血管炎の臨床研究分科会の班員として出席してきました。
全体の班長は、聖マリアンナ医科大の尾崎承一教授で、私どもの分科会班長は東京医科大の重松宏教授です。この班では、HGFのバージャー病に対する研究を重松先生の下で進めてきましたが、今日HGFのフェーズIIIの結果とあわせてその内容が明らかにされました。
バージャー病という病気をご存知ですか?難病に指定されているようにあまり多い患者さんはおられません。かつては、エノケン病といわれていました。
エノケンさん(榎本健一さん)がこのバージャー病で足を切断されたために、このように以前は言われていたようです。私も、エノケンさんのリアルな活躍はみていないのですが、かつての大変有名な喜劇役者(今でいうとビートたけしさんでしょうか?)で、足の切断は大変ショッキングだったようです。
原因としては、喫煙による自己免疫といわれていますが、未だにはっきりしません。アジア人に特異的であるため、遺伝的な背景も言われています。
閉塞性動脈硬化症と違い、若年男性での発症がほとんどいう珍しい?病気です。
バージャー病では、プラセボのないオープン・ラベル試験が班に参加している施設で進められてきました。オープン・ラベルでしたが、潰瘍の改善に関して良好な結果が明らかにされ、フェーズIIIの終了に伴いこちらの班での臨床試験も終了することになりました。
バージャー病の臨床試験でも多くの患者さんや先生方にご協力を頂きました。改めて御礼を申し上げたいと思います。
閉塞性動脈硬化症の結果と合わせて、厚労省に申請していくことになるかと思いますが、早く患者さんに使用できるようになればと思います。
他にも、自己免疫疾患など多くの難治性潰瘍がありますから、このような難治性血管炎における潰瘍治療にも応用していただきたいと思います。
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