皆さん、NASDAQバイオ株式指数というのをご存知ですか?
私は、最近まで知りませんでした(勿論NASDAQは知っておりますが)。 正式にはNasdaq Biotechnology Indexというそうですが、Nasdaq株式市場に上場している米国企業のうち新たな治療薬や治療法の開発をめざす研究に取り組んでいるバイオ関連会社を対象にしています。でも、何でもOKというわけでなく、市場価格や1日あたりの平均取引株数など特定の条件を満たす必要があり、現在は150社以上により構成されているそうです。
バイオ分野の株価の動きを表すために、1993年から始まっている歴史があるものです。
今年の入れ替えで、Osiris社とGENVEC社がはいったそうです。Osiris社は、幹細胞治療による再生医療の会社で、GenVec社は遺伝子治療の会社です。この2社が入ったことは、再生医療と遺伝子治療がいよいよ実用化が近づいてきたことの証拠ですね。
特に、GenVec社はアンジェスの創業メンバーである小谷さん(元副社長)が長い間在籍していましたし、私も会社を訪問し、講演をさせてもらったこともあり、馴染みの深い会社です。
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どういう内容なのか?ということなんですが、実際に実験をした先生からコメントをもらいました。
「今回のHypertensionの内容はディオバンの急性心筋梗塞後の心拡大抑制効果の作用機序のひとつにペリオスチンが関与しているということを証明したものです。
ディオバンというのは血圧の薬です。ただこの薬は血圧を下げるだけではなく、急性心筋梗塞後の心拡大を抑制することが証明されており、世界的に使われている薬です。
その作用機序はまだ不明な点が多く、今回はその作用機序の一つを明らかにしたというものです。
また我々が注目したペリオスチンは骨の形成に関係する物質として研究されてきましたが、我々のグループよりペリオスチンが心臓の拡大に関係するという事を報告しています(Circulationに出しています)。
それはペリオスチンが細胞と細胞の接着を阻害して、心拡大を引き起こすというものです。接着を促進するものは報告が多数ありますが、接着を阻害することに着目をしたものは非常に少なく、ペリオスチンは今後の研究が期待される物質です。」
ということで、我々はペリオスチンを抑制する薬を作ろうとしています。既に中和抗体で急性心筋梗塞後で効果がありそうな結果がでており、今後が楽しみです(何でも楽しみなのか?といわれそうですが、本当なのでごめんなさい!?)。
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