< 他にも血管新生作用を持つものは無いの? |
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自治医大でパーキンソン病の遺伝子治療 >
前回からの続きです。では、結局、血管新生因子でどれがベストか?
答えは、現時点ではわかりません、ということになるのですが、私なりの考えがあって、HGFにこだわっています。
このテーマは、実験的にベストか臨床的に、あるいは、医薬品としてベストか、という問いかけによっても変わります。
実験的には、出来る限り血管再生能力が高ければ良いわけですから、前回書いたように複数の血管新生因子の組み合わせや転写因子のようにたくさんの血管新生因子の発現を亢進させればよいということになります。しかし、一方で、医薬品としての規制を考えれば、複数の組み合わせは最初の商品としては難しいでしょう。
また、転写因子もどのベクターがベストかという質問も加わるとハードルが高くなります。
現時点で、私は医薬品としての血管新生因子の必要十分条件は、1)安全性が高い(ベクターはプラスミドDNA)、2)分泌タンパクである(プラスミドDNAを使うためです)、3)単剤である(一種類の遺伝子)、4)組織内での寿命がある程度長い(プラスミドですと、寿命が短いと作用がでなくなります)、5)副作用が少ない(良く物質の性質がわかっている)、の5点であると思います。
HGFは、まさにこの条件に当てはまるので、今の時点ではベストかなという意見です。
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