前回は入学までの内容でした。当時は今のようなスーパー・ローテはありませんでしたので、大学院に入学後、まずは病棟での臨床研修がありました。その後、いわゆる医局にあがり、研究生活に入ります。
研究は、当時アメリカから帰国したばかりの檜垣先生の下につくことになりました(現在は愛媛大学の第二内科教授です)。檜垣先生の専門は、レニンーアンジオテンシン系で、アルドステロンに関してでした。特に、ウサギの副腎を培養したアルドステロンの産生系に関して造詣が深く、アメリカでも副腎に関する研究をクリーブランドで行って帰国した直後でした。
ちょうど、筑波大学で柳沢・真崎先生が、エンドセリンという新しい昇圧物質を発見されました(余談ですが、柳沢先生はその後も多くの新規物質を発見され、ノーベル賞候補といわれています。実は、私の高校の2年先輩にあたります)。
で、このエンドセリンのアルドステロン産生への影響を調べようということになりました。幸いにして、うまくいきまして、エンドセリンがアルドステロン産生を亢進することを明らかにして、BBRCに1989年に発表しました。これが、私の最初の研究論文で、実は高血圧・内分泌屋からスタートしたわけです。
続く・・・
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