もう一つの工夫はリボン化です。リボンの騎士ではありません(古いですね)。リボンというのは、デコイの端の構造です。デコイが分解されるのは、3’末端からエンド・ヌクレアーゼという酵素で切られていきます。
長持ちさせるには、3’末端から切られなくすればよいわけです。では、どうするか?実は、端っこをなくしてやります。リボンのような構造を端に付ければ、端がなくなりますので、食べられなくなります(なんか、一休さんのトンチ問答のようですね)。リボンデコイにしてやると、安定化して長持ちします。
で、今度の研究では、キメラデコイをリボン化して投与しました。今までにもキメラデコイで大動脈瘤に効果があることは報告していますが、今まではシートで大動脈の周りに巻いて投与していたのが、今度は腹くう内投与で可能になりました。既に大動脈周辺のシートでの投与では、瘤の退縮がもたらされますので、かなり臨床的に応用しやすくなってきています。更に、静脈内投与を目指した改良を考えています。今回は、ここまでの発表でした。でも、まだ手はあります(また次回に)。
固定リンク
|
コメント (1)
|
トラックバック (0)