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キメラデコイ:デコイの進化 >
今朝の朝日新聞(3月17日)に循環器学会で発表される私たちの研究内容が紹介されました。大動脈瘤に対するデコイの効果を検討したものです。
大動脈瘤は老人に多い疾患で、最近超音波を利用した検診などが増えてきたこともあり、よく見つかります。問題は見つかった後です。
今の手術の考え方は、5cmぐらいまで待機的に様子を見ます。外科の先生に相談すると、「もう少し大きくなったら紹介してください」といわれます。そうすると、内科で面倒を見るのですが、育つのを待つことになります。
盆栽が育つのであれば、安心してみていれますが、大動脈瘤を育てるのは結構怖いです。破裂の危険性は低いというものの当然ゼロではありません。患者さんも、当然不安です。
こういう状況を何か治療できないか?というのが、研究の始まりです。炎症とマトリックスの分解が原因なのは、わかっていますから、これを抑えればよいということになります。炎症は、NFkBが重要な役割を果たしていることは良く知られています。じゃあ、NFkBデコイ!ということになるのですが、マトリックス分解はNFkBも関係はありますが、それだけではありません。ets-1という別の転写因子が大事なことがわかっています。では、2つを抑えよう!
ここまでは簡単ですね。でも、2ツのデコイを混ぜる?合剤になるわけですが、その場合一つ一つ安全性などを見ていかなくてはいけません。言い換えれば、2倍の費用がかかります。
同じデコイで2つの転写因子を抑えれないか?そこで、出てきたのが、キメラデコイです。キメラって何?ここから次回です。
ちなみに、大阪では3面、東京では1面のようですね。新聞の載せ方は良くわかりません?
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