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本日アンジェスの株主総会が終了いたしました。支えてくださっている株主の方から、多くのご声援及びご助言を頂きました。その内容を生かせて進めるように頑張りたいと思います。
また、このブログをご覧の方もおられ、改めて感謝いたします。取り急ぎ、参加してくださった方及びお仕事などで参加できなかった株主の方々に御礼を申し上げたいと思います。
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アンジェスが公募をしておりましたが、無事終了いたしました。ブログでこの話題に全く触れないのを不自然に思われた方がおられたかもしれませんが、実は公募の手続き上いわゆる公募説明書以外に一切の説明などはしてはいけないというルールがあり、ブログでの説明もしてはいけないということで触れることが出来ませんでした。
無事終了しましたので、やっとお礼を述べることが出来るようになりました。
今後は、この貴重な財産を効率よく使い、皆様に納得していただけるように会社一同頑張りたいと思います(詳細は会社医療をご覧ください)。
色々ご批判もあるかと思いますが、改めてお礼を申し上げます。
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前回は入学までの内容でした。当時は今のようなスーパー・ローテはありませんでしたので、大学院に入学後、まずは病棟での臨床研修がありました。その後、いわゆる医局にあがり、研究生活に入ります。
研究は、当時アメリカから帰国したばかりの檜垣先生の下につくことになりました(現在は愛媛大学の第二内科教授です)。檜垣先生の専門は、レニンーアンジオテンシン系で、アルドステロンに関してでした。特に、ウサギの副腎を培養したアルドステロンの産生系に関して造詣が深く、アメリカでも副腎に関する研究をクリーブランドで行って帰国した直後でした。
ちょうど、筑波大学で柳沢・真崎先生が、エンドセリンという新しい昇圧物質を発見されました(余談ですが、柳沢先生はその後も多くの新規物質を発見され、ノーベル賞候補といわれています。実は、私の高校の2年先輩にあたります)。
で、このエンドセリンのアルドステロン産生への影響を調べようということになりました。幸いにして、うまくいきまして、エンドセリンがアルドステロン産生を亢進することを明らかにして、BBRCに1989年に発表しました。これが、私の最初の研究論文で、実は高血圧・内分泌屋からスタートしたわけです。
続く・・・
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むつごろうといっても、先生でも王国でもありません。実は、福岡の柳川に講演会で行ってきました。昔からのお友達のM先生が座長で、このブログでも紹介してきたイノベーション25などの内容なども紹介させていただいて、いつもの講演会とは少し異なった内容でさせていただきました。
その後、食事にいったのですが、そこで出たのが、写真のムツゴロウです。味はなんともいいがたいものがありました?(どんな味か?御自分でお試しください)
他にも、イソギンチャクの和え物?、など、有明海の珍品が出てきました。
お食事はともかく、大変懐かしい友人の先生と会えて、楽しかったです。
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デコイのシリーズのとりあえずの?最終回です。前回は、リボンデコイの将来の可能性で終わりましたので、今回は更に将来の研究方向を少し紹介していきたいと思います。デコイのナノテク化が今回のテーマです。
ナノテクに関しては、最近化粧品でも多く取り上げられており、言葉は馴染みがあるかと思います。一言でいえば、ナノサイズにするとどうなるかという技術です。なぜ、ナノサイズにするか?
ナノサイズにすると組織に入りやすくなります。今までサイズが大きすぎて入らない場合、小さくすると入れることが出来るわけです。ただ、ナノサイズというのは簡単なんですが、結構実際は難しいです。
我々も、以前からデコイの分子量が大きすぎて、なかなか組織に入れることができず、HVJを用いたり、リポソームを用いたり、いわゆるDDSを工夫してきました。ただ、他のものを入れますと、生産が難しくなったり、混ぜ物の安全性を検討しなくてはいけなかったり大変です。そこがネックになっていました。
最近私たちが大きな期待を持っているのが、ホソカワミクロンのナノテク技術です。既に化粧品としてこの技術は使われていますが、実際に私どもも実験をしてみると、よく皮膚に入ることがわかりました。
また、静脈投与でも自己免疫疾患に効果が出ることがわかりました(どんな疾患に有効かは、まだ秘密です・・・)。
また、他にもDDSによさそうな方法も紹介してくださる会社もあり、検討しています。今後、医薬品化を検討していきますが、ご期待ください。
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もう一つの工夫はリボン化です。リボンの騎士ではありません(古いですね)。リボンというのは、デコイの端の構造です。デコイが分解されるのは、3’末端からエンド・ヌクレアーゼという酵素で切られていきます。
長持ちさせるには、3’末端から切られなくすればよいわけです。では、どうするか?実は、端っこをなくしてやります。リボンのような構造を端に付ければ、端がなくなりますので、食べられなくなります(なんか、一休さんのトンチ問答のようですね)。リボンデコイにしてやると、安定化して長持ちします。
で、今度の研究では、キメラデコイをリボン化して投与しました。今までにもキメラデコイで大動脈瘤に効果があることは報告していますが、今まではシートで大動脈の周りに巻いて投与していたのが、今度は腹くう内投与で可能になりました。既に大動脈周辺のシートでの投与では、瘤の退縮がもたらされますので、かなり臨床的に応用しやすくなってきています。更に、静脈内投与を目指した改良を考えています。今回は、ここまでの発表でした。でも、まだ手はあります(また次回に)。
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キメラデコイに関して、役満・倍満が可能かというご質問がありましたが、可能です。基本的にいくらでも付けれますので、チンイツ・トイトイでも、スーアンコでもできます。
ただし、長さは長くなります。転写因子同士の距離が要りますので、ある程度は距離を置かないと効率が悪くなります。全部を同じデコイにくっつけようと思わなければ、短くても良いので、サンアンコトイトイか、スーアンコはあがり手次第というリーチでよければ、それほど長くなくても大丈夫ですので、悪くはないと思います。
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前回の続きです。そこで、2つの転写因子を抑制するために考えたのが、キメラデコイです。これは、キメラ=2つの転写因子の結合部位を持つ=デコイを意味しています。
同じデコイの中にNFkBを抑える配列とets-1を抑える配列を2つ持っているわけです。ピンフ・イーペイコウというか、ホンイツ・トイトイというか、要するにこんな感じです(どんな感じ?)。
メリットは、同時に2つの転写因子を押されますので、それだけ有効性が増します。また、製造コストは同じですし、いわゆる品質管理や安全性に関しても2つ分のお金は要りませんので、省エネです。
別々にいれたら、どうなの?という話もありますよね。上に述べた理由以外にも、当然量が倍になりますので、安全性が下がります。その意味では、一つ一つよりはバイリンガル?が良いということになります。
キメラデコイは、2つだけでなく、3つでも4つでも転写因子を阻害するように設計できますから、原則的にはもっともっと強く阻害するものを作ることができます。その意味では、いくらでも化合物が合成できる宝箱ですね。
もう一つ工夫があります。
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今朝の朝日新聞(3月17日)に循環器学会で発表される私たちの研究内容が紹介されました。大動脈瘤に対するデコイの効果を検討したものです。
大動脈瘤は老人に多い疾患で、最近超音波を利用した検診などが増えてきたこともあり、よく見つかります。問題は見つかった後です。
今の手術の考え方は、5cmぐらいまで待機的に様子を見ます。外科の先生に相談すると、「もう少し大きくなったら紹介してください」といわれます。そうすると、内科で面倒を見るのですが、育つのを待つことになります。
盆栽が育つのであれば、安心してみていれますが、大動脈瘤を育てるのは結構怖いです。破裂の危険性は低いというものの当然ゼロではありません。患者さんも、当然不安です。
こういう状況を何か治療できないか?というのが、研究の始まりです。炎症とマトリックスの分解が原因なのは、わかっていますから、これを抑えればよいということになります。炎症は、NFkBが重要な役割を果たしていることは良く知られています。じゃあ、NFkBデコイ!ということになるのですが、マトリックス分解はNFkBも関係はありますが、それだけではありません。ets-1という別の転写因子が大事なことがわかっています。では、2つを抑えよう!
ここまでは簡単ですね。でも、2ツのデコイを混ぜる?合剤になるわけですが、その場合一つ一つ安全性などを見ていかなくてはいけません。言い換えれば、2倍の費用がかかります。
同じデコイで2つの転写因子を抑えれないか?そこで、出てきたのが、キメラデコイです。キメラって何?ここから次回です。
ちなみに、大阪では3面、東京では1面のようですね。新聞の載せ方は良くわかりません?
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本日循環器学会のYIA(若手優秀研究者賞)の発表がありました。私どものところからは、中神先生が受賞いたしました(写真は、受賞光景です)。
私も、10年以上前に遺伝子治療の仕事で頂きましたが、若手の登竜門です(時間が経つのは早いですね)。それから、やっとHGFもまもなくというところにこぎつけましたが、時間がかかりました。
彼の発表は、AG30という新しい血管新生ペプチドを発見した内容です。AG30は、血管新生作用だけでなく、抗菌作用ももち、やけどのような創傷治癒に期待されており、今後医薬品として可能かどうかを検討していくことになります。
このAG30は、阪大とアンジェスの子会社のジェノミディアの共同研究で発見された新しい物質で、うまくいけばジェノミディアの大きなお手柄というところです。まだまだシーズの段階ですが、大きく育つような予感がしています(結構私の感は良いと思っています)。これから10年で薬になるかどうか?見守ってください。
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