我々はNFkBデコイはステロイドのような副作用が起こらないのが、最大のメリットだと思っています。第一の理由は、ステロイドがNFkBを直接抑制するのでなく、グルココイド受容体を抑制した結果、NFkBを抑えます。ステロイドの副作用は、このグルココイド受容体を抑制することは引き起こします。一方、デコイはNFkBを直接的に抑制しますので、こういう余分な作用はないので、同じような副作用は起きません。
第二に、ステロイドは全身投与なので、色々副作用が起こりますが、デコイは局所投与なので違います。また、血液中に入ると現在のデコイはすぐに分解されてしまいますので、全身投与でも副作用は起こらないと考えられます(最も、これは現在のデコイの応用が限定されるという意味ではマイナスです。痛し痒しなんですが・・・)。
第三に、デコイは従来の薬と異なり、完全にNFkB抑制を抑えるわけではありません。ある意味、従来の薬が作用を完全に押さえ込むゼロにする形なんですが、デコイは活性化した部分を元に戻すので、決してゼロにはなりません。従って、ゼロにする場合に比較すると副作用も小さくなります。一方、効果は原因に伴って活性化される部分は押さえていますので、十分でます。
このような理由でステロイドと同等以上で、副作用の少ない炎症・自己免疫の薬ということになります。今のところは、アトピー性皮膚炎が一番進んできています。
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