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この舌を噛みそうなタイトルは、いつもの大学発ベンチャー支援サイトDNDに投稿した新メルマガのタイトルです。内容を簡単に紹介しますと、更に風速を増していますイノベーションの風の中でイノベーション政策に関して書いたものです(内容はDNDを見てください)。

このブログの中でも議論してきたように2025年の予測は困難ですが、イノベーション25の意味を考えてみました。私は今回の会議に参加して、イノベーション25は日本で始めてのニーズ・オリエント型の政策提言システムであると思うに到りました。

何のこと?って、いわれそうですが、実は今までの日本の政策は基本的にシーズ・オリエント型です。例えば、分子イメージングを例にとります。この技術が何か世の中に役に立たないだろうかというのは、シーズ・オリエント型です。研究成果は、徐々に出てきますので、将来予測もやりやすいですので、予算もつけやすい(演繹的な手法ですね)。日本人にあった思考経路と思います。

では、ニーズ・オリエント型とは何でしょうか?がんになりたくない、じゃあ、がんを早く見つけよう、目で見ることができれば良いよね、じゃあ、必要な技術は何だろう?がんが見るには、分子イメージングという技術要素が必要だよね。そのために、分子イメージングを研究開発しよう!このような考え方です。

このニーズ・オリエント型政策は、ある意味ギャンブル的であたりはずれがあります。国民の日常生活の上で2025年にはこうなってほしい、こうあるべきだというあるべき姿論なわけですから、当然です。もちろん、技術的に出来ないことでは単なるSFですが、2025年には実現可能な要素技術を入れておけば、それは現実に実現可能な姿です。そのあるべき姿に対して、国の科学技術予算を実現されるべき要素技術につけていく、これは演繹法でないニーズ・オリエント型の予算システムです。

近い例は、アメリカのケネディ時代のNASAの宇宙開発です。宇宙へ我々は進出するのである、そのために必要な要素技術の開発としてロケット開発やスペースシャトルに予算をつけるという感じですね。これは、アメリカ人の得意な思考回路です(最も、軍事予算は同じ思考回路ですので、いわゆる狩猟民族型かもしれません)。

イノベーションは予想しがたいですが、イノベーションが実現した後の理想の社会像は想像可能です。方向性さえまとまれば、我々科学者(一応私も科学者の端くれだと思っていますので、お許しください)にとって要素技術開発はお得意ですし、社会システムの変革が起こりうるという前提であれば、かなりのことではできます。良く出来ない論の根本には、現在の医療制度ではとか、法制度の下ではなどということがありますが、イノベーションは社会システムを変えうるという現実を考えれば、そのような議論は無意味です。この点は、既に議論してきましたね。

イノベーション25での議論は、現在の社会システムによる制限は一度取り外してブレーン・ストーミングを行い、ニーズ・オリエント型のイノベーションを生み出す場にするイノベーティブなイノベーション政策を期待しています(あー、舌を噛みそうです!)。

皆さん。どう思われますか?

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