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今週は、相次いで新健康フロンティアとイノベーション25のシナリオに関する委員会に出席してきました。新健康フロンティアでは、2015年までのシナリオと実現方策、イノベーション25では2025年までの国民医療の夢の姿とそのロードマップ作成という難しい注文でした(勿論、私が出ているのは、ある意味下請けの分科会ですので、最終結論はわかりませんが)。

以前のブログでも書きましたように、2025年までの予測は大変困難です。我々は、どうなっているのでしょうか?アルツハイマーの根治療法、HIVの根治?、あるいは、在宅医療の実現?、正直、言うのは簡単ですが、外れても文句を言われても困るといいたくなる予想が出てきます。

誤解を恐れずにいえば、過去25年に起こったITでの大変動が医療の上でも起こるのではないかと思っています。25年前には、ヤフー、グーグル、SNSなどの出現は当然予想できず(ソフト面での変化)、今のように個人用のPCが普及したり、そのスペックがかつてのスパコンの100倍以上になるなどというハード面の変化ですら、予測できなかったのではないかと思います。

そのような大変動が起きるのでないかという予想をしています。例えば、MRIで磁気装着型カテーテルで完全ナビゲーションのカテーテル・システムはまもなく米国で実現しそうです(このシステムを使えば、カテ名人とカテの素人が同じ技量でPTCAができますし、遠隔でも可能ですので、過疎地域でもカテさえ挿入できれば都会と同じ医療を受けれます)。あるいは、もっと進めば完全ロボット操作型血管内視鏡なども実現可能かと思います。

また、在宅医療(あるいは在宅管理というべきですか?)も本格的に普及するかと思います。病院にはよほどの重症でない限りいかず、遠隔診断し、薬剤が郵送され、投与後のバイオ・データが病院に送られ、結果を判定し、治療を継続する。病院から在宅へという根本的なパラダイム・シフトが起きるのではないでしょうか?(現在の在宅医療は、医療経済上の問題で推進されていますが、私が考えているのは、もっと積極的な在宅管理です)。何故必要か?これから2050年までに人口が高齢・減少してきますと、多くの過疎地域が生まれてきます。そうなると、医師がいない地域ばかりになってきますので、必然的に社会的なシステム変革が必須になります。その解決策が、在宅管理で、よほどのことがない限り自宅で治療するという方向性が出ると信じています。

皆さん、どう思われますか?

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再狭窄の遺伝子治療:HGF4

ryu-chan / 2006.12.23 18:07 / 推薦数 : 1

アメリカで最初に研究を始めたのは、血管拡張術の後の再狭窄の遺伝子治療でした。当時の再狭窄率は、30%で循環器領域における最大のテーマでした(現在では、サイファーという薬剤流出ステントがでて、全く様変わりです)。

再狭窄は、平滑筋細胞の増殖が原因ですから、細胞周期の進展をとめれば抑制されるだろうという予測の元、PCNAとcdc2キナーゼといわれる細胞周期関連遺伝子に対するアンチセンスを作成し、HVJ-リポソーム法という日本からアメリカに持ち込んだ遺伝子導入法で導入すると、うまく抑制することが分かりました。

この当時は、アンチセンスでの抑制は画期的で、MITのMike Simonsのグループに先を越されたもの(彼らはnatureでした)の2番目に発表でき、PNASという雑誌に出ました。

実は、このあたりから、HGFに話がつながってきます。Simonsは、アメリカでのHGFの狭心症に対する臨床治験の責任者に今なっています。これは、当時の研究のつながりが生きてきています。

また、初めて特許を出したのも、この研究でした。実は、ボスからまずスタンフォードの特許事務所(今から思えば、TLOだったんですが)に論文を届けて、出す前にパテントを押さえろといわれました。スタンフォードでは、オフィスが全てやってくれますので、論文の原稿を持っていくだけでした。当然日本ではパテントを出したことはなく、全て初経験でした。

その後、この特許はCVT(CardioVascular Theraputics)というベンチャーに導出されます(この時のアンチセンスは、残念ながら、その後開発が中止になりますが、当時の付き合いが今のVicalやGentaというベンチャーにつながっています。また、CVTも別の薬を開発し、結構成功しています)。この時のパテントの売却代金は、2-3億だったと思うのですが、そのお陰でラボでは自由にお金を使わせてもらいました(誤解のないように書いておきますと、私の手元には一円も入りませんでした。ボスのところのは???)。その後以前書いたドイツのLeyen(Avontechのファウンダー)がポスドクとして私のグループに入ってきました。

しかし、ボスにはかなり怒られました。というのも、MITのグループは別のベンチャーに30億でパテントを売却したということで、私の仕事が遅いせいで大損をしたという理不尽な理由でしたね(というのも、私がアメリカに行った時には彼は既に投稿していたようでした)。でも、アメリカのダイナミックさが理解できました。

また、この時HVJ-リポソーム法を日本からアメリカに出したことで、改良の方向性が分かり、現在のアンジェスのゲノムワンにつながっています。今の山田社長と出合ったのも、この時です。その頃、スタンフォードの近くでアンチセンスの学会があり、三菱化学から山田さんが参加しており、最初の出会いでした。その後、10年近く経って、一緒に会社をしているのですから、不思議なものです!一期一会を感じます。

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パーソン・オブ・ザ・イヤー

ryu-chan / 2006.12.22 18:19 / 推薦数 : 1

皆さん。

パーソン・オブ・ザ・イヤー受賞と聞くと、どんな権威の賞?と思われるかもしれません。

 

実は、この度以前このブログでも紹介した大学発ベンチャー応援サイトDNDで栄えあるパーソン・オブ・ザ・イヤー2006を受賞させていただきました。

一体、この賞は何?という素直な疑問に答えるために、DNDから引用いたします。出口さんによれば、「本年、1月11日配信の「届け、希望の言葉」(VOL.158号)から前回の「元気を発信する若者力」(後半・VOL.205号)までのメルマガ47本を通して、最もメルマガ出場回数が多かった人」だそうです。 

何が素晴らしいか?実は、商品としてお米をもらえるそうです!これは、メタボな私を更にメタボにする策略か?と一瞬疑いましたが、審査委員長のメタボな出口さんがそんなことをするはずがありません。同じメタボ仲間?として、更なる内臓脂肪の沈着を進めるはずがありません。きっと、遺伝子組み換えにより抗肥満因子の組み込んだお米に違いないと信じております。

 

最近、私がダイエットをしており、しかも、お米断ちで結構成功していることを知っている出口さんが、そのような悪魔の試みをするはずがありませんね。とDNDのサイトで書きましたら、原山先生からお米はダイエット食というフランスのご意見を頂きました。

欧米では、確かにそうかもしれません。しかし、ここで過去の努力?を無にすることはできません(私の涙ぐましい努力?にも関わらず、ダイエットをしていることが外見からは分からないといわれていますが・・・)。成功しているかどうかは、皆さんの判断にお任せします。

皆さんのこれぞというダイエット法がありましたら、是非ご紹介ください。

最近、ブログの更新が遅いのは、会議が多いせいです。イノベーション25、新健康フロンティアなどの会議が目白押しです。来週には、会議の模様を報告できると思いますので、ご期待ください。2025年の日本の姿は?今から頭が痛いです!

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前回、私のボスでしたザウ教授について書きました。アメリカには、メンターといわれる習慣があり、いわゆる後見人のような感じです。彼の口癖は、お前は私の学生である、ザウ・スクールなんだ、ということで、アメリカでの研究慣習などを良く教えてくれました。

その中の一つが、メンターで、私が君のメンターになってやるというありがたいお言葉をもらいました。彼の言い方によると、これは優れているというポスドクがいると、ボスはメンターになるそうで、良いメンターに恵まれるとアメリカでの研究生活は成功するのだそうで、誰が後見人かというのは大変重要だそうです。逆に、ボスがメンターになることを断ることも結構あるそうで、感謝しろという感じでした。

余談ですが、最近経団連がメンター制度に注目し、ベンチャー経営者に対するメンター運動ができないかということを始めています。メンターは、単に後見人というだけでなく、精神的な指導もするので、このような運動を試みようとしています(いうまでもなく、ライブドア事件の後始末ですが)。

また、彼がしきりに教えてくれたのは、「研究は再現されなくてはいけない」、「研究は役に立たなくてはいけない、他の研究者がフォローすることが大事なんだ」ということでした。日本的には、自分の研究の真似がうまくいかないと、それは自分の技術が高いせいで、むしろ自慢なんですが、アメリカ的には、それは技術が未熟である、あるいは、うそである、ということになり、何度もよそのラボで失敗したら、教えに行くように言われました。第二次世界大戦で何故、日本がゼロ戦をつくり、負けたか、アメリカはグラマンを作り、勝ったかを思わせる会話でした。日本的には、精巧で最高なものを作れば、他の人が真似できなくてもOKですが、アメリカでは量産体制で大学卒業すぐの学生がすぐ車のように乗りこなせるのが最高であるという考え方の違いですね。今も似たような点が残っており、産学連携の日本での難しさにつながっているように思います。

ラボでの発表では、「君のプロジェクトは私の中では10分の一だ。何故、私が君のプロジェクトに関して君以上に知っているのだ。君が私に教えるぐらい、勉強しろ!」といわれました。当たり前ですが、ポスドクが10人以上いるわけですから、ボスにとっては価値は10分の一以下。やっている本人が最も知っていて、当然という発想でした。ボスが自分より知っているのは、当たり前で、教わるつもりで、こちらはいるわけですから、びっくり仰天です!今でこそ、良く意味は理解できますが、当時は「大変なところに来たもんや!えらいこっちゃ!(なんか、藤原紀香風ですが)」という感じでしたね。

ちなみに、ザウラボの卒業生は、多士済々で、名誉同窓会長が大阪医大の宮崎先生、同窓会長京大の中尾先生、会員に愛媛大学の堀内教授、慶応大の伊藤教授、三重大の伊藤教授、などなどで、大変勉強になりました。同じ釜の飯を食った仲間という感じですね。

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ザウ教授:HGFの発見秘話2

ryu-chan / 2006.12.11 16:37 / 推薦数 : 2

前回は、スタンフォード大学留学で終わってしまいました。スタンフォードに留学した理由は、別にベンチャーをしたいというわけでは勿論なく、たまたまボスがスタンフォードの循環器の主任教授であったという理由です。

ボスは、Victor J Dzau教授で、スタンフォードの循環器主任教授、医学部長を経て、その首切り能力?、いえいえ、経営能力を買われて(彼の医学部長時代には、スタンフォードとUCSFの病院合併が実現しました)、ハーバード大学の医学部長を経て、現在Duke大学学長・Duke Health Care SystemのCEOです。

もともと、中国人一世の移民で、上海を経て文革で香港に、大学からカナダのマックギル大学を卒業後、ハーバード大学でレジデントをして、Assitant Prof.、Associate Prof.を経て、スタンフォードで移りました。

まさに、アメリカン・ドリームの体現者で、興味深い私の恩師の1人です(余談になりますが、私の恩師は4人います。最初から今までご指導していただいて大阪大学付属病院長の荻原俊男先生、遺伝子治療の技術を教えていただいた金田安史大阪大学教授、分子生物学を教えていただいた大阪医科大学薬理学教授の宮崎瑞夫先生の4人です。他にも、HGFでご一緒に研究させていただいた大阪大学の中村敏一教授、最初に研究を手取り足取り教えて頂いた現愛媛大学第二内科教授桧垣実男先生も、恩師です。まだまだいらっしゃるのですが、本当に恩師に恵まれたと思います。これは、お世辞でなく、本当に思いますね)。

中国名は、曹文凱(凱旋で、勝利=Victoryだという話がラボでは流れていましたが、裏は取っていません)で、昔のポスドクに聞くと、最初は英語が下手だったようです。今は、nativeでとても一世とは思えません。本人によると、もう中国語はかなり忘れたといっていますが、本当かどうかは不明です。

以前は、米中科学協会会長などの役職もしていましたが、本人が一番うれしそうでしたのは、移民協会の賞でした。このあたりは、日本人には分かりにくいところですね。

彼が私のメンターです。メンターとは何か?これが次回のテーマです。なかなかHGFまでいきませんね。

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HGFの発見秘話?

ryu-chan / 2006.12.09 08:20 / 推薦数 : 3

私が、何故HGFに注目したか?というコメントを頂きました。最近記憶力が悪くなってきているので、覚えているうちにどこかに書いておくのも悪くないかな?と思い、お答えしてみる気になりました(最も既に記憶は都合の良いようになっているかもしれませんが)。

話は、私がアメリカからの帰国時にさかのぼります。私は、1991-1994年までアメリカのスタンフォード大学に留学しました(これは、私の人生観を固めたという意味で大きな経験でした。その経験から、私は研究室の若い方には留学を強く勧めています。聞くのと見るのは、大違いです!)。

サンフランシスコの観光にも、スタンフォード大学見学は入る時があるので、行かれた方も多いかもしれませんが、スペイン風の大変美しい場所で、日本人のイメージするアメリカの大学の典型例です。

スタンフォード大学は、産学連携やベンチャーのメッカというイメージで、今やこの手の話題では常に出てくるお手本です。実際、日本の大学のお手本にふさわしいエピソードが満載されています。

現在のような産学連携路線になる前、スタンフォードは地方の一大学でちょっと良いという程度でした。創設者は、鉄道王だったリーランド・スタンフォードで、ある意味典型的な重厚長大型のスタートです。

何故変わったか?実は、産学連携路線で活性化しようと考えて学長が出てきました(日本では学長は大学内の教授の選挙ですので、極端な改革派は出てきにくいですが、アメリカでは政治任用で大学の経営陣はこうしたいという路線に基づいて決めます。ハーバードやスタンフォードなどの有名大学では、通常政府に入った大物学者が戻ることが多いですね)。古い頭の教授陣と新しい分子生物学などの知識豊富な若手教授を入れ替え、実用化の観点を入れました。

この時に新たに参加したメンバーには、ノーベル賞を取ったPaul Baug(最近息子さんもノーベル賞を取りました。私も講義を一度スタンフォードで聞きましたが、当時はまだ大変お元気で、お茶目な感じの方でした)、Author ConbergやBoyer教授(この方の遺伝子組み換えの特許で、スタンフォードは数十年年間何十億の特許料を受け取りました)などがいます。

その結果、多くのベンチャーが誕生して、スタンフォードも財政的に立ち直ってきたわけです。ITでは、ヒューレット・パッカード、アップル、グーグル(ここのキャピタル・ゲインだけで大学の収入は300億だそうです)など、バイオでは、ジェネンテック、クロンテック(ここの創業者は前述のポール・バーグで私も共同研究で本社に何度も行きましたが、大きな彼の写真が入り口にありました。ノーベル賞受賞者の創業したベンチャーがごろごろしている状況というのを知った時の驚きを理解してもらえますか?最近、タカラバイオに実はこの会社買収されました。個人的には、とても感慨深いです)、コルスなど錚々たる会社が生まれています。

実際、HPは未だにスタンフォードの敷地内に大きな建物を持ち、土地代をスタンフォードに払っており、財政的にも貢献しています。

現在では、敷地内に5つのデパートもあり(これも賃借料をスタンフォードに払っている優良テナントです)、シリコン・バレー。バイオベイの中心地としてにぎわっています。

ある意味で、日本の大学の再生の道を示していると思いませんか?

今回話が長くなって終わりませんでした。続きは、また。

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黒川内閣特別顧問

ryu-chan / 2006.12.07 19:50 / 推薦数 : 5

皆さん、良くご存知の黒川先生のことです。アメリカで教授をされた後、東大第一内科教授、東海大学教授、学術会議議長を経て、安倍内閣で日本の歴史上初めての科学技術担当の内閣特別顧問になられています。

高血圧の医者にとっては、腎臓の大家、腎臓病学会の大先生というイメージがまだ強いですが、実は国医です(国医というのは、国を救う名医という意味ですが、黒川先生は本当の意味での国医ですね)。

イノベーション25という安倍総理の直接のお声がかりで始まったこれからの日本の将来を決める計画の舵取り役をされています。

先日、久しぶりに直接の薫陶を受けさせていただいて改めて黒川節の大ファンになりましたが(最も私は飲んでいるだけでしたが)、是非日本の将来を明るく照らす羅針盤のようなロードマップを示していただきたいと思います。

私も、いくつかの分野で将来像の検討の委員会に加えさせていただいていますが、是非チーム・クロカワに大いに期待してください(私は2軍でレギュラーではありませんので、気楽に書いています。でも、担当者の方のプレッシャーは大きいでしょうね。)。

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ブログの効用

ryu-chan / 2006.12.07 16:13 / 推薦数 : 4

ある方からコメントを頂きました。匿名のMさんですが、すぐ分かりました。以前からの知り合いですが、大変懐かしかったです。でも、更にうれしいのは、ブログを始められたという内容でした。

私も、書き始めるまでブログの意味が良く分からなかったのですが、確かに意見交換の場として面白いですね。より過激な?ミクシーがブレークするのも良く分かります。

ブログに関して、ここでも取り上げたDNDの出口さんと昨日夜も話をしていましたが、新しいコミュニケーション手法になってきたのかも知れません。

是非、皆さんもどうでしょうか?(先日、黒川先生(内閣特別顧問)ともブログとサイトの話で盛り上がりました。)

 

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安倍総理

ryu-chan / 2006.12.07 00:21 / 推薦数 : 2

昨日の夕方は、知的財産戦略本部の会合が官邸であり、総理就任後初めて安倍総理とお会いしました。

知的財産戦略本部の一番最初の会議では、総理は当時官房副長官で実は出られており、改めて知的財産と縁の深い方だということを認識いたしました。

総理は、大変お元気そうで、ご挨拶の中ではイノベーションに賭ける熱意を感じました。

また、今回は今までの荒井さんが事務局長を勇退され、新たに元特許庁長官をされていた小川さんが事務局長になった初めての会合でした(ちなみに、小川さんは近畿経済局長もされており、そこでも私はお世話になった関係があります)。

各民間委員(10人で、今回から御手洗さんが経団連会長になり、経済財政諮問会議に移られ、東芝岡村会長が入られました)から毎回意見具申を行うのですが、今回私からは大学発バイオベンチャーの創薬と知的財産のお話をさせてもらいました。特に、イノベーティブな創薬ということでデコイの話をさせていただき、今後の知的財産戦略での大学での特許保護の更なる拡充や臨床治験制度の整備などのお願いをいたしました。

デコイがノーベル賞を受賞したRNAiなどと同じ核酸医薬であることやアトピーでの効果などを説明し、各大臣にもバイオにおける知財の重要性を改めて認識していただきました。早く実際の医薬品として世に出すことを期待した発言も頂きました。

今後、知的財産戦略本部は、知財推進計画2007に向けて国際標準化や国際知財ルール作りなどに取り組んでいくことになります。

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HGFに痴呆の改善効果

ryu-chan / 2006.12.03 07:58 / 推薦数 : 2

先ほどの続きですが、コメントの中に説明会でのHGFの痴呆(最近の用語では認知症ですね)改善効果についても触れてくださっていました。

実は、HGFに痴呆の改善効果があることが分かってきました。とはいっても、まだ動物薬の段階ですが・・・

HGFは、脳においては血管新生効果に加え、神経細胞に対する強力な保護効果があることが分かってきています。また、神経回路の突起を伸ばして、神経回路の再構築が可能です。

我々が、行ったのは、ネズミの脳梗塞のモデルを作り、2ヵ月後の記憶を調べました。その結果、HGF投与群では、記憶力の改善が認められています。

以前は、お姑さんが嫁さんをいじめ、化けてやる!といったものですが、最近ではお姑さんが嫁さんにいじめられ、呆けてやる!と脅すそうですが(ホンマかいな?)、ボケ問題が深刻です。

厚生省の統計では、現在65歳以上は13人に一人は痴呆です。このままいくと、50年後は3人に1人がボケてしまい、クラス会もできなくなってしまいます!

自分がボケる前に治療法開発を!というのが、私のキャッチフレーズで、何とかしたいものです。

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