MOTIといっても、もちのことではありません(少しベタすぎましたか)。MOT(Manegament of Technology)+Innovationで、MOTIという名前です。医療界では、MOTそのものもあまり知られていないと思いますが、最近日本では流行っています。日経新聞などでは、良く色々なMOTコースというのが載っているので、なんとなく目にした人はいるかもしれません。
以前に書いた知的財産戦略本部では、知的財産を生かした経営をするためにMOTなどの専門コースや専門大学院を設けることを推進しています。
既に新聞報道などでご存知かもしれませんが、今回ケンブリッジ大学と大阪大学では、MOTにイノベーションがついたMOTIという共同講座を始めるわけですが、これは今までのMOTではイノベーションという新しい変革に十分対応できていないということから始まった講座です。
既に欧米では、10年以上前からMOTが行われてきたわけですが、従来技術の取り込みにとどまり、進化の激しいイノベーションの理解や経営への取り込みなどが不十分であるという批判が出てきました。それに対し、ケンブリッジ大学がMOTIという形でイノベーションまで取り込めるような新規の講座を作ったところ、大変高い評価を受けました。
今回の共同講座は、製薬企業やバイオベンチャーに特化したオープン・イノベーションに対応したアジアで始めての講座ということになります。
実は、ケンブリッジ大学の連携は、今までアメリカのMITとしかなく、今回の連携はアジアで初めてということでイギリス側にとっても、大きな意味があります。大阪側にとっては、シンガポールや上海など並み居る強敵を押さえてアジアでのプレゼンスを示したという点でバイオキャピタル大阪の面目躍如というところです。
大阪での講義に加えて、ケンブリッジに1週間泊り込み、GSKやゼネカなどのビッグ・ファーマとのトップ・ミーティングやケンブリッジ周辺のバイオベンチャーのCEOとのミーティングなどがアレンジされています。特筆すべきなのは、伝統のカレッジ・ディナーなどのレクリエーションも入っていることです。
2005年の成長率をみますと、ファイザーなどのアメリカのビッグ・ファーマは一桁台なのに対し、ノバルティスやゼネカ、GSKなどのヨーロッパ勢は2桁台の高い数字を出しました。今やアメリカ型のMAではなく、ベンチャーを活用したヨーロッパのオープン・イノベーションに成長の秘訣があることが明確になってきています。その意味で、MOTIは日本の製薬企業に貢献できるのではと期待しています。
講師は、有名かつ実力派がそろっています。まだ、日程調整中ですが、ケンブリッジ側からこの話を聞かれた某大製薬企業のトップが自ら講師をしたいといわれて、急遽コースをアレンジしています。これから募集開始ですので、是非お問い合わせください(詳しくは、URL: www.athuman.com/moti/を見てください)。
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