もう旧聞に属するニュースになりましたが、医学部の定員を今度は増員するようです。数年前から医師過剰で地方医大を中心に定員削減を進めてきたはずだったのですが、大きな方針転換ですね。
医学部の定員が増えるのは結構な話ですし、地方枠の新設もあるそうで、地域医療という点では良いと思います。問題なのは、医師の数を増やすというのは本質的な現在の地域医療や産科・小児科の不足という問題点の解決になるかという点です。
現在の問題の本質は、地域内格差(地方の県の中でも県庁所在地に医師が偏在していること)、や診療科格差(産科・小児科は責任が大きく、診療報酬が少ない)の解決であるとことをまず理解しているかどうかです。
そのためには、診療報酬で格差を明確につけ、より選択しやすさを促す政策的誘導が必須だと思います。県知事会などからは、開業前に過疎地域の医療経験を義務付けるといった暴論(完全に職業選択の自由や居住地の選択の自由という基本的人権違反で憲法違反ですね)もでているようですが、都会と地方という構図だけではなく、自県内の医療格差の是正もできていないことを認識しないと問題解決にはつながりません。
私も、ある省で大学院改革のワーキングにでていますが、ここでの最大の問題は研究者へ進む医師の減少です。将来のキャリアパスが明確でないのが、最大の理由だと思いますが、同じことが医師の偏在にも言えるかと思います。厚労省や医師会など関係者の将来を見据えた抜本的改革を望みます。
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今日は、鹿児島に講演に行く予定だったのですが、台風10号で急遽中止になりました。鹿児島訪問を楽しみにしていたので、残念です。現地の先生方にも、申し訳なく思っています。残念ながら、天気には勝てませんね。
毎年1-2回は台風と激突して、講演が中止になることはあるのですが、通常は9-10月で8月というのは、初めてのケースですね。先週は、7・8・9号と3つも来て、大バーゲンセールでしたし、何か変ですね。
去年・今年と暑さなどはあまり変わらない(むしろ暑いですか?)ように思いますが、確実に季節が前倒しになっているような気がします。こういうのも、地球温暖化というのか良くわかりませんが、どうも日本古来の季節感が怪しくなってきているような気がします。
気のせいか、セミの鳴き声も秋のような弱さですし、数も減っています。良いのか、悪いのか、良くわかりませんが、誰かこういう現象のことをご存知ですか?
台風のせいで、時間ができたので、久しぶりにブログでした!
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北海道の方は、良くご存知なんだと思いますが、オショロコマってご存知でしたか?夏休みに北海道にいって、オショロコマを釣ってきました。私は行くまで良く知らなかったのですが、とっても面白い釣りですね。
ヤマメを小さくしたような魚で、山奥の清流に行けば簡単につれるのだそうですが、道なきところを踏破し、永久凍土から流れ出る清流でつれた時は、感動しました!簡単に釣れるのですが、すぐばれてしまい、手ごたえとあわせてとっても面白い経験でした。
ちなみに、知らない方のために図鑑から解説をとってくると、
オショロコマ
北海道、特に鹿追町で有名な魚・オショロコマは道内山岳地帯の河川に生息するもので、石狩・知床・日高での高山河川では普通に見られる魚です。
イワナより小さい白点に、鮮やかな朱点。河川残留個体は小型で20cmを超えるものはまれですが、陸封型には大型が多い。また管理釣り場に放流されているものは、養殖のために大きいです。
外国では朝鮮半島北部から沿海州、オホーツク海、ベーリング海を経てアメリカ北西部まで。降海型は、アメリカではドリーバーデンと呼ばれています。
アイヌ語の オソル・コ・オマ(特殊な岩魚)から来ています。十勝地方での別な呼称として
フレ・ケソ(赤い斑点)
フレ・ケッソ・チェップ(赤い斑点の魚)
ポン・トクシュン(小さいアメマス)
屈斜路湖地方では
ポン・コタン・クル
(小さなコタン持ち・小さな集団の魚)
ということです。
フライにするとワカサギよりはるかに美味しい魚でした。機会があれば、是非皆さんもお試しください。
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昨日の産経新聞を見られた方も折られるかもしれませんが、高血圧と骨そしょう症という老人に多い2つの疾患に関係があることがわかりました。
骨が脆くなる骨粗しょう症の多くのケースについて、高血圧を招くのと同じ体内ホルモン物質アンジオテンシンⅡが原因になっていることが、私どもの教室の中神・志水先生らの研究で明らかになりました。
ラットを使った実験で、アンジオテンシンIIを抑える血圧の降圧薬が骨粗しょう症に効くことも証明されました。
現在骨粗しょう症の患者は推定で国内で約1000万人います。特に、更年期以降の女性が患者となる「閉経後骨粗しょう症」が多く、高血圧を伴う人が目立つことも知られていますが、原因は不明でした。
私たちは、こうした典型的な患者と同じ状況をつくるため、メスのラットから卵巣を摘出してアンジオテンシンⅡを投与したところ、高閉経後骨粗しょう症の患者と同様、骨組織を破壊する破骨細胞が増殖・活性化し、骨の密度が低くなることを確認しました。
この結果を受け、高血圧のラットを選んで卵巣を摘出したところ、骨密度が30%程度低くなりました。一方、アンジオテンシンⅡを抑える受容体拮抗薬オルメサルタンを投与したラットでは破骨細胞の増加と活性化が止まり、骨の密度も増加しました。
高血圧合併症の悪玉であるアンジオテンシンⅡが骨にも関係しているという面白い結果がわかりました。降圧薬であるアンジオテンシンII受容体拮抗薬は、多くの先生が使っておられると思うので、意外に?知らず知らずに骨粗しょう症の治療もしていたかもしれません。
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久々にメールを書こうとブログを見ましたら、10000を超えていました!見ていただいた方、有難うございます。
こういう内容を書いて欲しいという希望がありましたら、コメントに書き込みください。可能な限り?期待にこたえたいと思います。
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前回の医局旅行のブログが予想外?に受けましたので、引き続いて医局の話題を続けたいと思います。
最近医局は厚生労働省や新聞から目の敵にされ、不正の温床といった捕らえられ方をされ、医局解体が叫ばれています。阪大は、白い巨塔の浪速大学と捉えられて、この手の話題になるといつも出てくるある意味代表選手?です。
ただ、私の個人的経験から言えば、医局は功罪両面があるように思いますし。主催する教授の性格にも大きく依存するように思います。
阪大はある意味都会型で、私が入局以降個人の意思が完全に無視して人事がきまったり、報復人事のようなケースはなかったように思います。むしろ互助会的側面が強かったように思います。
一方で、講演などにいって聞くケースでは、昔ながらの状態も確かにあるようでした。
しかし、地方での医師派遣は、医局がローテーションで過疎地域での勤務に対してある意味次の人事での見返りを約束することで確保されていた側面は見逃せません。
スーパーローテにより完全に医局崩壊が始まった今、どうやって地域への派遣医師に対するインセンティブを確保するか、これは大きな課題になってきています。
昔が良かったというつもりはありませんが、個々の医師の技術を上げたいという素朴な向上心による都会志向と過疎地域における医療の確保という現実の医療の確保をどうやって行うか?医局に代わる調整機能が必要だと思います。この回答はかなり難しいと思います。
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