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水島先生のご訃報を伝えましたが、改めて寂しさを感じます。
私とは、歳周りは当然何順も異なっており、水島先生のお子さんの世代にあたります。
ただ、高校の大先輩であることもあり、以前からかわいがっていただきました。
こんな言い方は先生のお年を考えると失礼かもしれませんが、亡くなられて思うのは、戦友を亡くしたという感じがいたします。
日本での大学発ベンチャーやバイオベンチャーの発展を祈って、大学発バイオベンチャー協会をご一緒に立ちあげさせていただきましたが、この立ち上げ自体水島先生がおられたので可能であったことです。
立ち上げ後、政府の各機関に色々な提言を行い、実際に実行に移していただけるように関係各方面に働きかけましたが、これも水島先生の行動力があってこその話でした。
残念ながら、いくつかの改革は実行してもらえず、悔しい思いをしましたが、同じ気持ちが共有していただける先生でした。
時間がたって、改めて失った存在の大きさを感じますね。
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大学発バイオベンチャー協会の会長で、LTTバイオファーマの代表取締役であった聖マリアンナ医科大の名誉教授で慈恵医大の教授でもあった水島先生が亡くなられました。
参議院議員も務められ、文部科学省の政務官として政治家経験もお持ちで、学者にして企業家、政治家と2足どころか三足以上のわらじをはいた名物教授でした。
また、ご自身も美智子さまの御親戚ということもあり、華麗なる一族ご出身らしく、独特のオーラを出されておられました。
先生に何が一番本職なんですか?と以前お聞きしたら、作曲家と答えられて、びっくりしたことがありました。実は、ご自身の携帯の着メロも自らの作曲でした。
他にも、映画監督もされて、何本かとられているなど、私の知る限りでは最も多彩な才能の先生でした。
学者としてもDDSの専門家でリプルを開発されるなど、医学部発の研究成果の実用化では先駆的なお仕事をされておられますし、その特許料で聖マリアンナ医大の難治疾患研究所を作られたのは有名な話です。
また、今日の治療指針(いわゆるアカ本)の編者としてもご高名です。
私も理事をさせていただいている抗加齢医学会の前会長でもあり、他にも多くの学会長や理事長を務められるなど、その豊富な政治活動も背景に色々なネゴに抜群の力を発揮されました。
ブログでも取り上げた厚労省の改革は、かなり水島先生のお力は大きかったです。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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前回書きましたジェネリックに関する通達は、取り消されたようです。
以下に毎日新聞の記載を引用しますが、舛添要一厚労相が撤回する通知を出したということで一段落みたいです。
しかし、こういう通知が出ること自体、どうかしていますね!
生活保護受給者は安価なジェネリック(後発)医薬品を使うよう、厚生労働省が自治体に指導を指示していた問題で、厚労省は30日午後、従わない場合の手当打ち切りなどの対応を撤回する通知を都道府県などに出す。舛添要一厚労相が閣議後会見で明らかにした。
後発医薬品の普及は、国が医療費削減策の一環として取り組んでおり、厚労省は今月1日付で▽先発薬を使い続ける生活保護受給者には口頭や文書で指導する▽指導に従わなければ保護の一時停止や打ち切りを検討する--などの通知を出した。これに対し「患者の選択権を奪う」との批判が上がった。
新たな通知は、後発品は国民全員で使用を進めていくとの趣旨を受給者に説明するとし、強制措置の検討は盛り込まない。舛添厚労相は通知について「役人言葉で書かれており国民の目線に立っていなかった」と不備を認めた。
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皆さん。GWでおやすみかと思います。私も、暦通りに生活をしています。
今日は、ジェネリックについて取り上げたいと思います。というのも、気になるというか、とんでもない記事を見たからです。
毎日新聞によると
厚生労働省が生活保護者への投薬には、価格の安いジェネリック(後発)医薬品を使うよう本人に指導することを都道府県や政令市などに通知していることが分かったということです。
通知によれば、生活保護受給者が医療機関で薬を処方される際、都道府県や政令市などの所管する福祉事務所が後発薬を使うよう本人に周知徹底する、としており、受給者は、医療機関で受診する際、後発薬を処方するよう医師に求めることになるそうです。
更に、先発薬を使い続けている受給者については福祉事務所が診療報酬明細書をチェックし、正当な理由がない場合は口頭や文書で指導する。それでも従わない場合は保護の一時停止や打ち切りを検討するとしている、とのことです。
どう思いますか?こんなことはありえないと思いませんか?
大概私は、保守的で政府に近いと思いますが、これは生活権の侵害で、憲法違反になりかねない通達だと思います。
元々ジェネリックが先発品と同じだという理屈に無理があります。確かに、成分は同じですし、同じ製剤・製法で作れば、これは同一です。
しかし、多くのジェネリックでは、作り方が違いますし、ひどい場合はカプセルと錠剤というような場合もあります。
特に、最近はOD錠やDDS製剤が増えてきており、ますます同一とはいえなくなってきています。
しっかり国で同一であるということを証明させない限り、本当のジェネリックにならないと思います。
ジェネリックを使えというのであれば、より整備をしてほしいものです。
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皆さん。いよいよ5月ですね。今年の前半は、サブプライムに政府の機能不全とメロメロな年でしたが、5月に入って五月晴れのような良い話はあるんでしょうか?
とりあえず、良いニュースを一つ!日本で初めての核酸医薬が発売されることになりました。
皆さんもご存じのように、アンジェスの開発しているデコイは核酸医薬です。世界では、アンチセンスとアプタマーという2種類の市販されている核酸医薬があり、デコイはその3番目を狙っています。
しかし、日本では既に海外で販売されている2種類の核酸医薬はまだ認可されておらず、実は発売されていませんでした。
ついに、その中のひとつであるアプタマーを使ったマクジェンが厚生労働省の薬事・食品衛生審議会で承認されました(2008年4月25日)。
日本では、加齢黄斑変性症治療薬として「マクジェン(一般名:ペガプタニブ)」という名前で、ファイザーから発売されます。ただし、市販後の全例調査が条件のようです。
マクジェンは、1本鎖RNAで、血管新生を促進する血管内皮細胞増殖因子(VEGF)に特異的に結合し、その機能を阻害するという作用をもっています。
投与は、眼球への直接注射ですので、核酸医薬の良い適応疾患を選んだということになりますね。
実は、このマクジェンはファイザーが発売しますが、元々はEyetech Pharmaceuticals社というベンチャーが開発した商品です。
日本でも核酸医薬が登場したことで、デコイの医薬品化も近づいたといえます。また、今進めている第二・第三世代のデコイも、将来が楽しみになってきました。
ところで、この間コメントの制限の話をしましたが、再度自由に受付に変更しました。というのも、まったくスパム・メール対策になりませんでした。読みにくいかもしれませんが、おゆるしください。
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前回のスーパー特区に加えて、2つ目のビックニュースが24日の日経夕刊に出た国立大も株取得可能にというニュースです。
このことについて書く前にコメント制限の案内をさせていただきます。最近いわゆるスパム・メールがコメントとトラックバックに多く送りつけられ、一日に数十件に上っています。そこで、しばらく意味のないコメントを省くために、事前チェックにいたしました。ご理解いただければと思います。
さて、本題です。今回の国立大の株取得は、以前から知的財産本部や総合科学技術会議で私が求めてきたことですが、財務省の壁に阻まれて日の目を見なかった改革です。
数年前に特許のライセンス料としてのベンチャーの株やストックオプションの取得は可能になったのですが、運用条件が悪く、上場次第売却しなくてはいけないようなスキームになっており、ベンチャーからみればとても株をもってもらえないような状態でした。
今回の改正で、いよいよ欧米型に近づいて、大学が自由な資金を得る機会が拡大します。
産学連携といえば代表例であるスタンフォード大学は、実グーグルの大株主でした。IPO時に売却を行い、数千億円の資金を得て、現在バイオとITの融合施設の建設を進めています。
このような産学連携こそ本格的なイノベーションの創出を促します。また、一歩夜明けが近くなりました。
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皆様、ありがとうございます。アクセス数が100万を超えました。100万越えの内容は何にしようかと思ったのですが、大きなニュースがいくつかありました。
ひとつは、厚生労働省、文部科学省、経済産業省、内閣府が2008年4月24日に開催した「第1回革新的創薬等のための官民対話」です。
従来行われていた「革新的創薬のための官民対話」に岸田文雄内閣府特命担当大臣、テルモ和地孝会長などが加わった新組織です。
重要なのは、先端医療開発特区(通称、スーパー特区)が了承されたことです。
スーパー特区では、iPS細胞、再生医療、革新的な医療機器の開発、革新的バイオ医薬品の開発、その他、国民保健に必要な治療・診断に用いる医薬品・医療機器の国際的な共同研究開発の5つが重点分野に位置づけられました。
今後、2008年夏までに研究拠点や研究機関の複合体を公募するということですが、一番期待されるのは、開発段階から医療機器医薬品総合機構と協議の場を設けることです。
従来より加速した審査が期待されますね。
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実は、今年から日経BP社の広告大賞の審査員になりました。写真は、第14回の授賞式の模様です。
皆さんにおなじみの日経メディカル、日経ヘルスケア、ドラッグ・インフォメーションの3誌のそれぞれで、最もよい広告を選んで表彰するものです。
更に、日経BP社の他の雑誌からも選ばれた広告の中で最優秀を決めます。
昨年は、武田のブロプレスの広告が最優秀だったんですが、今年は残念ながら医学領域からは出ませんでした。
ただし、ファイザーのジェイゾロフトの広告が審査員特別賞をとりました。
ア~、アレと思った方は、よく読まれていますね。ひまわりと飛行機の宣伝です。
なぜ、ひまわりと飛行機か?うつ病の薬ですので、ひまわりは薬の効いた爽快感ですね。
では、飛行機は?実は、離陸と着陸という飛行機の運航で一番難しい場所を、うつ病治療の過程にたとえているんですね(皆さん、ご存じでした?)。
他の分野の方からは、とてもプロでは思いつかない初心者の広告?という、褒められたような、いないような評価を受けて、選ばれました。
日経メディカルの広告賞は、第一三共のオルメテック(血管の絵の宣伝ですね)と万有製薬のプレミナント(あの虎のですね)が選ばれました。どちらも、インパクトの高い宣伝です。
審査員をしてわかったのは、外資系の会社はやっぱり広告に力を入れていることと、医療領域の宣伝は、他の業界から考えるとかなり意外感のあるものだということでした。
さあ、来年は何がとりますでしょうか?
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ついにナグラザイムを発売いたしました!皆様、お待たせしました。
これまでにも、承認やら薬価収載やら、ネタを小出しにしてきた感じでしたが、ついに新発売です。
これで、正式にアンジェスとしては患者さんにナグラザイムを届けることができますし、アンジェスとしての初の商品です。
アンジェス製薬(あるいは、ファーマ?)への第一歩です。
次は、コラテジェンの発売といきたいですね。
以下は、アンジェスのプレス・リリースです。
当社は、ムコ多糖症Ⅵ型治療薬「ナグラザイム点滴静注液5mg」 を、本日、国内で新発売いたしましたので、お知らせいたします。当社にとっては、本剤が自社販売する初めての製品になります。
ナグラザイムは、当社が米国BioMarin Pharmaceutical Inc.から国内での開発及び販売権を取得した医薬品で、ムコ多糖症Ⅵ型患者で欠損している酵素を外部から補う、いわゆる酵素補充療法を目的として開発された薬剤です。ムコ多糖症Ⅵ型に対する治療法としては、骨髄移植術がありますが、ドナー確保の問題や移植に伴うリスクがあり、より安全で有効な治療法が求められています。ナグラザイムは、米国及び欧州においては既に上市されており、国内においても患者団体や学会から早期使用の要望が高く、当社も早期上市に向けて準備を進めてまいりました。
<「ナグラザイム点滴静注液5mg」の概要>
製造販売承認取得日: | 平成20年3月28日 |
製品名: | ナグラザイム点滴静注液5mg |
一般名: | ガルスルファーゼ(遺伝子組換え) |
効能・効果: | ムコ多糖症Ⅵ型 |
用法・用量: | 通常、ガルスルファーゼ(遺伝子組換え)として、1回体重1kgあたり1mgを週1回、点滴静注する。 |
薬価: | 5mg 5mL 1瓶 256,775円 |
発売日: | 平成20年4月14日 |
以上
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今日のテレビにも少し紹介されましたが、橋下知事が彩都を訪問されました。
アンジェスの入っているバイオインキュベーターも視察対象で、久しぶりにお会いいたしました。

知事就任以降、色々な意味で話題性豊富ですが、エネルギッシュで頭の回転の速いところは、知事になられても全然かわりませんでした。
ちなみに、現在大阪での支持率は、85%!という驚異的な数字です。
現場感覚を知りたいということで、今回のインキュ訪問でしたが、日本最大のバイオクラスターの活気は伝わったように思いました。
驚いたのは、取材陣の多さで、テレビクルーやカメラマンなどびっくりするくらいの人が付いてきていました。
これからも大阪のバイオは、伸びていきそうです。
ちなみに、少しだけ私も映っています・・・。
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