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時間外手当を求め、提訴したわけ

Dr. I / 2012.01.29 14:45 / 推薦数 : 1
m3で子持ち産婦人科女医、野村先生の話が
話題になっていますね。

このブログでも良く取り上げている、
医師時間外手当に関してのものです。

私を含めほとんどの人が、実際に裁判を
起こした事がないので、詳しくはわかりませんけど。
相当大変だったんでしょうね。
しかも、天下のトヨタ系の病院ですし。

とりあえず、和解で決着したみたいです。
お疲れ様でした。
長くなるので全文は出しませんけど、
全部読みたい人は、後ろのURLを
参考に読んで見て下さいね!



時間外手当を求め、提訴したわけ
橋本佳子 (M3)


子持ち産婦人科女医・当直民事訴訟奮闘記」を
愛知県在住の産婦人科医、
野村麻実氏にご執筆いただきました。

野村氏は2009年4月から9月までの間、
愛知県刈谷市の刈谷豊田総合病院に所属、
その間の所定労働時間外の勤務が、
「宿日直」ではなく、時間外労働に当たるとして、
その手当を求めて同病院を提訴しました 。
2011年12月15日に和解に至っています。

「毎月80 - 100の分娩を手掛けていました 。
週の予定手術件数は8 - 12件で、その上、
緊急手術が入ります。
1日に4件の緊急帝王切開
という日もありました」(野村氏) 。

訴状によると、例えば2009年7月の場合、
月100件の分娩のうち、47件が
所定労働時間外で、1日平均1.5件の
分娩が時間外に発生しています。
当時の産婦人科は8人体制で、うち4人が
野村氏も含めて子育て中の女性医師

野村氏は適正な手当ての支払いを病院
求めても対応がなされず、 労働基準監督署に
相談しても短期間のうちに3人も担当が変更、
提訴を決意しても労務問題に詳しい
弁護士を探すのに苦労。
提訴後も、裁 判官に判決を求めても、
和解を勧められ、最終的には応じています。

野村氏の提訴は、個人的な問題解決と同時に、
実態は通常勤務と変 わらない勤務であっても、
「夜間や土日曜日の勤務=宿日直」
として扱われてきた医療界に、
一石を投じた意味があり ます。

だからこそ、「判決文がほしいのです」
と野村氏は求めていますが、担当裁判官からは、
「和解額を見れば判決と同じくらいの
意味がありますから」と言われる始末。

野村氏が訴状で求めたのは、280万 1290円
(割増賃金合計から、既払金を差し引いた額)。
これに対し、和解金は280万円。
確かに金額だけを見れば、野村氏の訴えが
認められたわけですが、野村氏の当時の
勤務実態が宿日直か時間外勤務かの
法的はなされていません。

なお、今回の和解について、刈谷豊田総合病院に対し、
(1)宿日直扱いか、時間外手当を支払う
対象となるのかの判断基準、
(2)和解した理由、などについて
取材を申し込みましたが、応じてもらえず、
「長期の紛争を続けるのは、当院の本意ではないので、
円満な和解の道を選択した」
との回答が得られたのみでした。

宿日直が時間外勤務に当たるとして、
提訴した例には、奈良県立奈良病院
産婦人科医のケースなどがあります
『時間外手 当裁判、奈良県が上告したわけ』を参照)。

本裁判は、一審、二審とも医師側が勝訴、
しかし、県が上告したため、確定はしていません。

そもそも宿日直問題は、金銭的問題以上に、
医療安全の観点から解決すべき問題。
「宿日直」扱いであれば、労働基準法で言う
労働時間にカウントされず、過労死ラインは
「月80時間以上の時間外労働」 と言われますが、
そこにも含まれません。

ほぼ通常業務に近い「宿日直」明けの勤務では、
集中力が落ちるとの報告もあります。
時間外勤務と宿日直の問題は、個人の力に
頼るのではなく医療界全体で、
また司法の力によらず、行政が
解決していくべき問題です。


『2012年01月24日 m3ニュース 』


普通、こういう事例で和解すると、
守秘義務」っていうのを付けて、
金を払うけど内容は公開するな、
病院が言って来る事がほとんどなんですけどね。
ネット上で公にしている、っていう事は
守秘義務がなかったという事なんでしょう。

多分、野村先生の方が和解の条件として
守秘義務をつけない、という事を言ったんだと思います。
このような病院とのやりとりが詳細に公になった、
という事自体、画期的な事だと思います。



病院が患者さん(保険会社)からもらうお金って、
診療報酬という点数で決まっているんですけど。
その中に「勤務医の負担軽減」という点数があります。
それが2012年度の診療報酬改定で、
6項目追加、5項目が新設されて
14項目に拡大されます。

その内容っていうのは、今までは
(1)総合入院体制加算
(2)医師事務作業補助体制加算
(3)ハイリスク分娩加算
(4)急性期看護補助体制加算
(5)栄養サポートチーム加算
(6)呼吸ケアチーム加算
(7)小児入院医療管理料
(8)救命救急入院料

です。

んで、今回新たに
(9)総合周産期特定集中治療室管理料、
(10)小児特定集中治療室管理料(新設)
(11)精神科リエゾンチーム加算(新設)
(12)病棟薬剤業務実施加算(新設)
(13)院内トリアージ実施料(新設)
(14)移植後患者指導管理料(新設)

の6項目が追加される予定です。

もちろん、医療クラークに書類を書いてもらったり、
看護師や栄養士と一緒に仕事をして、
勤務医の仕事を減らすって事も重要ですけど。

それ以前に医師にきちんと時間外手当を払わない。
という、
労働基準法に違反している病院
たくさんあって、それが医療崩壊を促進している

っていう現状があるんですよ。

小手先の対策ではなくて、もっと根本的な解決策を
作らないと、結局は改善しないんですけど。
きっと、わかっていて確信犯的にやっていないんでしょうねー。
とても残念です。


参照:
『子持ち産婦人科女医・当直民事訴訟奮闘記◆Vol.1』

『子持ち産婦人科女医・当直民事訴訟奮闘記◆Vol.2』

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ここ1、2年、医師に時間外賃金を払ってない、
という事で労働基準監督署から勧告が入った、とか。
そういう話が数十件ありました。

でも、たいてい「公立病院」なんですよ。
民間病院は、ほとんどありませんでした。

公立よりも民間の方が「証拠が手に入りにくい」
という側面があったんでしょうし。
公立病院なら、「どうせ払うのは国や地方自治体
だから自分には関係ないや」、
と関係者が思ったかどうかは知りませんが。

なぜか、公立病院大学病院ばかりでした。

しかし、今回は世界的にも有名な
企業系の病院が提訴されましたね。


この病院、私の知る限りでは
医者をこき使うけど
あまり医師の待遇は良くない
ので、地元の医師からは
評判は良くない、という話を聞いています。
まあ、あくまで噂ですから、実際にどうなのか
私はわかりませんけどね。

この病院に限らず、一般的に「企業系の病院
というのは、医師にとっては働きにくい病院
という事が多いようですね。

なぜかというと、自分達が病院を造るくらいだから。
本業で相当儲かっていないと無理なんで。
基本的には、企業系の病院を造れる企業というのは、
大企業」で儲かっていなければなりません。

良い物を作って顧客も満足して、
その結果利益も出て、病院も造った。
という事であれば、全く問題ないんですが。

利益を出すために、下請けいじめをしたり、
労働者をこき使って、サービス残業をさせたり、

といった企業も少なくありません。

そういう企業が病院を造ると、当然そこで働く
人間もこき使われる、という事になりますよね。

しかも、そういう企業だとたいてい「労働組合
というのもあって、かなり力が強いです。

医師労働組合に入ってはいけない、
という事は全くないんですけど。
たいてい、どこの病院に行っても、
医師病院には入っていません。

経営者は力のある労働組合に遠慮して、
労働組合に入っていない人間(医師)に
仕事を押し付ける、という事が行われるので。
結果的に、医師の仕事が多くなる、
という事は現実に起きています。

私が個人的に、労働組合が嫌いとか、
文句があるという訳ではないんですが。
そういう事もある、という話です。

もちろん、それ以外の理由もありますけどね。

同じような理由で、公立病院大学病院だと、
自治労などの労働組合に所属している、
看護師や技師などの力が強くて、
医師の負担が大きい、という問題もあります。


ちょっと話はそれてしまいましたが。

公立だろうが民間だろうが、
法律には従う」というのは当たり前の事です。

労働基準法」という法律があるんですから、
それを守るのは、「日本国民としての義務」です。


内規でどうなっていようが、それが
「法律よりも優先される」という事は
絶対にありません。

世界的な大企業だから、法律違反をしても良い、
なんて事はありませんからね。
是非、この医師には頑張ってもらいたいです。

これから、民間の悪徳病院がどんどん提訴される
という事が起きるかもしれませんよー。


ブログ「東京日和@元勤務医の日々」の
『非道なブラック病院を訴えよう☆「ハイリスク分娩管理加算」病院が産科医を搾取』

から引用です。
いつもお世話になっております。



非道なブラック病院を訴えよう☆「ハイリスク分娩管理加算」病院が産科医を搾取


まぁ、さすがト○タ系ですな。
ブラックな労務管理がお得意です。
この病院、地域の中核病院としても
がんばっていることで有名ですが、落第ですね。

職員にきちんと時間外労働賃金を支払わないトラブル、
そういう病院はどんどん労働基準監督署に訴えましょう。


-----------------------------
当直の割増賃金求め提訴 
刈谷の女性医師「規定外の分娩、手術」


通常の労働をする必要がない当直中に
分娩(ぶんべん)や帝王切開手術などをさせられたとして、
刈谷豊田総合病院(愛知県刈谷市)の産婦人科に
勤務していた30代の女性医師が21日、
病院に割増賃金280万円の支払いを求め
名古屋地裁に提訴した。

訴状によると、医師は昨年4月から同9月まで
非常勤の医師として、水曜日以外の平日と
第1、第3土曜日に勤務。夕方から翌朝まで勤務する
宿直を月3~4回、休日朝から翌朝まで
24時間勤務の日直兼宿直を月1~2回担当した。

厚生労働省は宿直や日直勤務を、巡視や電話の対応、
非常事態への備えなど、
「ほとんど労働する必要がない勤務」と規定している。
同科には約50人の入院患者がいるが、
宿直と日直は医師が1人で担当。
この医師は1回の宿直で平均1~2回の分娩を手掛け、
緊急の帝王切開手術をしたり、28時間連続で
勤務したり したこともあった。

刈谷豊田総合病院は就業規則で、
時間外労働となる深夜勤務は通常の8割増、
休日勤務は4割増の賃金を払うと規定。

だが宿直、日直にはこれを適用せず、
半年の勤務期間中、計84万円の当直手当を
払っただけだった。
医師は昨年9月末に退職。
割増賃金を計364万円と算定し、差額を求めている。

医師は「日本の病院では、こうした勤務状況が
当たり前のようにある。
問題提起して、勤務医の労働環境改善につなげたい」
と話している。

刈谷豊田総合病院の担当者は
「訴状を見ておらずコメントできない」と話した。
病院は刈谷、高浜市とトヨタグループ8社が運営している。

中日新聞 2010年9月22日


訴えた先生によると、
[この病院、産婦人科医8人いたんです。
交代制にできなかったとは思えません。
更に残業代一切払わないので有名]
だったそうですし、代休とか交代勤務の
体制も取れたはずですが、
そういうことをしていないままお金だけは
しっかりとって、残業代を支払わないまま
だったことがよくわかります。



こういう病院は、全国各地でたくさんあります。
「他の病院が払っていないから良いんだ」
という言い訳をしている病院もあるようですが。
きっとこういう病院は、労働基準監督署から
大目玉をくらって、痛い目に会うでしょうね。

まあ、自業自得だからしょうがないか。



経営者にこき使われて、過労の末自殺された、
小児科医師中原利郎先生の最後の総会
10月16日にありますよ。

まだ、席は残っているみたいですから、
皆さんも是非参加してみてくださいね。


■「中原支援の会」最後の総会・シンポジウムの御案内
(医療制度研究会Webサイトの新着情報欄にも掲載しました。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最高裁で本年7月異例の和解をもって
終結した中原過労死訴訟。

7年に渡った裁判と支援運動を振り返り、
その意義を考えます。
「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」
最後の総会・シンポジウムの御案内です。
ぜひご出席ください。(転送歓迎)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆日時:10月16日土曜日
 午後4時~6時半:総会・シンポジウム
 午後7時~9時:懇親会

◆シンポジウム内容
 「医師と患者のいのち守るために:
中原裁判の意義と日本の医療(仮題)」

★シンポジスト(順不同、敬称略)
・植山 直人:全国医師ユニオン代表
・阿真 京子:『知ろう!小児医療 
守ろう!子ども達』の会代表
・川人 博:訴訟担当弁護士
・中原 のり子:訴訟原告、薬剤師
・千葉 智子:訴訟原告、小児科医師
・川井 猛=司会兼務:ジャーナリスト

◆会場:ホテル銀座ラフィナート(http://www.raffinato.jp/ )

 7階「月光]=総会・シンポ/「日光」=懇親会
 中央区銀座1-26-1 電話03-3564-0888
 都営浅草線宝町駅A1番出口から徒歩1分。
 有楽町線銀座一丁目駅7番出口、
新富町駅2番出口から徒歩3分。
 銀座線京橋駅2番出口から徒歩5分。
 JR有楽町駅から徒歩10分。

◆参加費
 総会・シンポジウム:無料
 懇親会:5,000円

◆申し込み:9月30日(木)締め切り

 参加希望者は、下記サイトからお願いします。
https://sites.google.com/site/nakahara20101016/1016sympo
なお、電話、ファックスでの申し込みも受けつけます。
 電話:090-6133-0090
 ファックス:03-3552-2888

なお、参加希望者が定員を超過してしまった場合に、
締め切り前に参加申し込みを
終了する場合があることをご了承下さい。

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外科医「過剰労働」

Dr. I / 2010.08.14 19:20 / 推薦数 : 5
外科医の労働が過剰だ、
っていうアンケート結果が、
日本外科学会から発表されましたね。

私は循環器内科なので、
外科ではないんですが。
循環器内科っいうのは、どっちかと言うと、
内科の中では外科に近い科なんですよ。


外科っていうのは、大雑把に言うと、
手術をする科」。

内科っていうのは、
手術をしない科」という言い方で分類されます。

循環器内科内科ですから、
基本的には手術はしないんですが。
ペースメーカー植え込み術、
っていうのは小さい手術はします。

それに、いわゆる「血管内手術
と言われているような手術もします。
医学的な言い方をすると、
「冠動脈形成術(PCI)」
とか、「心臓カテーテル手術」、
「冠動脈ステント留置術」
という言い方をされるものです。


心筋梗塞」っていう病気は、
心臓に血液や酸素を与えている、
心臓の表面にある「冠動脈」という血管。
これが、突然詰まる病気です。

日本人の死因の第二位は、
「心不全」、「心筋梗塞」といった
心臓に関する病気ですから。
死亡する事もある重大な病気です。

こういう病気は、「突然」なりますから。
ほどんどの場合、緊急手術(検査)になります。

外科っていうのも、急に腸が詰まった、とか。
腹膜炎になった、とか。
緊急でやる手術が多いから大変。
というのは、全国どこでも一緒です。

緊急手術検査が多い、という意味では、
外科循環器内科は似ている、
という言い方もできると思います。

日本循環器学界では、こういうアンケートは
行われていないんですけど。
是非、やってもらいたいものですね。



改善なく依然「過剰労働」 
日本外科学会が労働実態調査


日本外科学会・外科医労働環境改善委員会は、
外科医療のシステム改革を推進する
基礎データとする目的で、学会員の
典型的な1週間について
タイムスタディ調査を実施した。

調査機関は昨年12月4日から
今年3月2日までで、学会員約3万8000人のうち
電子メールアドレスが明らかな
2万人余の会員を対象にアンケート調査を案内し、
1744人から回答を得た。
回答率は全会員数に対し4.5%だった。

外科医の週間平均労働時間は全体で97.6時間。
診療に要した67.2時間のうち、
手術が15.2時間であったのに対し、
手術以外の医業・仕事(以下、手術以外診療)
が52.0時間だった。

診療以外の教育・研究・管理・院外の仕事
(以下、診療以外)に要した時間は、
30.4時間だった(図1)。

特に診療以外の所要時間では、卒後年数が
増えるに従ってカルテ以外の書類書きや
雑事などが増えることが分かった(図2)。
また教育・会議系業務も卒後年数の
増加に伴って増えることが示された。


当直明け勤務はほぼ100%

当直については、回答者の46%が
当直ありと回答し、週間当たりの当直回数は
1回が79%、2回が15%、3回が5%だった。

卒後年数で比べると、当直ありの回答者は
平均16.2年、当直なしの回答者は
平均23.9年だった。

当直明け日の労働時間は12.2時間で、
このうち手術が2時間、手術以外診療が7.1時間、
診療以外が3.2時間。

当直明け日に手術があるとした回答者は42%に達し、
当直明け日に仕事があるとした回答者は99%だった。

調査では平日昼夜以外の労働実態も明らかになった。
休日(土曜午前8時から月曜午前8時前まで)の
勤務時間は、平均19.1時間だった。

手術2%に対し、手術以外診療が62%、
診療以外が37%を占めた。

年収に関する回答では、卒後年数が増えるにつれ、
外勤時間は減り、年収も増えることが示された。

卒後年数1-10年では外勤が12.4時間で
年収は882万円だったのに対し、
卒後31年以上では外勤は2.9時間、
年収は1607万円となった。

国公立・私立を問わず大学病院は
外勤時間が15時間を超えた。

回答者の卒後年数は平均20.3年で、
男女構成(不明を除く)は男性91%、
女性7%だった。

診療科別では消化器外科が37%で最多となり、
次いで心臓血管外科、呼吸器外科が続いた。
調査結果の詳細な解説は、
7月下旬に発行される学会誌に掲載される。


2010年6月7日
提供:Japan Medicine(じほう)




外科医の週間平均労働時間は
全体で97.6時間。


いわゆる「法定労働時間」というのは、
一日8時間で週5日労働ですから。
週40時間

平均で97.6時間という事は、
並の外科法律で決められた労働時間
2.5倍働いている、って事ですね。

過労死の認定基準っていうのが、
月80時間の時間外労働が3ヶ月、
または月100時間の時間外労働が1ヶ月


ですから。
週45時間オーバーしているというのは、
月に直すと、約4倍で200時間ですか。

過労死の基準の2倍ですね。
しかも、あくまでこれ「平均」ですから。
若い外科はもっと働いている、
って事になりますよね。

厚生労働省は、そういう事を
認識しているんでしょうかねー。



検査や治療など、
医者にしか出来ない仕事」
っていうのもありますし。

急に胸が痛くなったとか、お腹が痛い。
だから、緊急の手術や検査が必要だ。
という事に関しては、
医者であるからには、しょうがない。
という事で、ほとんどの医師
納得していると思います。

患者数が多すぎて対応できない、
とかそういうのはあるかもしれませんけどね。

でも、事務員や医療秘書にも出来る仕事を
全部医者に押し付けた結果、
医師の仕事が多すぎる。
その結果、医師労働時間が長い
という事で納得していないという
医師の方が多いんじゃないでしょうかね。
実際のところ。

看護師や事務員は労働組合に入っているから、
そういう力の強い所には遠慮して。
個人主義で労働組合に入っていない医師
全部仕事を押し付けている。
という病院も、残念ながら多いです。


医師の場合は、給料がそれなりに良いですから。
お金の問題で文句を言う人は、
他の職種に比べたら多くないと思いますけど。

逆に言うと、時給の高い医師に、
時給が安い職員でも出来る仕事をやらせる。
という事は、「医療経済額的に損」です。

アメリカなんかは、そういうのが
徹底していますから。
いわゆる「コメディカル」と言われる、
医師以外の医療関係職員が日本の病院の
10倍くらいいるのが平均的です。


日本でもいわゆる「勝ち組病院」
と言われている病院のやり方の基本は。
医師には医師しか出来ない仕事に集中させる」
というやり方をして、そのために、
医療秘書や事務員、助手などのスタッフを雇う。

その結果、患者の数も増えるし、単価も上がる。
人件費は当然増えるけど、それ以上に
収入も増えて病院の利益も増える。

というやり方をしています。

病院で働く「100床当たりの人員」と
「病院の利益率」が比例する、

というのは有名な話です。


看護助手とか医療秘書とか事務員とか。
そういう職種は、医師や看護師、薬剤師など、
資格のいらない職種ですから。

そういう人たちを多く雇ったら、
地域の雇用にも貢献できるし。
病院の利益も上がるし、地域住民の
信頼も得られるんですけどねー。

残念ながら、多くの病院の上の人は、
「目先の利益」しか考えられずに、
力の弱い医師をこき使う
事しか出来ていないのが、今の日本の現状です。

医療崩壊の原因は、国の医療費とか、
政策とか、そういう「マクロの視点」
の問題もあるんだけど。

半分くらいは、理解のない病院の上層部、
とか患者側の問題とか、
「ミクロの視点」でもあるんですけどね。
実際は。

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7割がモンスター患者の被害

Dr. I / 2008.06.01 23:29 / 推薦数 : 7

モンスター患者モンスターペイシェント
に関しての調査結果が出ましたね。
愛知県医師が行ったやつですわ。

モンスターペイシェント」、「モンスター患者っていうのは。
病院などで不当なクレームや要求をしたり、
暴力をふるったりする人達(患者)の事
を言います。
直訳すると、Monster patient(怪物患者
って事になりますかね。

本文の前に、応援もよろしくね!

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前に私が「モンスターペイシェント」の記事を書いたのが、
2007/08/19なんですよ。
参照: 『モンスターペイシェント』

その時には、ネット上には「モンスターペイシェント
っていう言葉はあったけど。
新聞などの公のメディアでは、まだ出ていませんでした。

そのちょっと後に、新聞yahooニュースとかで、
モンスターペイシェント」、「モンスター患者
っていう言葉が出てきたようなので。
これらの言葉が広まったのは、ここ一年以内
って事ですよね。

モンスターペアレント」って言葉はそれ以前、
多分それもここ1,2年くらいだとは思いますけど。
その後ですよね。
モンスターペイシェント」、「モンスター患者
って言葉が出来たのは。


医療や病院に出てくる問題っていうのは、
教育や学校の問題と似ている。
というか、その後に続いているようですよねー。

学校崩壊 → 医療崩壊
モンスターペアレント → モンスターペイシェント
教師のうつ病等の問題 → 医師のうつ病等の問題

うーん、そっくり。

日本の教育費にかけるお金が、GDP比では、
他の先進国と比べて安いっていうのも、
医療費が安い、っていうのと共通するものがありますよね。

だったら、教育とか学校で以前にでてきて、
その解決策とかがある問題なら、真似すれば良いのに。
とか、個人的には思うんですけどねー。

きっと、学校や教育でも、解決策はないのでしょうねー。
どっちも、「社会」の問題ですからね、基本的には。


モンスターペイシェント」、「モンスター患者
の話は、最近マスコミでも良くでてきますけど。
実際に都道府県単位できちんとした調査を行った。
っていうのは珍しいみたいですから。

ここでも紹介しますね。



7割が「モンスター患者」被害 
愛知県内の病院調査

愛知県内の7割の病院が、この2年間で
患者側から暴言・暴力を受けたことが
医師会の調べで分かった。

教育現場で無理難題を持ち出す
「モンスターペアレント」と同じように、
医療現場で暴言・暴力を振るう患者
モンスター患者」とも呼ばれる。
医師会単位のこうした調査は全国的に珍しいという。

県内全340病院(20床以上)を対象に2月から調査。
4月23日までに147病院(43%)から
回答を得て、31日に中間結果を公表した。

「過去2年間で患者側から暴言・暴力を受けた」
のは106病院(72%)。
そのうち暴言の被害の頻度は
「1カ月に1、2回」が医師で10%、
看護師で31%あった。
暴力は「1カ月に1、2回」「半年に1、2回」
「1年に1、2回」を合わせ、
医師31%、看護師60%。

被害に遭った病院の6割が
「過去3年間で暴言・暴力が増加した」と感じている。

暴言・暴力を患者から受けた場所は、
受付窓口が最も多く、
救急・時間外窓口、一般外来が続く。
病院外という回答も1割弱あった。

対策として65病院
「弁護士に相談する体制を取っている」と回答。
10病院が「警察OBを雇用」している。


◆暴言・暴力・無理な要求

愛知県医師会の今回の調べで、
モンスター患者」が身近に存在することが、
あらためて浮き彫りになった。

具体例として挙げられたのは、
入院患者が点滴などの器具を指して
「こんなものは意味ないから外せ」
看護師らを呼びつけて怒鳴り飛ばしたり、
外来で診療の順番待ちを我慢できず、
「受付をしたのになぜ診療しない」
と怒りだして詰め寄ったりしたケース。

救急車で搬送された患者が、
軽度で入院の必要はないとの診断を受けると、
病院の公用車で自宅まで送れ」
と無理な要求をすることもあったという。

全国的にも「態度が気に入らない」という理由で
医師を殴ったりけったりする暴力は後を絶たない。
調査を担当した同医師会勤務医部会顧問の
宮治真(みやじまこと)さんは
「医療側が反省すべき点もあるが、
度を越す暴言・暴力が見られるのも確かで、
病院医療崩壊の一因」と話す。


参照: 『2008.6.1:中日新聞)』


暴言っていうのは、どういう発言の事を言うのか。
っていう定義があいまいですから。
なんとも言えない部分がありますけどね。

はっきり言って、単なるわがままを言った。
ってだけの事も含まれているかもしれないし。
明らかな、誹謗中傷のたぐいもあるでしょうからね。

でも、「暴力」に関しては、
問題ないでしょうからね。
それに関しては、非常に信頼性が高いと思いますが。

暴力を受けた事がある人も、
結構いるんですねー。

>暴力は「1カ月に1、2回」「半年に1、2回」
 「1年に1、2回」を合わせ、医師31%、看護師60%。


実は、私もあります(涙)


以前(2007年8月)に読売新聞が行った調査でも、
だいたい同じ様な結果でしたね。


参照: 『モンスターペイシェント』

全国の大学病院で、昨年1年間に医師看護師
患者や家族から暴力を受けたケースは、
少なくとも約430件

調査は、先月から今月にかけ、47都道府県にある
79の大学病院を対象に行い、
59病院から回答があった。
このうち、何らかの暴力あるいは暴言があった
と回答した病院は54にのぼる。

暴力430件、暴言990件



この時は、79病院中59病院だったから。
75%って事ですか。

愛知県では72%ですから。
だいたい、同じ様なもんですかね。

過去1年ってのと、過去2年との違いとか。
件数とかの違いはあるんでしょうけどね。

調査の仕方の問題とかもあるんでしょうけど。
だいたい、70%位の病院が、
モンスターペイシェント」、「モンスター患者
の被害にあった事がある。

っていう事は言えそうですね。


モンスターペイシェント」、「モンスター患者
っていう言葉が出来たのは最近ですけど。
個人的には、あんまり好きな言葉ではありません。

でも、いろんなマスコミとかでも出てきて、
この言葉でだいたい意味が通じて。
それ以上にわかりやすい言葉もないようなので。
この言葉を使っていきますけど。

モンスターペイシェント」、「モンスター患者
のような患者は、昔からいるんですよ。
残念ながら。

ただ、社会の問題って言うかなんというか。
自己主張をする人、わがままを言う人が増えてきたかな、
っていうのは、なんとなく思いますね。

自己主張」と「わがまま」とは、
全然違うものなんですけどね。

でも、きちんとした教育を受けていないのか、
甘やかされて育ったのか。
なんだか知りませんけどね。

権利ばっかり主張して、義務を果たしていない。
っていう人が増えたように思いますね。


まあ、こういうのは、病院に限らないのでしょうけど。

なにか問題があったら、
それは全部医者のせいだ、病院のせいだ。

っていう考え方は、間違っていると思いますよ。

だって、病院に来るっていう事は、
なにか病気とかがあって来るんだから。
予期しない出来事とか、
死につながる事もあるかもしれないし。

病気の人が病院に来た瞬間に、
不死身になる訳がないんですから。



もっと病院について知りたい人は、こちらからね!
→ 「大学病院のうそ」 ~現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密

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医師(勤務医)の仕事

Dr. I / 2008.01.04 01:36 / 推薦数 : 6

医師不足、特に勤務医が日本では不足している。
というのは、他の先進国と比べて、日本では
人口当たりの医師が少ないので。
まあ、当たり前といえば当たり前で。
その事が、医療崩壊医療破壊の原因の一つです。

医療崩壊という言葉は、最近よくマスコミとかでも
使われるようになってきましたけど。
医師数抑制政策、医療費抑制政策というのは、
政府の政策ですから。
医療崩壊というよりは、医療破壊の方がふさわしい。
というのは、以前に書いた通りです。

医療崩壊医療破壊の原因として、大きいのは、
医師不足医療費不足の二つなんですけど。
その他にも、医療崩壊医療破壊の原因はあります。

これも、最近よくマスコミでも取り上げられている、
医師勤務医の過労です。

医師の数が少ないから、過労になるのは当たり前、
といえば当たり前なんですけど。
そもそも、

医師勤務医)の仕事って何よ?

って思いませんか。
医療関係者以外は、医者の仕事っていうのが
どんな事か知らない人も多いでしょうから。
ざっと、ここで医師勤務医の仕事を書いてみましょうか。

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勤務医の仕事

外来
入院患者の回診
検査
手術
当直
当番
書類書き
後輩医師の指導
医学の勉強
地域の学校への検診
往診
くだらない会議
看護学校、看護師等への教育


とりあえず、ざっと思いつくだけ上げてみました。
それぞれについて、解説していきましょうかね。


○外来

外来、っていうのは循環器内科であれば、高血圧とか
狭心症とか糖尿病とか心不全とか。
そういう、持病で定期的に病院に通院している患者
診察する仕事です。

まあ、持病はないけど、風邪とか動悸がするとか、
そういう患者も診るんですけどね。

ほとんどの一般的な方がイメージしている医師の仕事
っていうのが、いわゆる「外来」の業務の事です。


○入院患者の回診

入院している患者の診察です。
外来に通院するだけでは、治療が難しい。
という人が、基本的には入院するので。
入院患者っていうのは、基本的には重症です。

明日、明後日にでも退院できる人もいるし、
いわゆる社会的入院の人もいますから。
全員が重症というわけではないのですけどね。

基本的には、入院患者っていうのは、重症患者です。


入院患者そのものを診察、治療する。
っていうのが、もちろん一番の仕事なんですけど。
重症の患者ですから。
一定の危険性が伴う、検査とか治療、それから輸血とか、
そういう医療行為も行う事が多いんですよ。

そんな時には、患者の家族に説明をしなければいけません。

アメリカ等の国だと、患者への説明は専門のスタッフが行う、
というところもあるようですけど。
日本では、全て医師が行います。

まあ、補足を看護師が行う事もあるとは思いますけど。
基本的には100%医者の仕事です。

今の時代、「説明義務違反」って事で、
裁判で何千万円も支払わされる事もあるので。
大変手間のかかる仕事です。

でも、どんなに丁寧に患者や家族への説明を行っても、
医者には一円も入らないんですよ

はっきり言って、これはおかしいと思います。
説明義務違反」とか言っておいて、裁判では
大金を支払わされる事もあるのに。
その対価はゼロ

これは、やっぱりおかしいのではないでしょうか。


○検査

循環器内科だと、心エコーとか、心臓カテーテル検査とか、
運動負荷試験とか、そういう検査です。

他の科だと、胃カメラとか、眼底検査とか、
そういう検査の事です。

エコーとかだと、忙しい病院だと検査技師が中心になって、
検査をする病院も多いのですけど。

危険性の伴う検査の場合は、基本的に全て医師が行います。


○手術

手術をするのは、基本的には外科系の医師で、
内科系の医師はほとんど手術は行わないのですけど。
循環器内科だと、ペースメーカーを植え込む手術とか、
心臓の表面の血管(冠動脈)を広げる、血管内手術
という手術は行います。

心臓カテーテル検査をやって、すごく血管が狭いとか、
詰まっているという時は、その場で血管内手術をやるし。
胃カメラ
をやって、大量に血が出ていればその場で、
止血する治療をやりますから。

内科の場合は、手術と検査、っていうように、
完全に分ける事は難しい場合もあります。


○当直

いわゆる「病院」というところには、
夜でも病院内に医師が待機していなければならないので。
当直という業務が当たります。

年齢が一定以上の医師とか、地位が高い医師では、
免除される場合もあるのですけど。
まあ、だいたいある程度以下の年齢の医師は全員、
当直という業務をやります。

本当は、入院患者に何かあった場合にのみ備えるもので、
患者を診察した場合は、当直料とは別に残業代を貰える
そして、外来に来た患者は診る義務はない
というのが、労働基準法という法律で決まっているのですけど。

ほとんどの病院では、これが守られていません。

夜から朝まで、当直でびっちり働いて、
その次の日も普通に朝から、通常業務。

という事も多々あるので、それが医療ミスの原因にもなります。

問題なのは、そういうシステムなのですけど、
違法状態は放置
されており、一向に改善の気配はありません。


○当番

待機」っていう言葉も使われます。
夜だろうが明け方だろうが、病気が悪くなる人はいるし、
病院に来る患者もいます。

そういう時は、まず当直医が診察するのですが。
(本来であれば、当直医に時間外の患者を診る義務はないですけど)
自分の手には負えない、これは専門医の判断が必要だ。
という時には、その科のその日の当番の医師が呼ばれます。

当然、時間外に呼ばれる事が多くなります。
大きくて忙しい病院だと、夜中に呼ばれる回数も多いので、
非常に大変です。


○書類書き

入院したら、入院した患者、家族への書類。
退院の時も書類。
検査をするにも、治療、輸血、血液製剤を使うにも、
患者に説明をして、その都度書類を書かなければなりません。

保険会社への診断書とか、生活保護、リハビリの書類
大量にあります。

これらの書類のほとんどは、病気によって
パターンが決まっていますから。
医師以外も書くことは可能なんですけど。
今のところ、ほとんどの病院では、
全て医師の仕事
になっています。


○後輩医師の指導

大学病院じゃなくても、医者が複数いれば、
たいていは上下関係がありますからね。

医者15年目20年目とか、
両方が一人前だとそういう事はないのかもしれませんが。

2,3年目とか5年目位だと、まだ医師として
一人前ではありませんから。
それより上の医師は、若手医師の指導をする事になります。
もちろん、研修医への指導も含みます。

研修医への指導は、ほとんど義務ですけど。
それ以外の若手医師への指導は、
個人によるところが多いかな。


○医学の勉強

医療というのは、非常に猛スピードで進歩しているので。
仮に一人前の医師だとしても、常に医師には勉強が必要です。

患者や病気の事は全てわかる。
なんて医者は、いないんですよ。
医者神様じゃないんだから

だから、わからない事があったら、当然本やネットで調べたり、
他の医師に聞いたりします。

でも、医学の勉強っていうのは、厚労省に言わせれば、
医師の仕事ではない」らしいですよ。

個人が勝手にやる事らしいです。

役人や政治家が答弁の為の書類を作ったり、勉強するのは
役人や政治家の仕事ではない
っていう事なんでしょうかねー。


○地域の学校への検診

病院にもよるし、季節にもよりますけど。
春なんかだと、地元の学校検診医師がかり出される事も
結構あります。

ちゃんとした病院だと、きちんと報酬が出るのですけど。
地方自治体病院だと「公務員の副業は認めない」って事で、
ただ働き」させられる事もあります。


○往診

これも、病院や医師にもよりますけど。
病院に来られない患者の家に行ったり、
老健施設なんかに往診にいく医師もいます。


○くだらない会議

ある程度以上のキャリアの医師になると、
くだらない会議のメンバーにされますね、たいてい。
まあ、他の職業でも一緒なのかもしれませんけど。
医師でも、そういうのはあります。

本来は、医療ミスをなくそうとか、
経営を良くしようとか、っていう意義があるんですけど。
とりあえず、会議を行うのが目的になっている、
って場合が多いですね、正直。

平均時給3000円医師看護士、技師10人集めて、
一ヶ月に一回、一時間の会議を行うと、一年間で

3000x10x1x12=36万円

のコストがかかるんですよ、本来は。
週一回だと130万円くらいですか。

36万円の価値がない会議であれば、損だから会議を止める
という意識を病院の経営者側には持ってもらいたいものです。

一時間くだらない会議に出たら、
一時間患者を診察する時間が減るしね。


○看護学校、看護師等への教育

地方自治体の病院とか、医師会関係の病院だと、
関連の看護学校を持っている病院も多いです。
そういう病院に勤めると、看護学校の講師をやらされます。
テスト作ったりしなきゃならなくて、結構面倒くさいっす。

たいてい、雀の涙ほどの給料は出ますけどね。
正直言って、ないようなもんです。

他に、病院にいる看護師とかに頼まれて、
勉強会をやって欲しいとか、って言われる事も多いです。

こっちは、完全にボランティアですね。



ざっと思いつくままに上げてみましたが、
医者の仕事ってのは、こんなもんです。

もっと偉い先生になると、講演もあるようですけどね。


医療関係者以外には、医者の仕事ってわからないだろう。
というように、冒頭では書きましたけど。
厳密に言うと、看護師とか検査技師とか、
医者と一緒に働いている人達でも。
医者の仕事の全部はわかっていないと思いますよ。

入院病棟の看護師は、医者外来や夜中に呼ばれる
当番の業務
とかは、あんまり知らないでしょうし。
外来なら、入院の事は知らないでしょうからね。

医局の中で、地道に書類書いているなんて、
医者以外は誰も知らない事ですしね。


開業医っていうのは同じ医者でも、
いわゆる中小企業の社長ですから。
経営とか、そういう事務仕事がもっと多いのでしょうね。
私には、詳しい事はわかりませんけど。

そのかわり、手術や検査が減ったり入院患者がいない
クリニックだと、入院患者はいないし
当番とか、そういうのもなくなるんでしょう。


まあ、そんな感じで、今後医師不足の話とか、
そんな話はたくさん出てくると思うんですけど。
その際に、参考にしてみて下さいね!


医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』

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当直中に医師が死亡

Dr. I / 2007.11.20 20:57 / 推薦数 : 14

非常に残念な事なのですが。
産婦人科医の「なな先生」の知り合いの医師が、
当直に亡くなられました。

まずはこの先生のご冥福をお祈りします。

不謹慎かとは思いながら、プライバシーに配慮しながら、
なんとかこれを世間に訴えられないか、と思い、
なな先生にメッセージを送ったところ、
すぐにブログに書いて頂きました。


身近な医者を、2人亡くしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一人は約10年前。
当時30代の、先輩医師です。
研究に、臨床に、非常に忙しくなさっていました。
たまにご連絡を下さる時は、
決まって深夜2時3時のメールでした。

学生時代は体育会でご活躍された先生で、
人間?と思いたくなるようなタフさと、
ひょうひょうとした笑顔を併せ持った
爽やかな先生でした。

大学病院勤務時代の夏、当時研修医だった私たちを集めて
ナイター見物に連れて行って下さったことがありました。
外野席で、ビールを飲みながら
ハンバーガーとポテトをほお張って
みんなでひゃあひゃあ言っていたら、
先輩だけ眠ってしまったのを、今でも覚えています。

その日も、病院で夜遅くまでお仕事をなさっていました。
術後の患者さんが落ち着くのを見届けた後、
0時過ぎから論文の添削を始めたところまでは、
他の医師が見ていました。
翌朝、出勤してきた同僚医師が、
医局で倒れている先生を見つけた時には
既にお亡くなりになっていたそうです。

葬儀には、婚約者の女性は
出て来ることができなかったと、
後で聞きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今度は、友人医師を亡くしました。
彼女も、30代です。

同じ職場の上級医師が、過労でその病院に入院中でした。
元々、一人が過労になるような労働環境ですから、
多くをお話しする必要はないでしょう。

一人が入院・休職しても、現在の医療事情では
代替要員は派遣されませんので、
残ったドクターたちは、目も当てられない忙しさでした。

緊急opeのある科の医師で、
毎日遅くまでopeをした上に、
夜中も容赦なく呼び出されていました。
過労だけは気をつけようね。壊れる前に、逃げようね」
と、お互い言い合っていたのに・・・

その日、彼女は当直でした。
翌朝、交代で当直に来た若い先生が当直室に入ると
彼女は机にうつ伏せになった状態で、亡くなっていたそうです。

大きな悲鳴を聞いて、一番に駆けつけた人が
何と過労で入院中の、彼女の上級医師でした。
その先生は、自分が休職したからだと自分を激しく責め、
入院先も変えた上に、退職されてしまいました。
残った同じ科の先生たちも、
全員がご自分を責め続けています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

二度と犠牲者を出したくありません。
どうしたらいいでしょう。


参照:「なな先生ブログ」、『犠牲』



読んでいて、涙が止まりませんでした。

なな先生は、記事の最後にこう言っています。

>二度と犠牲者を出したくありません。
 どうしたらいいでしょう。



涙を流しながら、私に出来る事を考えました。

私は、ただの勤務医ですけど。
幸いな事に、自分の「ブログ」と「メルマガ
を持っております。

おかげさまで、ブログは何回か新聞にも取り上げて頂き、
メルマガも1万人以上の読者がおります。
それでも既存のマスコミに比べたら、
ほんのわずかしか力はないのですけれど。
小さなブログメルマガでも、
集まれば大きな力になる、って信じています。


単なる医師としてできる事は少ないのですけれど。
ブロガーとして、メルマガ作者として、
この悲劇を世間に伝える事が、亡くなった先生に対する
一番の供養かな
、って思いました。

もし私の考えに共感していただける方が
いらっしゃいましたら、ブログメルマガを持っている方は、
この「なな先生」の記事をコピーして、
記事にして頂けないでしょうか。
→ 『犠牲』

自分のブログを持っていない方は、
なな先生のこの記事を読んで頂くように、
知り合いに伝えて頂けないでしょうか。


医師の数が少ないから、替わりがいないんですよ。

医療費削減政策が取られているから、
病院は赤字になって潰れるかもしれない。
だから、病院が潰れない為に働け、
って言われて、医師は過労なんですよ。

医師過労が起きた原因は、
政府の医師数削減政策
医療費削減政策のせいなんですよ。


過労の末に医師当直中に死亡するという悲劇を
二度と起こさない為に。

政府に医師数削減政策
医療費削減政策の変更を求めます。

 

この記事を引用するのに、許可はいりませんので。
どんどんブログでも日記でも、遠慮せずに引用してください!



「協力してくれた方達のブログ」

日々是よろずER診療
『ある悲しい医師の死』

とりあえず俺と踊ろう
『悲しい話』

眠らない医者の人生探求劇場・・・・(夢果たすまで)
『医者の過労死を考える』

えりぃの日記
『私たちには何ができるでしょうか・・・』

蒼い森の備忘録
『「医師の過労死」〜"何かしなければ"という思いから〜』

いっぽんのわら
『過労死2』

医師不足と言うけれど
「当直中の死(引用記事)」

天国へのビザ
『医師の過労死』

医者の常識、世間の非常識 ~Herr doktor~
『“犠牲” 何故、医者は過労死するのか?』

メタボな医師の独り言
『負のスパイラル』

読影室の片隅から
『あんな思いはもうしたくない』

モントリオール帰りの脳外科医の日々
「身近な2人の医師を亡くしたブロガー医師の悲しみ」

勤務医 開業つれづれ日記
「心が折れる、、、「ななのつぶやき 犠牲」 
悲しすぎる医師過労死の現実」


伊関友伸のブログ
「ある医師が当直中にお亡くなりになられました。
患者である国民の1人として
心より哀悼の意を表させていただきます。」


think of usual days
「過労」

かいぼーのつぶやき
「「犠牲」を読んで」

よっしぃの独り言
「二度と繰り返したくない事」

がんになっても、あわてない
「命の重さ」

Yukitake's Garden Blog 〜Life goes on〜
「本当にどうしたらいいのでしょうか?」

医療報道を斬る
「お悔やみの言葉もありません」

臨床の現場より
「尽きてしまった命」

やってます
「犠牲」

やってます
「珍しい話」

うろうろドクター
「悲しすぎる出来事・・・ 」

月の光に照らされて
「終わらない鎮魂歌」

いろはの医..
「いしのし」

Natto-bouzuたちの未来へ
「お医者さんの命を守って!」

5人の脳外科医
「死亡率低い7時間睡眠」

ナースマンの病棟日誌
「当直中に死亡 」

kameの いい味出してね
「システムが人を殺す 」

蒼い森の備忘録
『「医師の過労死」2 ~私たちに出来ることって…~ 』

行列のできる医学部合格をつかむヒント!!
『 あなたも一緒に考えてください』

カブシキ!
『 過労死するまで働く』

Dr. たける の 小児科メモ(海外編)
『明日は我が身か』

右脳^^部屋
『【雑談】あってはならないこと。』
新小児科医のつぶやき
『墓標』

乳ガン患者のサロン
『当直中に医師が死亡』

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モンスターペイシェント2

Dr. I / 2007.08.22 21:46 / 推薦数 : 8

「モンスターペイシェント」のコメント欄に、
貴重なご意見を頂きました。

モンスターペイシェント」って言葉は、
まだ一般には認知されていませんけど。
理不尽なクレームをつけたり、暴言暴行
行ったりする患者患者の家族の事です。

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何か、勘違いをされておられるようで。
ちょっと返答が長くなるし、他にも言いたい事があったので、
コメントの返信を兼ねて、記事にさせていただきます。


―――コメント、ここから。

お前ら、影に回って愚痴愚痴カッコワルイぜ

新潟のダガシというもんだ。
お前らの言うこと聞いてると、ツカレルぜ。
陰にまわってグチグチと。…怒らせるな!

クレーム言われるのが、そんなに嫌なのか?
それは我儘ってもんなんだよ。
商売にはクレームがあるのは当たり前だし、
クレーム受けることで客も業者も、
ある意味で成長してゆくんだよ。
そういうこと分からないみたいだなあ。
馬鹿どもが!

医者だ看護婦だと、何様のつもりだ?
そんなに仕事するのが嫌だったら辞めろ。
グズグズ言ってないですぐ辞めろ! 
迷惑だ。潔くないぜ。

お前らはもしかして、医療は商売じゃない
って思ってるのなら、それはゴウマンな考え方だからな。

じゃあ、何をやってるんだ? 
結局、金だろ? 
タダでやるわけじゃあ、ないだろう? 
少なくとも、自分の給料下げられる話になると、
お前らはギャアギャアわめくだろ?

今までのお前らの言い草聞いてれば、
こういう所に書き込んでる医者と看護婦の
奴らの仕事ってのは、…金と、ちっぽけなプライドと、
ヒマ潰しで、医者や看護婦やってるんじゃないのか?
自覚しろよ!

無神経な患者も大勢いるらしいが、
俺から見れば、自分を振り返ろうとしない
無反省なお前らは、馬鹿で無神経な患者
同類に見えるぜ。
わきまえろ!

じゃあ、どうすればいいか、一つ教えてやる。
理不尽な要求されたら、陰にまわって
グチグチ言ってないで、馬鹿な患者
立ち向かえばいいんだよ。
 
理不尽なこと言う奴に、
一人の人間として、怒れよ。
怒りを表明しろよ。
それが、スジミチってもんだよ。

そしてそれが、馬鹿なお前らにとっても、
馬鹿な患者にとっても、
目を開かせるキッカケになるんだよ。

ただなあ、それをするためには、自分自身が、
一人の人間として、立ってなけりゃならないぜ。
少なくとも立とうとし続けなけりゃならないぜ。
その自覚が、お前らにあるかなあ。

でも、いいか、やれよ。やってみろよ。
じゃあな。


しつこいようで失礼。
言い足りない事があって。
私は、内輪ウケと楽屋ウケってのが、
いっとうカッコワルくて醜いと思ってる人間です
(ちょっと興奮冷めたから普通の社会人の
言葉遣いになってしまってるけど)。

あなた達も、自分の知り合い以外の、
外に向けて、そして理不尽な要求してくる
相手自身に向って、立ち向かってほしいのですよ。
以上。


―――コメント、ここまで。


新潟のダガシさん。
まず、根本的に間違っておられるのは。
これは、インターネットに載って、
世界中に発信しているブログ
ですから。

このブログは、毎日何千人もの人間が読んでいますし。
今までのアクセス数は、百数十万アクセスです。
新聞にも、4回載っています。

内輪のものではないし、影に回っているつもりもありません。


クレーム言われるのが、そんなに嫌なのか?

ここで問題にしているのは、「単なるクレーム」ではなく、
理不尽なクレーム」や暴言、暴力を行う
モンスターペイシェント」に関してです。


>商売にはクレームがあるのは当たり前だし、
クレーム受けることで客も業者も、
ある意味で成長してゆくんだよ。


あなたがおっしゃっている通り、
クレームというのは、こちら側に否がある場合もあるし、
それを改善するために、為になる事もあるので。
そういうクレームを聞いて、成長していく事があることはわかります。
しかし、今回は、「理不尽なクレーム」や暴言、暴行ですから。
それと、今回の件とは全く別の物です。


医療は商売じゃない

これに関しては、意見が分かれる所です。
確かに患者からお金を貰っていますけど。
クレームを何回もつける客を出入り禁止にするとか。
お金を払わない、(自称)客を店(病院)に入れない、
診察しない、って事は、医者はできないんですよ。
法律で。
これを、「医師の応召義務」って言います。

自由診療で、お金を自由に設定しても良く。
都合の悪い客(患者)は診なくて良い、自由診療ではなく。
我々が行っているのは、ほとんど保険診療ですから。

あなたが言っているような、完全な商売とは異なります。


>じゃあ、どうすればいいか、一つ教えてやる。
理不尽な要求されたら、陰にまわって
グチグチ言ってないで、馬鹿な患者
立ち向かえばいいんだよ。


これは、その通りですね。
前回の記事に、結論として書くのを忘れていました。
私も、患者暴力を振るわれた事がありますが。
その時も、あまり問題にしない方が良いかな、
って思って警察沙汰にしませんでしたけど。

やはり、こういう時は、警察を呼ぶべきでしょうね。
あなたが言うように、立ち向かったら、
単にけんかになるだけですから。


>怒りを表明しろよ。
そしてそれが、馬鹿なお前らにとっても、
馬鹿な患者にとっても、


あなたは怒ると、目を開かせるキッカケになるんだよ。
とおっしゃっておりますが。
それは、ありませんね、ほとんどの場合。

患者が怒って、それに医者も怒る場面を
何度も見ていますけど。
それで、患者医者も目を開くきっかけになる
事はありません。
単に、お互いの怒りがもっと増すだけですので。


>私は、内輪ウケと楽屋ウケってのが、
いっとうカッコワルくて醜いと思ってる人間です
あなた達も、自分の知り合い以外の、
外に向けて、そして理不尽な要求してくる
相手自身に向って、立ち向かってほしいのですよ。


私も内輪で言ったりするのがあまり好きではないので。
こうやって、ブログで世界中の皆さんに公開して
何千人、何万人の方に読んでもらっているのですよ。
このブログ医療関係者もたくさん見ていますけど。
あなたのように、医療関係者以外の一般人も
たくさん読んでおられます。

ですから、あなたの言うように、
外に向けてブログを発信しているんですよ、私は。

私のブログが一般の人向けって事は、
以前の記事を見ればわかりますので。
是非、そちらもご参照下さい。


今日は、ホントは8/20の読売新聞の記事に関して。
これも、「モンスターペイシェント」、患者暴言、暴力
関しての記事なんですけどね。
ちょっと偏向報道があったので、それに関して
書くつもりだったんですけどね。
長くなったので、また今度の機会にしますか。


医者のホンネを知りたい人は、これ読んでね!
→ 『医者のホンネが丸わかり!』

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医者も市長も大変じゃの

Dr. I / 2007.04.19 00:15 / 推薦数 : 1

医者も刺されて、たいへんじゃの
『2007年4月16日: 読売新聞』


市長は、撃たれて死んだようじゃの
『yahooニュース 2007.4.18』


わしも気をつけねばの











じゃあの。
『竹原慎二 オフィシャルブログ』


こいつを読むんじゃ!
→ 『医者のホンネが丸わかり!』

こいつを押すんじゃ!

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産経新聞で紹介されました!

Dr. I / 2007.04.17 01:11 / 推薦数 : 1

2006.5.22の朝日新聞の夕刊で、
このブログが紹介された事があったんですが。
今度は、産経新聞に載りましたよ!

ブログ『☆☆☆ 介護保険をぶっとばせ ☆☆☆』を書いている
わくわく先生」の、お勧めブログって事で。
4月14日(土)の産経新聞大阪版夕刊で、
このブログ健康病気なし、医者いらず」が紹介されましたー!



迷惑かけないように、って念を押してもらったため、
URLは載らなかったみたいですけどね。
また、新聞に載ってしまいました。

左下のいちおしブログ、ってところです。

414産経新聞

なんか、ブログやメルマガにコメント、メールしたら、
私の事を知ってる人も結構いて。
知らないうちに、ちょっとした有名人になってしまいましたね。

中身は変わってないんで、別に良いんですけどね。

関西の人は、是非読んでみて下さいね!


ちなみに、わくわく先生のブログは、こちら!
→ 『☆☆☆ 介護保険をぶっとばせ ☆☆☆』

大人の為の脳トレーニングで、脳の老化を予防する事を
目的に書かれています。
入院患者で、老人が多いような病院に勤めている方なんかには、
得にお勧めですよ!


生活習慣病を予防したい人は、これを読んでね!

→ 「日本一わかりやすい!「糖尿病」

→ 日本一わかりやすい!「高血圧」

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以前「小児科医の遺言状」の記事で書いた、
小児科医中原利郎先生過労死をめぐる行政裁判の判決が、
本日3/14、出ましたね。

判決は、故中原利郎医師の労災を認め勝訴です。

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小児科医自殺 労災認定の判決

東京の病院に勤めていた小児科医自殺をめぐり、
医師の妻が「労災と認めないのは不当だ」と訴えていた裁判で、
東京地裁は、労災を認める判決を言い渡しました。

この裁判は、8年前、東京の病院で小児科医だった
中原利郎さん(当時44)が自殺したことをめぐり、
妻の、 のり子さん(50)が
「夫が月6回の宿直勤務など過重な労働が原因でうつ病になった」
として、新宿労働基準監督署に対し、
労災と認めなかった処分の取り消しを求めているものです。

14日の裁判で東京地裁は、
「宿直勤務では深い睡眠を確保することは難しく、ストレスとなった」
とした上で、 うつ病は病院での勤務が原因だったとして、
労災を認める判決を言い渡しました。


参照:「TBSの放送」

「NHKのTV放映」

動画もありますよ!


誰がどう考えたって、小児科医過酷な勤務
→ 過労
→ うつ病
→ 自殺

という、労災なのですが。

どうやら、裁判では被告側はバカな主張をしてたみたいですねー。

一年前の、この裁判の傍聴記なのですが。
「小児救急②過労死認定裁判を傍聴。」
このブログの記事から抜粋すると。


これで本当に裁判として成立するのだろうか?
そのくらい被告側の証人としての精神鑑定を行った
医師の証言が失笑を誘うものでした。

論点は『鬱を発症するにいたるその理由は?』
というところです。

原告はもちろん過労

被告は‥‥「肥満による鬱」を主張しました。

確かに、論文でもデータでもありますが、
何ともサッカーをたしなむほどの医師に肥満ですか?

主張の中での
①休みをほかの自分の活動に生かし、休んでいなかったこと。
②八方美人でええかっこしい
あまりの言葉にびっくりしすぎました。

病院側の傍聴人はほとんどいません。

裁判場はほとんど中原さんの支持者でありました。
空気が凍りつくのを感じました。

また、
・当直中に十分な睡眠はできるはずだ。
・20分休めば3時間の休みと同じ。
という変な論理も飛び出しました。

はっきり言って、もう答弁の最中に『は??』って言うのも多く、
面白さで笑いも起こりました。


こういう裁判になった原因は、
中原利郎先生の人徳もありますが、
病院側のオファーを誰も受けてくれず、
受け取ってくれた人は裁判では有名な
(いろんな意味で)精神鑑定人だったわけです。



って事らしいですわ。

そりゃあ、これで敗訴するわけはないと思うんですけどね。

でもこれって、あくまで東京地方裁判所の判決ですから。
国が控訴したら、この判決が確定するわけではないんですよ。

そうならない為に、国の控訴阻止のため、
厚生労働大臣宛にお手紙を書きましょう。

って企画も行われていますから。
是非皆さんも参加して下さいね!

→ 【速報&お願い】小児科 故中原先生 
過労死行政訴訟に勝訴 厚労大臣へ手紙を書こう!



テレビの報道の最後に、中原利郎先生の奥さん、
中原のり子さんがこう言っていますよね。

「この判決が医療の改善の第一歩となると確信しています。」

是非とも、そうなってくれれば良いのですが。


しっかし、みんな記事をアップするの早いですねー。
もうこの件に関して、いろんな医師のブログで書かれてますね。

私は、朝の3時半に救急車で急性心不全の患者が来て呼ばれて。
その後も超重症患者が2人来て。
夕方、昼ご飯を食べながらこのニュースを見て。
あ、今日の記事は絶対これにしよう!
って思って、速攻でブログを書いたのですが(汗)

やっぱ、記事をアップするスピードでは、
全くかないませんねー。
ま、最初から勝負にはならないんですけどね(笑)


過酷な勤務の代表(?)、大学病院の実態について知りたいって人は、
この無料レポートを読んでね!


→ 「大学病院のうそ」 ~現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密

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