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|---|---|---|---|---|---|---|
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| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
『医師の自殺率は30%も高い』
の記事に書いた通り。
医者の自殺率っていうのは、他の職種よりも
約30%も高いっていう事は事実です。
自殺以外にも、医師っていう職業は36時間連続勤務を始め、
夜中でも平気で呼び出されますから。
過労死の確率も高いんですよね、当然。
『またも若い医師が死亡』
『当直中に医師が死亡』
の記事にも書いていますけど。
私の周りでも、過労死した医者や、
うつ病で休職した医師もいます。
これって、私の周りだけでなくって、
全国的にも同じだよ、っていう事が
Yahooのトップページでも出ましたね。
医師の7割超が仲間の過労死など経験
医師の7割超が、過重労働による仲間の医師の
辞職や休職、死亡を経験していることが、
「勤務医の労働環境を考えるシンポジウム実行委員会」
などが実施したアンケート調査で明らかになった。
医師の過重労働を原因とする医療ミスなどについては、
回答者全員が「あると思う」と答えており、
同実行委などは「医師をはじめとする医療従事者の
労働環境を直ちに改善すべきだ」と訴えている。
同実行委は6月、東京都内で
「あなたを診る医師がいなくなる!
過重労働の医師を病院は守れるのか」
と題したシンポジウムを開催。
参加した約300人を対象に、医療現場の過重労働に
関するアンケートを行った。
その結果、「周囲に過重労働が原因で辞職、
休職、死亡した医療従事者がいるか」との問いでは、
医療関係職の62%が「いる」と回答。
医師に限定すると、73%が「いる」と答えた。
「(36時間連続勤務など)過重労働が原因で起きている
医療ミスや医療事故があると思うか」については、
回答者全員が「あると思う」とした。
また、「当直をした医師が、そのまま翌日も
連続して外来診療や手術などの業務に従事している」
ことについては、医療関係職の84.5%、
一般市民の94.7%がそれぞれ「よくない」と回答。
「医師の過重労働の責任がどこにあると思うか」
(複数回答)では、医療関係職と一般市民を合わせ、
「行政」の83%を最高に、「病院」66%、
「患者」61%などが上位を占めたほか、
「国民全員」という回答もあった。
「過重労働を防ぐため、病院に何ができるか」
(自由記述)では、「当直を勤務と位置付け、必要な人員、
予算を組むことが重要。
まず病院がその視点に立つことが第一」
(60歳代女性、元看護師)や、
「病院が過重労働を避けようと考えても、
医師が不足している現状がある。
そもそも医師を十分に雇用できる診療報酬に
なっているのかとか、一つの病院だけの問題ではない」
(30歳代女性、公務員)などの意見があった。
一般市民にできることとしては、
「医師と市民の壁をなくすため、互いがどう思っているかを
知る機会をつくる」(20歳代女性、医学生)や、
「まずは過重労働の現実を知り、周囲に伝える。
そして、行政や政府に声を上げていく。
選挙も大切」(30歳代女性、飲食業)などの意見が寄せられた。
医療関係職の労働環境に関しては、
「パイロットのように、連続勤務の時間を
法で制限するのがよい」(30歳代女性、看護師)や、
「医療費抑制政策を改めること」
(50歳代男性、病院長)などが挙げられた。
『2008年8月7日医療介護CBニュース』
この記事に出ている、
>6月、東京都内で
「あなたを診る医師がいなくなる!
過重労働の医師を病院は守れるのか」
と題したシンポジウムを開催。
っていうのは、これの事っすね。
『あなたを診る医師がいなくなる!』
このブログでは何回も書いている、
過労死した小児科医、中原利郎先生の奥さん。
中原のり子さんが主催したやつっす。
私が何回も主張している通り。
日本の医療崩壊は、政策によるものだから。
医療崩壊というよりは、「医療破壊」
という言葉の方がふさわしい、と個人的には思います。
>「医師の過重労働の責任がどこにあると思うか」
(複数回答)では、医療関係職と一般市民を合わせ、
「行政」の83%を最高に、
って事なんで。
一般の人にもそういう事がわかってもらえるようになったのかな。
って、ちょっと嬉しいですね。
実は、
『またも若い医師が死亡』
『当直中に医師が死亡』
この記事を書いた後。
私の同期の医師が、30代で亡くなりました。
当直をしている病院で、朝になっても来ない。
って事で、看護師が連絡したら、
当直室で冷たくなっていたそうです。
こういう事を繰り返さない為に。
最も大事な事は、行政の転換ですよね。
選挙前の小手先の治療ではなく、
もっと長い目で見て、日本の医療崩壊を
食い止めるような政策を練って欲しいですね。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』
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モンスター患者(モンスターペイシェント)
に関しての調査結果が出ましたね。
愛知県医師会が行ったやつですわ。
「モンスターペイシェント」、「モンスター患者」っていうのは。
病院などで不当なクレームや要求をしたり、
暴力をふるったりする人達(患者)の事を言います。
直訳すると、Monster patient(怪物患者)
って事になりますかね。
本文の前に、応援もよろしくね!
前に私が「モンスターペイシェント」の記事を書いたのが、
2007/08/19なんですよ。
参照: 『モンスターペイシェント』
その時には、ネット上には「モンスターペイシェント」
っていう言葉はあったけど。
新聞などの公のメディアでは、まだ出ていませんでした。
そのちょっと後に、新聞やyahooニュースとかで、
「モンスターペイシェント」、「モンスター患者」
っていう言葉が出てきたようなので。
これらの言葉が広まったのは、ここ一年以内。
って事ですよね。
「モンスターペアレント」って言葉はそれ以前、
多分それもここ1,2年くらいだとは思いますけど。
その後ですよね。
「モンスターペイシェント」、「モンスター患者」
って言葉が出来たのは。
医療や病院に出てくる問題っていうのは、
教育や学校の問題と似ている。
というか、その後に続いているようですよねー。
学校崩壊 → 医療崩壊
モンスターペアレント → モンスターペイシェント
教師のうつ病等の問題 → 医師のうつ病等の問題
うーん、そっくり。
日本の教育費にかけるお金が、GDP比では、
他の先進国と比べて安いっていうのも、
医療費が安い、っていうのと共通するものがありますよね。
だったら、教育とか学校で以前にでてきて、
その解決策とかがある問題なら、真似すれば良いのに。
とか、個人的には思うんですけどねー。
きっと、学校や教育でも、解決策はないのでしょうねー。
どっちも、「社会」の問題ですからね、基本的には。
「モンスターペイシェント」、「モンスター患者」
の話は、最近マスコミでも良くでてきますけど。
実際に都道府県単位できちんとした調査を行った。
っていうのは珍しいみたいですから。
ここでも紹介しますね。
7割が「モンスター患者」被害
愛知県内の病院調査
愛知県内の7割の病院が、この2年間で
患者側から暴言・暴力を受けたことが
県医師会の調べで分かった。
教育現場で無理難題を持ち出す
「モンスターペアレント」と同じように、
医療現場で暴言・暴力を振るう患者は
「モンスター患者」とも呼ばれる。
医師会単位のこうした調査は全国的に珍しいという。
県内全340病院(20床以上)を対象に2月から調査。
4月23日までに147病院(43%)から
回答を得て、31日に中間結果を公表した。
「過去2年間で患者側から暴言・暴力を受けた」
のは106病院(72%)。
そのうち暴言の被害の頻度は
「1カ月に1、2回」が医師で10%、
看護師で31%あった。
暴力は「1カ月に1、2回」「半年に1、2回」
「1年に1、2回」を合わせ、
医師31%、看護師60%。
被害に遭った病院の6割が
「過去3年間で暴言・暴力が増加した」と感じている。
暴言・暴力を患者から受けた場所は、
受付窓口が最も多く、
救急・時間外窓口、一般外来が続く。
病院外という回答も1割弱あった。
対策として65病院が
「弁護士に相談する体制を取っている」と回答。
10病院が「警察OBを雇用」している。
◆暴言・暴力・無理な要求
愛知県医師会の今回の調べで、
「モンスター患者」が身近に存在することが、
あらためて浮き彫りになった。
具体例として挙げられたのは、
入院患者が点滴などの器具を指して
「こんなものは意味ないから外せ」
と看護師らを呼びつけて怒鳴り飛ばしたり、
外来で診療の順番待ちを我慢できず、
「受付をしたのになぜ診療しない」
と怒りだして詰め寄ったりしたケース。
救急車で搬送された患者が、
軽度で入院の必要はないとの診断を受けると、
「病院の公用車で自宅まで送れ」
と無理な要求をすることもあったという。
全国的にも「態度が気に入らない」という理由で
医師を殴ったりけったりする暴力は後を絶たない。
調査を担当した同医師会勤務医部会顧問の
宮治真(みやじまこと)さんは
「医療側が反省すべき点もあるが、
度を越す暴言・暴力が見られるのも確かで、
病院医療崩壊の一因」と話す。
参照: 『2008.6.1:中日新聞)』
暴言っていうのは、どういう発言の事を言うのか。
っていう定義があいまいですから。
なんとも言えない部分がありますけどね。
はっきり言って、単なるわがままを言った。
ってだけの事も含まれているかもしれないし。
明らかな、誹謗中傷のたぐいもあるでしょうからね。
でも、「暴力」に関しては、
問題ないでしょうからね。
それに関しては、非常に信頼性が高いと思いますが。
暴力を受けた事がある人も、
結構いるんですねー。
>暴力は「1カ月に1、2回」「半年に1、2回」
「1年に1、2回」を合わせ、医師31%、看護師60%。
実は、私もあります(涙)
以前(2007年8月)に読売新聞が行った調査でも、
だいたい同じ様な結果でしたね。
参照: 『モンスターペイシェント』
全国の大学病院で、昨年1年間に医師、看護師が
患者や家族から暴力を受けたケースは、
少なくとも約430件
調査は、先月から今月にかけ、47都道府県にある
79の大学病院を対象に行い、
59病院から回答があった。
このうち、何らかの暴力あるいは暴言があった
と回答した病院は54にのぼる。
暴力430件、暴言990件
この時は、79病院中59病院だったから。
75%って事ですか。
愛知県では72%ですから。
だいたい、同じ様なもんですかね。
過去1年ってのと、過去2年との違いとか。
件数とかの違いはあるんでしょうけどね。
調査の仕方の問題とかもあるんでしょうけど。
だいたい、70%位の病院が、
「モンスターペイシェント」、「モンスター患者」
の被害にあった事がある。
っていう事は言えそうですね。
「モンスターペイシェント」、「モンスター患者」
っていう言葉が出来たのは最近ですけど。
個人的には、あんまり好きな言葉ではありません。
でも、いろんなマスコミとかでも出てきて、
この言葉でだいたい意味が通じて。
それ以上にわかりやすい言葉もないようなので。
この言葉を使っていきますけど。
「モンスターペイシェント」、「モンスター患者」
のような患者は、昔からいるんですよ。
残念ながら。
ただ、社会の問題って言うかなんというか。
自己主張をする人、わがままを言う人が増えてきたかな、
っていうのは、なんとなく思いますね。
「自己主張」と「わがまま」とは、
全然違うものなんですけどね。
でも、きちんとした教育を受けていないのか、
甘やかされて育ったのか。
なんだか知りませんけどね。
権利ばっかり主張して、義務を果たしていない。
っていう人が増えたように思いますね。
まあ、こういうのは、病院に限らないのでしょうけど。
なにか問題があったら、
それは全部医者のせいだ、病院のせいだ。
っていう考え方は、間違っていると思いますよ。
だって、病院に来るっていう事は、
なにか病気とかがあって来るんだから。
予期しない出来事とか、
死につながる事もあるかもしれないし。
病気の人が病院に来た瞬間に、
不死身になる訳がないんですから。
もっと病院について知りたい人は、こちらからね!
→ 「大学病院のうそ」 ~現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密
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数ヶ月前まで、「たらい回し」という言葉が
はやっていましたよね。
救急車で患者を病院に運ぼうとしても、
患者を受け入れる事ができる病院が少ない、
という問題ですね、これ。
まあ、最近はまともなメディアは「たらい回し」
という言葉は使われなくなりましたけどね。
「患者受け入れ不能」とか、「患者受け入れ困難」
とか、そういう言葉が正しいと思います。
ちなみに、厚生労働省が使っているのは、
「電話での転送依頼」ですね。
そのまんまですけど、確かに正確な記述ですわ。
この「たらい回し」、「患者受け入れ不能」、
「救急車からの電話での転送依頼」
の原因として、大きいのが、
ベッドが満床、医者が処置中、専門医がいない。
この3つです。
医者が処置中というのは、
単純に医師の数が少ないという問題。
それに加えて、時間外の患者、
救急車を使って来る患者の数が増えた、
っていうのが原因です。
専門医がいない、っていうのは、
医療訴訟が増えたという事と、
患者側の要求が高まったから、
というのが原因です。
専門医がいないのに患者を受け入れて
適切な治療ができなかったら困るから。
だから患者を受けるのを控えよう、
というように医療者側が考えて、
医師や病院が患者を受け入れる事が
できなくなったんです。
それと、ベッドが満床という問題。
これは、単純に国全体のベッド数が足りないのが
問題かって言われると、そうではありません。
それに関して、詳しく書いてある記事を見つけたので、
ここでも紹介しますね。
ネタ元は、「勤務医 開業つれづれ日記・2」の
『■”ふん詰まり”満床 「救急受け入れ「ベッドがない」(1)
~特集・救急医療現場の悲鳴」』
です。
いつもお世話になっております。
本文の前に、応援もよろしくね!
救急受け入れ「ベッドがない」(1)
~特集・救急医療現場の悲鳴
療養病床削減の影響により、救命センターで
患者を受け入れられない事態が起きている。
国が医療費抑制のために進めている
療養病床削減が、受け入れ不能などに混迷する
今の救急医療現場に与えている影響とは何なのか。
市民の命を支える救命救急センターや二次救急、
救急隊に何が起きているのか。
被災経験が教える地域の在り方とは―。
きょうから4回シリーズで、救急医療現場の
実態について特集します。
(熊田梨恵)
■療養病床削減が救命センターからベッドを消す
人口93万人の新潟医療圏を支える
救急医療の最後のとりで、新潟市民病院(660床)。
救命救急・循環器病・脳卒中センターや
周産期母子総合医療センターを備え、
年間約1万6,000件の救急患者を受け入れる
三次救急医療機関だ。
同院の広瀬保夫救命救急センター副部長は
「患者を診たいのに、ベッドがないから
新しい救急患者を受け入れられない」と、
苦渋の表情をにじませた。
橋本幸平さん(78歳、仮名)は、
平均在院日数が14.1日(2007年10月現在)の
同院に、2年以上入院している。
橋本さんは道路を横断中に車にはねられ、
同院に搬送されて一命を取り留めたものの、
頸椎(けいつい)を骨折して寝たきりの状態になった。
気管切開して人工呼吸器を使用、
経管栄養となり医療区分は最重度の状態だ。
橋本さんは住所がなく、唯一の家族である
息子とも関係は断絶状態。
未収金などのリスクが懸念され、
受け入れ先がいまだに見つからない。
「40日や50日入院している患者も最近は多い」
と、広瀬医師は漏らす。
「今まで転院先になっていた療養型の病院が、
受け入れてくれなくなった」と、
医療ソーシャルワーカーの星龍実さんは話す。
これまで同院で急性期の治療を終えた
患者の受け皿となってきた病院が、
相次いで病棟閉鎖や病床削減に追い込まれたり、
介護保険適用の施設に転換したりしたため、
同院のベッドは受け入れ先の決まらない
患者で埋まるようになってきた。
新潟県内の療養病床は5,378床
(医療型3,068床、介護型2,310床、
08年4月1日現在)で、
5年前に比べ131床減っている。
背景には、国が進める療養病床削減政策がある。
国は年間1兆円ずつ膨張する医療費を
抑制するため、受け入れ先がないために
入院が長期化するなどのいわゆる
「社会的入院」の多い療養病床を
削減する方針を打ち出しており、
12年度末までに現在36万床ある
療養病床を20万床までに削減し、
介護型は全廃する考えだ。
このため、06年度の診療報酬改定で、
医療依存度やADLで入院基本料に
差をつける療養病棟入院基本料を創設。
医療依存度の低い患者を介護保険施設などに
移らせるため、中心静脈栄養(IVH)など
最も重度の患者と軽度の患者とで、
診療報酬に約1,000点の差をつけた。
このため、経営が悪化して病床の転換や
閉鎖を迫られる施設が相次ぎ、
残る療養病床も医療区分の低い患者では
受け入れない施設が増えている。
現在では、診療報酬の低い軽度の患者では
受け入れ先がほとんどないのが実情だ。
回復期リハビリテーション病棟も
診療報酬改定が影響して、在宅復帰の
見込みが少ない患者の受け入れには消極的だ。
療養病床が老健に転換してベッド数自体が
確保されていたとしても、老健での日常的な医療は
介護保険施設サービス費に包括されるため、
投薬が減ったり、医療依存度の高い人を
敬遠したりするなどの問題も指摘され、
「療養病床でなければ、慢性期を担うのは難しい」
との声が現場から上がっている。
こうした状況から、同院に救急搬送された患者が
急性期治療を終え、一般病棟に移っても、
慢性期の受け入れ先がないために
入院が長引く患者が増え、新しい救急患者を
受け入れられない状況が常態化している。
1999年は3.8日だった救命救急センターの
平均在院日数も、今では約1日延びた。
このため、最後のとりでの三次救急である同院も、
救急隊の受け入れ要請を「満床」を理由に
断らざるを得ないことが近年増えてきた。
「患者を診たくても、受け入れられないのが
われわれの最大のストレス。
せめてベッドの回転が良くなる仕組みがあれば」
と、広瀬医師は訴える。
特に橋本さんのように、住所不定で無収入のほか、
老老介護や独り暮らしなど、在宅復帰や
家族との関係が難しいケースでは、
受け入れ側が難色を示す。
広瀬医師は「高齢化とともにそういう人が
増えているので、なおさら受け入れ先を
探すのが難しいが、救急で運ばれてきた
患者は断れない」と話す。
入院中に成年後見制度を利用するケースが
昨年は3回あるなど、搬送患者の
福祉的な支援のため、入院期間が延びることもある。
広瀬医師も「今後、団塊世代が高齢化すると、
大量の医療・介護難民が出るのではないか」
と懸念する。
こうした状況は、新潟にとどまらない。
東京では療養病床が足りないため、
近隣の県に慢性期の患者を送る
ケースが増えている。
長野県内で、病院や特養、老健、
有料老人ホームなどを展開している
松本協立病院の医療ソーシャルワーカー、
赤坂律子さんも「地域で対応できるように
さまざまな施設を備え、何とか対応してきたが、
最近は急性期からの受け入れ先が
足りなくなってきた。
制度そのものがおかしいとしか思えない」
と指摘する。
昭和大学病院の有賀徹副院長
(医学部救急医学教授)は「日本の縮図」と、
新潟県の現状を指摘する。
「救急医療に携わる医師は後方ベッドの確保を
第一に考えてきた。救急患者の
出口の議論をせずに、入り口の話だけをする
今の政策には意味がない。
今にどこの病院のベッドもパンクしてしまう」と語る。
「国はまず、医療全体のあるべき姿を描き、
国民に理解を求めることから始めなければ。
今のような行き当たりばったりの
政策ではいけない」と訴える。
『2008/04/15:キャリアブレイン』
このブログでも、以前から「医療崩壊」
の原因は政策によるものが大きい。
具体的には、医療費抑制政策と医師数抑制政策
などの政策によるものだから。
「医療崩壊」というよりは「医療破壊」
という言葉の方がふさわしい。
という話はしていましたが。
細かい政策や診療報酬の問題は、
他にもたくさんあります。
そのうちの1つが、急性期病院じゃないと、
利益が上がらないという、診療報酬上の問題です。
都会の大病院、救急病院だと、ベッド利用率が
常に100%に近い状態の所も多いですが。
地方に行けば、70%以下。
もっと言えば、ベッド利用率が50%以下の
病院もたくさんあります。
国のベッド数全体が足りない、
という問題ではないのですよ。
診療報酬がどんどん削減されて、
大きな病院でも、ベッド利用率が100%近い
状態でどんどん患者を入れて。
そいで、短期間でどんどん患者を
退院させていかないと赤字になる、
というくらい診療報酬を削減してしまった。
という診療報酬全体の問題もあるのですが。
それと、この記事にも書いてあるように、
「療養病床を削減した」、という問題もあります。
病院には、救急患者のような重症の
患者を中心に扱う、急性期病院。
それと、急性期での濃厚な治療を終わって、
リハビリや慢性期の治療を行う慢性期の病院。
言い方を変えれば、リハビリ病院、療養型病院。
の2つのタイプがあります。
これは、どっちが良いとか悪いとか、
そういう意味ではありません。
でも、急性期病院というのは、たくさんの
医師や看護師の数が必要です。
重症の患者が多いので、それは当然ですよね。
でも、今の診療報酬の体系では、
そんなにたくさんの医師や看護師の数がいなくても、
「急性期病院」、という事にしなければ、
病院自体がやっていけないようになっています。
医師の数も看護師の数もさほど多くない。
でも、療養型、リハビリの病院では
病院が大赤字になってしまって経営が成り立たない。
だから、本来は急性期病院としてはやっていけない、
中小の病院でも、「なんちゃって急性期病院」、
「なんちゃって救急病院」という事にして、
急性期の患者や救急、重症の患者を中心に
扱うようになってしまっています。
その結果、慢性期の患者を受け入れる病院がなくて、
本来なら急性期の治療が終わって慢性期の病院に行って、
慢性期の治療を行われるはずの患者が、
急性期病院に残る事になってしう。
だから、急性期の病院、救急患者を
受け入れる病院が常に満床で、
「たらい回し」、「患者受け入れ不能」
という状況になってしまいます。
急性期の患者、救急の患者を受け入れるのは、
本来の急性期病院に任せて。
急性期病院が実際には無理な病院は、
療養型、リハビリの病院に特化して。
「棲み分ける」という事が大事なんですよ、本当は。
そして、急性期の治療が終わったら、
速やかに慢性期の病院に患者は転院する。
そして、急性期病院は次の重症患者、
救急患者に備えてベッドを空けておく。
そういう状況にできれば、「ベッドが満床」で
「たらい回し」、「患者受け入れ困難」
という事も減ると思います。
それに、最初から慢性期の病院、リハビリ病院
という事で救急の患者を受け入れることは出来ない。
という事を標榜しておけば、救急隊から
救急患者の搬入を依頼される事もないでしょうから。
そういう意味でも、「たらい回し」、
「患者受け入れ不能」は減ると思います。
世間一般でも、政治家や役人の討論でも、
「たらい回し」のような自体が起きて、
救急を中心として医療が崩壊しているから。
なんとかしないといけない。
っていう事はわかっているはずなんですが。
今の政策は、全く逆の方向に行っています。
本来であれば、病院が急性期病院と、
慢性期の病院とで棲み分ける。
という意味で、療養型の病院をむしろ増やす。
そして、性期の病院でも赤字にならないような、
診療報酬の体系を作る。
という事が必要なはずなのですが。
>12年度末までに現在36万床ある
療養病床を20万床までに削減し、
介護型は全廃する考えだ。
という誤った方向に行こうとしています。
しかも、療養型病床の替わりになる
介護施設が整ったら、という条件ではなく。
今は病院にいる患者があぶれるなんて事は、
一切考えずに、医療費を削減する
という目的の為だけに、療養型病床を削減し、
介護型は全廃する方針です。
無駄な道路や、役人の天下り先の給料とか
補助金をたくさん使ったために、
増え続けた国の借金を減らす為に。
医療費を削減して、患者を見殺しにしようとしています。
こんな事で良いんでしょうかねー。
それにしても、これもキャリアブレインですか。
キャリアブレイン良い記事書くねー。
『救急患者、受け入れ困難率』
の記事に出ていた、
「救命センターへの受入照会、最大63回」、
もキャリアブレインの記事なんですが。
実は、この記事も前の記事も、書いたのは、
熊田梨恵さんという記者なんですよ。
この熊田梨恵記者とは、お会いした事があります。
偶然なのか必然なのかはわかりませんけどね。
良い記事を書いたり良い番組を作ったりする人は、
同じ様な所に集まるんですねー。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』
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「医療議連総会記念シンポジウム」
の記事に書いた通り。
4/12の夕方に日比谷公会堂で、
「医療議連総会記念シンポジウム(医療議連)」があったんで。
内科学会のついで、っていったらおかしいけど、
それに参加してきました。
会場には1000人くらいの観客がいて。
「医療関係者は手を挙げて」って言われて、
手を挙げた人が8割くらいかなー。
多分、その中の多くが医師だったと思います。
まあ、4/12に内科学会と婦人科学会が
東京であったから、その日に決めた。
っていうのはあると思いますけどね。
そいで、
出席した国会議員は、壇上に上がったのが
五十音順に
尾辻秀久会長、塩崎恭久副会長、鈴木寛幹事長、
世耕弘成幹事長代理、仙谷由人会長代理、西田実仁副幹事長。
会場にいたのが
足立信也事務局次長、逢坂誠二代議士、
小池晃幹事、萩生田光一事務局次長、橋本岳代議士。
そして、医療現場の代表として壇上に上がったのが
この9人です。
網塚貴介(青森県立中央病院総合周産期母子医療センター
新生児集中治療管理部部長)
有賀徹(日本救急医学会理事、昭和大学病院副院長)
内田絵子(NPO法人がん患者団体支援機構副理事長
NPO法人ブーゲンビリア理事長)
内田健夫(日本医師会常任理事)
嘉山孝正(全国医学部長病院長会議
大学病院の医療事故対策に関する委員会委員長、
山形大学医学部長)
黒川衛(全国医師連盟、長崎県西海市真珠園療養所 内科医)
桑江千鶴子(東京都立府中病院産婦人科部長)
久常節子(日本看護協会会長)
丹生裕子(県立柏原病院小児科を守る会代表)
詳しい内容は、ロハスメディカルブログ
「議連発足記念・真の公聴会」
を読んでみて下さいね。
全体として、非常に良かったと思いますよ。
議員の方達も、少なくともここに来ていた人達は本気なんだな。
という感じがしました。
個人的には、黒川先生、桑江先生、そして丹生さんの
話が非常に良かったと思います。
会場からの拍手も、この3人の時だけ、
非常に大きかったようです。
その中でも、5分の持ち時間を、きっちり
5分以内に納めた、黒川先生の話の内容を
本人の許可を得て、ここで引用しますね!
全国医師連盟の黒川衛です。
患者さんを助けようとしている医師は助けてください。
患者さんを救おうとしている医師を救ってください。
このまま、医療費の抑制が続き、
診療環境が改善されないならば必ず医療崩壊が起きます。
もう、既に起きています。
今の医療行政は、医療制度偽装だと思っています。
■医師配置基準は無視されています。
■医師の労働基準法違反は放置されています。
■医師の時間外労働の賃金はその
大半が支払われていません。
■病院勤務医は連続32時間労働を
月に3回以上無理強いされています
■勤務医の平均労働時間は
過労死労災認定基準をはるかに超えています。
このような、医療体制で、国民の命が守れるのでしょうか?
そして、診療の結果が悪ければ逮捕という、
異常な事態が起きています
■長時間の医療労働、医師技術料の抑制、
診療所の赤字経営、閉院廃院、医師バッシング、
偏向報道、不当逮捕、不当判決が続出しています。
医師不足の中で、現場の医師達の
士気を奪う事態が相次いでいます。
現場に残っている医師達が、誇りを持って
医療に携われるようにすること、これを抜きにして、
医療の再生は不可能なのです。
医療崩壊を防ぐためには、
●困難な症例の診療を行い、真摯に救命活動、
診療をしている医師を法的に守ってください。
●医療費抑制政策を改めて、せめて他の先進国並みの
適正な医療費を確保してください。
●人員不足の医療従事者に鞭を打つことは止めて、
医療現場を守ってください。
病院を元気にすれば、驚くほどの雇用が確保できます。
医師が雑用から解放され医療に専念できれば、
心のゆとりが出来て、患者さんの痛みや
苦しみをもっと深く共感することが出来ます。
医学医療立国を実現させれば、諸外国から
患者さんが大挙し医薬品医療関連企業も
日本に学びに来るかもしれません。
医療費は決して無駄金ではありません。
医療は国民と更には国を元気にすることが出来るのです。
■■■■■
具体的な提言、提起です。
超党派議連の皆さんは、議員立法を真剣に考えてください。
議員立法の内容は、二つです。
■医師に限らず、救命活動における
刑事免責を確立してください。
■損害賠償に変えて、無過失保障制度、
患者家族救済制度を国は設立して下さい。
この救命活動時の刑事免責と患者家族救済制度のセットによって
悲しみのさなかにいる患者家族は救済され、
患者を救おうとする医師も救われます。
それから、
■先進国並みの適正な医療費を確保し
診療点数などにも反映させてください
■医師の長時間労働を放置せず、取り締まってください。
●1、救命活動時の刑事免責
●2、患者家族救済制度の国による設立
●3、先進国並みの医療費、診療報酬の増額
●4、長時間労働を放置する病院を取り締まる
この4点を実行すれば、医療崩壊のスピードは弱まります。
医療崩壊の原因は、いろいろありますが。
敢えて、現場の医師の立場から4点に絞って
わかりやすく話していましたね。
コンパクトにまとまっていて、
非常に良い内容だと思いました。
今回も患者の代表の方が言っていましたし、
必ずこういう場で患者さんの側から出るのは。
「安心して医療が受けたい。」
という話です。
それは、実は医師、医療者側も全く同じ。
「安心して医療行為を行いたい。」
医師は皆こう思っています。
ただ、残念ながら、患者さんを助けようと思って、
善意で医療行為を行っても、
結果的に患者さんが亡くなった場合。
医師が刑事事件で逮捕される、
という事が起こっています。
そんな事では、医師は安心して医療行為を行えない。
それだったら、危険な行為はやらない。
危ない患者は診ない、っていう事が起こり得ます。
これが「萎縮医療」です。
医者っていうのはみんな、患者を助けたくて
医者になっているんだから。
誰もこんな事はやりたくないんですよ。
ただ、あまりにもリスクが大きすぎたら、
やらなくなるのは当たり前です。
これは医師だけでなく、どんな人でもそうです。
萎縮医療なんて、医者はやりたくないし。
そもそも、それをやったら一番損をするのは、
積極的に医療をしていたら助かったかもしれない
患者さんなんですよ。
だから、安心して医師(医療従事者)が
医療をする事ができる為に、
医師(救命活動)を刑事免責にしてください。
ていうのが、今回の黒川先生の主張の一番の肝です。
医師(医療従事者)以外からは大きな抵抗があるのが、
ここにも出てきた「医師(医療従事者)の刑事免責」ですね。
これを言うと、なんで医者だけ逮捕されないんだ。
そんなのおかしい、けしからん。
っていう話になるんですが。
先進国で、医師が刑事事件で逮捕されるのは日本だけです。
そして、この日本でも医師以外で、
刑事免責されている職業もあります。
例えば、消防士。
消防士っていうのは、火事で燃えている家とか、
そういうのを消火するのが仕事ですが。
家が燃えているのを消そうとして、
結果的に火を消すことができなくても、
逮捕される事はありません。
火のついた家を消火しようとして、
隣の家を水浸しにしても、
消防士が罰せられる事はありません。
例えば、警察官。
犯人と思われる証拠があって、犯人を逮捕した。
結果的に、その人が犯人でなくても、
その警察官個人が罰せられる事はありません。
例えば、検察官
有罪だ、って思って判決を出して、
結果的に無罪だったとしても、
検察官個人が罰せられる事はありません。
医師。
病気や事故で死にそうになっている患者さんが来て。
医師が自分たちの出来る範囲で、
なんとかしようとして、結果的に患者さんが亡くなった。
でも、医師の場合は逮捕される事があります。
それって、おかしくありませんか。
なんで、医師だけ逮捕される事があるんですか。
患者は医師に殺されたんではなくて、
病気や事故で亡くなったんですよ。
医師だけではなく、黒川先生が言っているように、
医療従事者である救急隊や看護師。
それに警察官なんかも、人を助けようとして、
結果的に助ける事ができなかった。
こういうのを罰する事があってはならないと思います。
もっと言えば、こういうのは、
職業で限定するべきではありません。
例えば、道路で人が倒れていて、
心臓も呼吸も止まっていた。
そして通りがかりの一般人が、
善意で心臓マッサージをした。
それなにも、もっと早く
心臓マッサージをしたら助かったのに、とか。
心臓マッサージのおかげで、肋骨が折れた、とか。
そんな事で訴えられる事があったら、
誰も人助けしなくなるでしょ。
だから、そういうのはやめてね。
っていう、ごく当たり前の主張です。
なんで、そんな当たり前の事が、
日本では決まっていないんですか?
他の国では、とっくの昔からやっている事ですよ。
法律で決まっていなくても、今までに
そんな事で一回も逮捕された事がない。
っていうのであれば、それはそれで良いですけど。
そんな事はないんですよ。
日本で過去100年間に、医師が刑事事件で
逮捕された事は100件ちょっと。
そして有罪になる確率は、50%位あります。
その後に、誰だったかな。
医者は、カルテ改ざんとか、診療報酬の不正請求とか。
そういう事するやつがいるのに、
医者だけ刑事免責なんて言っても、
世間は納得しないんじゃないの。
みたいな事を言っていた人がいましたけど。
なんか、勘違いしていませんかね。
>カルテ改ざんとか、診療報酬の不正請求
これは、救命活動ですか。
違うでしょ。
医者だけ、何をやっても刑事免責にしてくれ。
なんて、誰も言っていませんよ。
そこら辺は、はっきりさせて欲しいですね。
悪いやつは、悪い。
そんなやつは、医師免許を持っていようが、
いまいが悪い事をするやつはいるんですよ。
そういう人は、適切に罰を与えるべきです。
ただ、誰も悪くないけど、医療の現場では
人が死んだり、重大な後遺症が残る事もあるんですよ。
救命しようと思って、結果的に人が亡くなった、
あるいは重大な後遺症が残った。
これと、カルテ改ざんとか不正請求とは、
全く別の話ですよ。
患者さんを助けようと思って行った医療行為、
救命活動の結果、それがどうなっても、
医師や医療行為、救命行為を行った者が
刑事事件で罰を受ける。
という事があってはならないと思います。
そうでないと、結局損をするのは、
医療行為を受ける患者さんですから。
「医療議連総会記念シンポジウム(医療議連)」
全体に1つだけ言うとしたら、人選かな。
9人のうち、医療関係者が7人。
患者側は2人しかいないから、不公平だ。
って言っていた人もいたようですが。
コメントを書いた人は、9割以上は医師ですからねー。
それを考えれば、医師の数が多かった事、
それ自体はしょうがないかな、と。
個人的には思います。
それより、年齢構成というか。
医師(看護師)7人の立場が、
教授、准教授、部長クラスとか。
○○会長、だとか理事だとか。
ばりばり医療の現場で働いている人、
っていうよりは管理職に近い人の方が多いのかな。
っていうのが、ちょっと残念でした。
もちろん、部長っていうのは
ばりばり現場で働いてはいるのですが。
どうせだったら、医師歴5年かせいぜい10年の、
若手、中堅クラスの何の肩書きもない医師とか。
研修医とか、研修医終わって1年目で、
一番下っ端で働いている医師とか。
ホントに、医療が崩壊して、医者の数も全然足りなくて、
このままいったら過労死しそうです。
っていう若手の医師が1人いたらおもしろかったのになー、
って思いました。
ちなみに、今回の件を報道したのは、
今のところ、見つけた限りでは、神戸新聞だけかな。
丹波のグループ 医療守る活動、シンポで報告 東京
超党派の国会議員百四十七人でつくる
「医療現場の危機打開と再建を目指す国会議員連盟」
(会長・尾辻秀久元厚労相)が十二日、
初のシンポジウムを東京・日比谷公会堂で開いた。
医師の負担軽減を目指す丹波市の母親グループ
「県立柏原病院の小児科を守る会」の丹生裕子代表が
パネリストとして招かれ、「医師とともに
医療を築くパートナーになりたい」などと語った。
同連盟は、重症患者の搬送先が見つからなかったり、
勤務医が大量に病院を辞めたりする問題を受け、二月に発足。
医療現場の声を踏まえ、政策提言を目指す。
約千人が参加。
各地の医師らがパネリストを務め、
医師と患者の信頼関係が築きにくいことや、
医師数が先進国の中で低水準な現状を報告。
「医療の安全確保にはコストがかかる。
医療費削減を見直すべき」などの意見が出された。
「県立柏原-」は、市民に安易な救急利用を
控えるよう呼び掛ける活動を報告。
出席者から「活動が全国に広がらなければ医療体制が崩れる」
などの声が寄せられた。
(小林良多)
「2008.4.13:神戸新聞」
あ。
この記事を書いた、小林良多さん。
私、取材を受けました(汗)
すいません、全然時間がなくって
中途半端になってしまって。
メール取材であれば受けますので。
どんどん良い記事を書いて下さいねー!
立場が偉いからって、大学病院だからって、
良い医療ができるわけではないんですよ。
どういう意味か知りたい人は、これを読んでね!
→ 「大学病院のうそ」 ~現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密
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事故で病院に運ばれて、心臓に傷がついて、
「心タンポナーデ」になって亡くなった方がいたんですよ。
その患者が亡くなったのは、事故のせいじゃなくて、
助けられなかった病院(センターを運営する
国立病院機構)のせいだ。
だから、慰謝料1100万円払え。
って判決が、京都地裁でH20.2.29に出ましたわ。
その時の新聞記事は、これです。
本文の前に、応援もよろしくね!
事故負傷男性死亡、病院に1100万円賠償命令
交通事故で負傷した京都市の男性(当時57歳)が
搬送先の京都医療センター(京都市伏見区)で
死亡したのはセンターが適切な処置を怠ったため
として、妻ら遺族3人が、センターを運営する
国立病院機構(東京都)に約7600万円の
損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、
京都地裁であった。
井戸謙一裁判 長は「手術が遅れていなければ、
生存できる可能性があった」として
同機構に1100万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2005年2月21日、
上り坂でトラックと別の車に挟まれ、
同センターに搬送された。
翌日朝、外傷による心臓の異常が見つかり、
手術を受けたが、10日後に死亡した。
井戸裁判長は判決で、異常が判明した約1時間後に
男性がショック状態になったのに、
人工呼吸などに手間取って手術開始まで
約30分かかったと指摘し、
「ショック状態になった際、
何よりも優先して手術するべきだった」と述べた。
2008年3月1日【読売新聞】
この記事が出たときに、更に今の救急医療の崩壊に
追い打ちをかける最悪の判決だ。
って事で、医師ブログや医師以外の方のブログでも、
この事について書かれていました。
参照:『すべての救急病院に
24時間態勢でスーパー救急医を求める判決』
『救急医療へのトドメ』
『トラックと勝負したら…』
その詳細な判決文が出たので、
ちょっと解説していきますね。
結論から言っちゃうと、「とんでも判決」ですわ。
医師の側はガイドライン通りに、診察や検査をした。
そして、次の日の朝に「心タンポナーデ」
っていう状態になっているから。
心臓血管外科の専門家に相談して、
今すぐじゃなくて一時間後に心臓の手術をしましょう。
っていう話になったんです。
でも、手術の説明をしようと家族を待っている間、
患者が急変して、心臓も呼吸も止まった。
だから、心臓マッサージとか、人工呼吸とか、
心臓を動かす薬を使って、30分頑張った。
そして、30分後に心臓の手術をして、
一瞬心臓は動いたけど、残念ながら救命できなかった。
朝までの処置、検査には全く問題はないけど、
心臓が止まった後は、心臓マッサージも、
人工呼吸もいらないから、早く手術しなさい。
10分以内に手術を始めたら、
もう少し生き延びる可能性があったんだから。
かわいそうだから、慰謝料払ってあげなさいよ。
って判決です。
ちなみに、「心タンポナーデ」っていうのは、
心臓の周りには心膜っていう膜があって。
心臓のまわりをとりかこむ袋の事を
心嚢(しんのう)っていいます。
心嚢(しんのう)に水や血が貯まって
心臓が広がらなくなる状態の事です。
場合によっては、これで亡くなる事もあります。
「心タンポナーデ」に関しては、以前に詳しく書いたので、
こちらを読んで下さいね!
『救急医療も崩壊2』
ほんと、ばかばかしい判決ですよ。
「福島大野病院事件」でも、ついこの間、
検察側は禁固1年を求刑したようですが。
医療訴訟も、医療崩壊を招いた原因の一つです。
民事の医療訴訟を起こす事ができるのは、
国民の権利ですから。
それを止める事自体はできないのですが。
こういうところがおかしい、っていう事を
具体的に指摘していくしか、医療訴訟を抑制する方法は
今のところはないようなので。
ただ、バカみたい、って言ってもしょうがないので。
どこがおかしいか、具体的に検証していきましょう。
引用元は、「新小児科医のつぶやき」の
『京都心タンポナーゼ訴訟』からです。
いつもお世話になっております。
判決文は33ページあって、専門的ですが。
ここにありますので、興味ある人は読んで下さい。
『京都地方裁判所 第1民事部』
細かい事故の経過に関しては良いとして。
病院に運ばれた後の経過について書いていきます。
結構、専門用語が出てきますので。
それを全部やると長くなるので。
初めは経過と専門用語の解説をして。
その後にまとめますか。
Yosyan先生のとこがまとまっていますので、
引用させて貰いますね。
亡D(患者)は,被告病院救命救急科外来で,
「左足関節開放性脱臼骨折」と診断された。
亡Dは,被告病院搬入時,意識清明であり,
頭頸部に異常なく,胸部に圧痛なく,
呼吸音は左右差なく清であり,上肢の可動性は良好で,
腹壁は平坦で軟らかく,腸管の蠕動音は正常で,
骨盤の動揺はなく,直腸,前立腺,
肛門括約筋,右下肢等に異常はなかった。
亡Dに対しては,胸腹部のFAST
(心嚢,腹腔及び胸腔の液体貯留の検索を
目的とした迅速簡易超音波検査法,
以下「搬入時FAST」という。),
胸部正面仰臥位X線単純撮影
(以下「搬入時胸部X線撮影」という。),
腹部臥位,骨盤,足,膝関節等のX線単純撮影,
12誘導心電図検査(以下
「第1回12誘導心電図検査」という。)
等が実施され,上記の胸部正面仰臥位単純撮影によって,
左第6肋骨側胸部に骨折が認められた。
被告病院救急救命科医師は,速やかに
左足関節の脱臼観血的整復術を
実施する必要があると判断した。
救急科外来で行われた検査として、
1.搬入時FAST
2.腹部臥位,骨盤,足,膝関節等のX線単純撮影
3.12誘導心電図検査
これらが行われ、
左足関節開放性脱臼骨折
左第6肋骨側胸部に骨折
この二つが発見されています。
他の所見は診察所見も含めて異常がなく、
左足関節開放性脱臼骨折の治療が必要だ、
って判断をされたようです。
そいで、すぐに手術は行なわれます。
異常なしだから、当然「心タンポナーデ」も、
この時にはありません。
最初に医学用語の解説をしていきましょうか。
「FAST」そして「JATEC」
「JATEC」っていうのは、まだ出てこないのだけど。
判決文には何回か出てくるし、これを知らないと
「FAST」もわかんないので、最初にこれから解説。
「JATEC」っていうのは、
Japan Advanced Trauma Evaluation and Care
の略で、「外傷初期診療ガイドライン」の事です。
事故とか外傷で、救命救急センターに搬送された
傷病者を迅速に検査・治療するための
ガイドラインですわ。
判決文に何回も出てくるけど。
京都医療センターの救急の医師は、
JATEC(外傷初期診療ガイドライン)に
沿って診察や検査をしていますから。
それに関しては、過失は認められない。
という判決になっています。
そして、もう既に出ているけど。
この後にも何回も出てくる「FAST」。
「FAST」
Focused assessment with sonography for trauma
の略語で、心のう、腹腔および
胸腔の液体貯留の検索を目的とした
迅速簡易超音波検査の事です。
事故が起こって亡くなる方の多くは、「出血性ショック」です。
事故でどっか血管とか内臓が傷ついて、
そいでたくさん出血して亡くなるんですよ、ほとんどは。
体の外側で出血していれば、
見ればわかるんですけど。
体の中で出血していたら、わかんないですよね。
だから、体の中の検査をします。
ゆっくり時間をかけて検査していたら、
大量に出血していたら間に合わないでしょ。
だから、短時間で大出血がないか
簡易超音波(エコー)で確認しましょう。
っていうのが「FAST」ってやつですわ。
体の中で出血すると、血は下の方に貯まりますよね。
重力があるから当たり前です。
で、体の中で出血すると、「血が貯まりやすい場所」
っていうのが、いくつかあるんですよ。
簡単に言うと、体の下の方。
まあ、単純にそれだけではないんですけどね。
心臓の場合は、心膜っていう膜に包まれているから。
心臓に傷がついて出血した場合、
下の方に血が貯まるんじゃなくて、
心臓の「周り(心のう)」に血が貯まります。
人間の体の中って、いくつかの「膜」で」仕切られていて。
胸と腹、とか「胸膜」とか「腹膜」っていう「膜」で
区切られているんですよ。
そいで、大量に出血した場合、血液が貯まりやすい所、
っていうのは、だいたい決まっています。
そこに、エコーを当てて、血が貯まっていないか確認します。
具体的には、心のう(心臓の周り)、
モリソン窩(肝臓と腎臓の間の辺り)、左胸腔、
脾臓の周り、膀胱直腸窩(横になった時、腰の下の方)です。
出血性ショックになる場合の多くは、血胸、腹腔内出血、
心タンポナーデなので、外傷、事故の人が来たら、
すぐに診察をして、その後にFASTをやります。
そして単純X線なんかの検査と組み合わせて
血胸、腹腔内出血、心タンポナーデがないかを、
確認します。
今回の場合、胸やお腹を診察して、それは正常です。
そいで、その後「FAST」と、レントゲンを組み合わせた
検査をしています。
JATECってガイドライン通りです。
JATECには、心臓が疑われる場合は、心電図も撮りなさい。
って書いてありますが、これもやってるし、全く問題ありません。
そして、
>左足関節開放性脱臼骨折
左第6肋骨側胸部に骨折
と診断します。
はい、ここでも医学用語の解説。
「開放骨折」
別名「複雑骨折」とも言われますけど。
わかりにくくなるので、医者は「複雑骨折」っていう
言葉はあんまり使わないですね。
「開放骨折」っていうのは簡単に言うと、
「ホネが皮膚の外に飛び出した骨折」のことです。
「開放骨折」って、名前そのまんまっすね。
ホネが皮膚の外に飛び出ているわけですから。
そっから、ばい菌が中まで入ってしまって、
感染を起こす可能性が高いので。
治療が難しくなります。
基本的には、手術が必要な場合が多いです。
今回の場合も、内臓とかに出血はなさそうだから。
まずは、開放骨折の手術が必要だ、って判断して。
すぐにこの手術をしています。
本題の「心タンポナーデ」とか、心臓の手術に入る前に、
医学用語の解説だけで長くなってしまったので。
今回は、ここまでにしましょうか。
今回のところは、事故で患者が病院に運ばれたけど、
医師が最初に行った検査や診察には問題がない。
そいで、最初の時は、「心タンポナーデ」にはなってなくて、
左足関節開放性脱臼骨折と左第6肋骨側胸部に骨折があって、
開放骨折の方はすぐに手術が必要だ。
ってとこまででした。
私は循環器内科医なので、「心タンポナーデ」
っていうのは、一応専門なんですが。
「外傷性心タンポナーデ」っていうのは、
事故、けがだから、「外科」というか「救急」なんですよね。
専門は。
だから、専門分野以外の事も多いので、
足りない点も多いとは思いますので。
間違っている点や不足している点があれば、
専門家の先生にご指摘いただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
「心タンポナーデ」の事件で有名な別の裁判に関しては、
以前に書いたことがありますので。
興味あったら、こっちもみて下さいね!
『救急医療も崩壊1』
『救急医療も崩壊2』
『救急医療も崩壊3』
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日本の医療のなかでも、産科、小児科、救急の分野が、
最も医療崩壊(医療破壊)が進んでいますが。
総務省消防庁の「救急搬送に関する実態調査」で、
救急患者の受け入れ困難な状況が、
3/11明らかになりましたね。
その前に、応援もよろしくね!
救命センターへの受入照会、最大63回
2007年に救命救急センターに搬送された
約13万人のうち、救急隊が受け入れ先の
センターを探す際に最も多いケースで
63回の問い合わせをしていたことが、
消防庁が3月11日に発表した調査で分かった。
11回以上の照会が802件、6~10回が2、108件に加え、
救急隊の現場滞在時間が150分を超えたケースも
31件あるなど、3次救急レベルの受け入れ先を
探すのに困難を極めている実態がうかがえる。
調査は、消防庁が救急搬送時の受け入れ状況を
調べるために国内807の消防本部に対し、
07年中の救急搬送について
▽救命救急センターへの搬送
▽小児
▽産科・周産期
▽重症(3週間以上の入院加療が必要な傷病程度)以上
―のカテゴリーに分けて調査した(転院搬送除く)。
消防庁は同日、救急受け入れ困難の
問題を解決するために設置している消防機関と
医療機関の連携に関する作業部会に報告した。
07年に救命救急センターや大学病院の救急部など
地域で基幹となる救命センターに搬送された
13万4、042人のうち、1回の照会で受け入れ先が
決まっていたケースが80.1%と多数を占めたものの、
4回以上かかっていたケースが5.8%(6、990件)あった。
紹介件数が多かった消防本部があるのは大阪府で、
最大照会件数は63回。次に東京都で47回、
埼玉県で33回などがあった。
救急隊の現場滞在時間は、
「30分未満」が93.0%を占めたが、
長くかかったケースでは「150分以上」31件、
「120~149分」42件、「90~119分」150件があった。
150分以上かかっていたのは、
東京都で12件、神奈川県で7件、大阪府で4件あった。
受け入れられなかった理由には、
「(症状に対処できる設備やスタッフの不足による)処置困難」
が24.7%と最も多かった。
ほかには、「手術中、ほかの患者に対応中」21.2%、
「ベッド満床」21.0%などがあった。
■1回の照会で8割が受け入れ先確保
重症以上(搬送人数41万1、625人)と
産科・周産期(同2万4、173人)、
小児(同35万4、046人)のすべてのカテゴリーについて、
「1回」の照会で80%、「2、3回」も含めると、
95%が受け入れ先を確保していた。
11回以上の照会があったのは、重症以上は0.3%、
産科・周産期は0.2%、小児は0.1%で、
最大照会回数はそれぞれ50回、43回、35回だった。
現場滞在時間もすべてのカテゴリーで
「30分未満」が約95%を占めた。
都道府県別では、重症以上で
11回以上の照会があったのは、
東京が最多で614件、埼玉県129件、大阪府71件、
千葉66件と続く。
産科・周産期でも6回以上の照会があったのは
大阪113件、東京112件、神奈川30件などが多かった。
消防庁は「首都圏、近畿圏の大都市周辺部で
照会回数が多く、選定困難事案が一定の地域に
集中する傾向がある」としているが、
有賀徹座長(昭和大学病院副院長)は
「都市部は地方と比べて医療機関も多いため、
救急隊が受け入れ先を探すために当たる
医療機関も多いのは当然」と、
単純に照会回数だけで比較しないで
現場滞在時間や年次推移による分析も重視し、
数字が独り歩きしないように注意を促した。
受け入れられなかった理由は、重症以上では、
「処置困難」22.9%、「ベッド満床」22.2%、
「手術中、ほかの患者に対応中」21.0%だった。
産科・周産期では「処置困難」21.5%に、
「手術中、ほかの患者に対応中」19.0%が続き、
「専門外」が13.5%だった。
小児では「専門外」が25.2%と最多で、
「手術中、ほかの患者に対応中」21.8%、
「処置困難」16.1%が続いた。
■産科の照会回数、年々上昇
産科・周産期の搬送について、照会回数が
4回以上だったケースの推移を見ると、
04年には225件と全体の搬送件数の1.9%だったが、
毎年増加している。
今回は1084件と、昨年から
0.7ポイント上昇して全体の4.8%を占めた。
『医療介護情報CBニュース:2008年3月11日』
たしかに、11回以上の照会が802件とか、
最大で63回も問い合わせをしたとか。
救急患者を受け入れるのが困難な状況が、
明らかになりましたね。
実際、「救急患者を受け入れるのが困難な場合がある」、
というのは事実です。
しかし、こういうのは、ただ件数が多い。
とかっていう、数字だけを見て、
ヒステリックに騒いでも、何の解決にもなりません。
今回の記事を見てもそうですけど。
キャリアブレイン(CB)の記事は、比較的冷静に
分析をして、客観的に書いていますけど。
正直言うと、時事通信の記事は、ちょっとどうかな。
って思います。
試しに、比較してみましょうか。
重症拒否10回以上が年1000件超
=救急搬送実態調査-総務省消防庁
総務省消防庁は11日、昨年1年間の
救急搬送に関する実態調査の結果をまとめた。
重症患者の搬送で医療機関に10回以上、
受け入れを断られたケースが1074件に上った。
救命救急センターに搬送されるまで
62回受け入れを拒否されたケースもあり、
「予想を上回る厳しい実態」(同庁救急企画室)が
改めて浮き彫りになった。
救急搬送をめぐっては、患者の受け入れ病院が
素早く決まらないケースが全国的に多発。
同庁は昨年、全国の消防本部を通じて
2004-06年の妊産婦の救急搬送に関する
実態を調査したが、今回さらに
(1)重症患者
(2)妊産婦
(3)15歳未満の小児
(4)救命救急センターへの搬送
-の4区分で再調査した。
参照:『時事通信:2008年3月11日』
時事通信の記事は、詳細を検討する事なしに、
>重症拒否10回以上が年1000件超
ってヒステリックに騒いでいますけど。
そもそも、1000件っていうのが多いのか
少ないのか、わかんないですよね。
1億件のうち1000件だったら、少ないでしょうし。
1万件のうち1000件なら、多いでしょ。
やっぱり、ただ数字を出すだけで、
詳細に関しては何の検討もしない。
というのは、ちょっとどうかと思います。
総務省消防庁のHPを見たのですが。
残念ながら、まだ生データーは見られなかったので。
キャリアブレインの記事の方で、詳細を検討すると。
>重症以上(搬送人数41万1、625人)と
産科・周産期(同2万4、173人)、
小児(同35万4、046人)のすべてのカテゴリーについて、
「1回」の照会で80%、「2、3回」も含めると、
95%が受け入れ先を確保していた。
という事ですよ。
医師数削減政策と、医療費抑制政策のせいで。
日本の医療は崩壊しつつある。
というか、破壊されかけていますけど。
医療現場では何とか頑張って、
医療崩壊の最先端、救急でも
95%は、2,3回以内で受け入れ先を確保しているんですよ。
最近では「たらい回し」って言葉は使われなく
なりつつありますけど。
一時「たらい回し」の定義として、
「10回以上病院への依頼をする事」。
みたいな、わけのわかんない定義をされていますけど。
ホントかどうかわかんないけど、
この定義に当てはまるのがどの位か、
って見てみると。
>11回以上の照会があったのは、重症以上は0.3%、
産科・周産期は0.2%、小児は0.1%。
現場滞在時間もすべてのカテゴリーで
「30分未満」が約95%を占めた。
って事ですから。
0.1%とか、せいぜい0.3%ですよ。
割合としては。
「1000件超」ってヒステリックに騒いでいますけど。
割合としたら、0.1%~0.3%です