Dr. I
Profile

関連リンク

ブログ内検索

カレンダー

<< 2008/11 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

新着コメント

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< 大野病院事件判決まで、あと3日 | メイン | 大野病院、加藤医師無罪に! >

明日、福島大野病院事件の判決

Dr. I / 2008.08.19 18:40 / 推薦数 : 5

いよいよ明日、8/20
福島大野病院事件の判決が下されます。

医学っていうのは、不確実なものですから。
絶対に大丈夫って事はないんですよ。
日本は、周産期死亡率が世界一低いんですけど。
それでも、お産をすれば、死ぬ人もいるんですよ。
ある一定の確率で、必ずね。

100点満点のテストで60点以上が合格として。
99点だったら、喜びますよね、普通。
楽勝で合格点だし、
ほとんど満点に近いような点数だから。
多分、クラスで一番か二番でしょう。

でも、言い方を変えれば、
1点はミスしているんですよね。
100点満点で99点っていう事は。
その1点の事だけを取り上げて、「医療ミスだ
って言っているのが、一部の医療訴訟です。

しかも、点数の基準が○×とか。
マークシートとか、そういう完全に白黒
はっきりつけるものならともかく。
採点者によっては、人によっては正しいけど、
人によっては、正しくない。
って言ってるような、そんな基準で。
一部の医療訴訟は行われています。

福島大野病院事件の場合は、
極めてまれで予測不能な難治疾患と遭遇して、
救命を目的に必死の思いで
正当な医療行為を実施しても、
結果的にその患者さんを救命できなかった。

そういう場合に、今回のように極悪非道の殺人犯
全く同じ扱いで逮捕・起訴されるようでは、
危なくて誰もリスクを伴う医療には
従事できなくなってしまうんですよ。


8/20福島大野病院事件で、
被告の医師が有罪になるような事があれば。
日本の医療崩壊は、ますます加速してしまいます。

2年前であれば、
福島大野病院事件が有罪になったら、
日本の医療は崩壊する。

って言われていたんだけど。

残念ながら、この2年で日本の医療は、
どんどん崩壊してしまって。
もう誰にも止められないところまで来ています。

これ以上、日本の医療を崩壊させない為に

8/20福島大野病院事件の判決は、
K先生が無罪である事を信じます。

「我々は福島大野病院事件で逮捕された
産婦人科医の無罪を信じ支援します。」




医学的な事に関しては、
ブログ「ある産婦人科医のひとりごと」
『大野病院事件 8月20日に判決』
に詳しく書いています。

とても良い事が書いてあるので、
引用させて頂きますね!

応援も、よろしくね!

→ 人気ブログランキング

 

 

大野病院事件 8月20日に判決

コメント(私見):
今回の症例は子宮後壁の癒着胎盤
とのことですから、帝王切開の既往とも
関係ありませんし、癒着胎盤と手術前に
診断することも予測することも
不可能だったと考えられます。

極めてまれで予測不能な難治疾患と遭遇して、
救命を目的に必死の思いで正当な医療行為を
実施しても、結果的にその患者さんを
救命できなかった場合に、
今回のように極悪非道の殺人犯と全く同じ扱いで
逮捕・起訴されるようでは、
危なくて誰もリスクを伴う医療には
従事できなくなってしまいます。

また、県の医療事故調査委員会の報告書は
県の意向に沿って作成されたもので、
佐藤教授が県に訂正を求めたが、
「こう書かないと賠償金は出ない」
との理由で却下されたとのことです。

そもそも、正当な医療行為に対して、
医療過誤があったということにして賠償金を出させよう」
という考え方が根本的におかしいし、
そのために一人の医師の人生が
めちゃくちゃにされ、日本の産科医療全体を
崩壊の方向に加速させたこの事件の
意味するところは非常に重大です。

【 参照:『福島県立大野病院の医師逮捕は不当』



以前より、我が国では「産婦人科医一人体制」
の施設が多いことが問題視されてきました。
その解決策の一つとされていたのが
分娩施設の集約化です。

本事件以降は、全国的に「産婦人科医一人体制」
などのマンパワーの不十分な施設は
次々に閉鎖に追い込まれています。

結果的に、本事件は我が国の周産期医療体制の
再編が始まる契機になったことも確かだと思います。

【 参照:『産科崩壊に対する緊急支援策』


周産期医療に従事している限り、癒着胎盤に
いつ遭遇するかは全くわかりません。

そして、いざ癒着胎盤に遭遇した時には、
本事件の担当医師と全く同じ対応を
しなければならない立場にいるわけですから、
多くの産婦人科医
「とてもじゃないがやってられない」
という気持ちになって辞職しました。

今度の判決次第では、現在まだ現場に
何とか踏みとどまっている産婦人科医の中からも
大量の離職者が出るかもしれません。

【 参照:『大野病院事件の影響』



明日、8/20には、福島大野病院事件
判決
が行われます。
そして、その後に福島でシンポジウムも行われます。

シンポジウム
「福島大野事件が地域産科医療にもたらした影響を考える」

K先生の無罪と福島のシンポジウムの成功を祈ります。


この記事は、Yosyan先生の、「新小児科医のつぶやき
『2008-08-17 8.20まで後3日』
の「ネット企画」に賛同した記事です。

福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医
K先生の無罪を信じ支援する人
は、
コメント、お願いしまーす!


8/20の野村先生の意気込みは、これを見てね!

『大野病院事件判決まで、あと3日』


医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』

固定リンク | コメント (4) | トラックバック (3)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki/20080819/1/trackback

トラックバック一覧

医療行為と犯罪
医療行為とは、合法的な犯罪とも言えます。例えば、手術。これは、合法的に人の体を傷つけています。医療行為でなかったとすれば、傷害罪となります。採血などでも同じ事が言えますよね。ほかにも、聴診や触診などは... [続きを読む]
posted from よっしぃの独り言 2008.08.19 23:30
お祈り
今日は、寝る前にお祈りをします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 明後日は、福島県立大野病院事件の、第一審判決の日です。無罪が... [続きを読む]
posted from ななのつぶやき 2008.08.20 09:37
人知の及ばぬ事象に無罪判決
福島大野病院事件に際し、私は「ボールペン作戦」 に参加して、マスコミ関係を中心に配りました。最後の1本は、本日、一番お渡ししたかった方に渡すことができました。 先月、不正出血があり、青くなって通院す... [続きを読む]
posted from 乳がん患者のサロン2 - ノエル編 2008.08.20 23:03

コメント

コメント一覧

こんばんは。head&neckです。
私もこの国の医療の行く末を案じる医師の一人として、K医師の無罪を信じ支援しています。
written by head&neck / 2008.08.20 01:14
>head&neck先生
なんとか、K先生が無罪になると良いですね。
written by Dr. I / 2008.08.20 07:19
無罪であることを固く信じます。
できれば、両当事者に対する労いの一言を添えて、終結に向けてください。
written by ハッスル / 2008.08.20 09:27
>ハッスル さん
ホントに、無罪になって良かったです。
でも、裁判に勝っても加藤先生が得たものは、何もないんですよね。
遺族が失ったものは、大きいし。
written by Dr. I / 2008.08.21 07:57

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。