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日本の医療崩壊の原因として一番大きいのは、
医師不足と医療費不足だと、個人的には思いますが。
それに加えて「医師の過労」というのも、
非常に大きいと思います。
このブログでも「医師の過労」や「医師の当直」、
「医師の時間外労働」の問題には、
結構力を入れてきたつもりです。
今回、「医療制度研究会」がまとめた「医師の勤務状況調査」
でわかった医師の過労の状況が、
yahooのトップページに出てましたね。
本文の前に、応援もよろしくね!
医師4人に1人が36時間以上連続勤務
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080801-00000006-cbn-soci
地域の中核病院に勤務する医師の4人に1人が
36時間以上の連続勤務を行い、
今の仕事について半数近くが「忙し過ぎる」
と感じていることが、現役医師らでつくる
NPO法人(特定非営利活動法人)「医療制度研究会」
(理事長・中澤堅次済生会宇都宮病院院長)がまとめた
「医師の勤務状況調査」で分かった。
調査には、関東、東北地方の救急指定、
研修指定などの17病院に勤務する489人の医師が協力した。
過去1週間で最も長かった連続勤務時間については、
「36時間以上」が25%、
「30時間以上36時間未満」が26%と、
過半数の医師が30時間以上の
連続勤務をこなしていた。
しかし、連続勤務の代休を
「取れる」はわずか4%にとどまった。
一週間の労働時間でも、「70時間以上」が26%、
「60時間以上70時間未満」が28%などと、
過半数の医師が長時間勤務を
していることが明らかになった。
週休については、「取れない」が29%に上った。
こうした勤務実態の中、仕事が「忙し過ぎる」が46%と
半数近くに達し、「限界に近い」も14%あった。
自由意見では、
▽「忙しい仕事の中で、手術件数は増やせ、
医療事故は起こすなには無理がある」
▽「年々、仕事がきつくなっており、
せめて当直明けはゆっくり休みたい。
現在の当直は、夜間勤務に近い」
▽「仕事には誇りを持っているが、
今の生活が続くと、自分の体が
壊れてしまうのではないかと心配」
▽「心臓外科を2人でやっており、
定例の手術に緊急手術が加わると、
週の平均勤務時間が80時間を超えることもある。
2人で行う仕事量としては限界」
-など、労働実態の改善を求める声が相次いだ。
国に対しては、「医療費抑制のみにとらわれず、
本当に必要な医療の需要と供給の均等化、
適切な人材、診療報酬の確保に努め、
そのために予算配分をしてほしい」
という要望が寄せられた。
同研究会では、「医療現場の過剰な忙しさは、
サービスの低下につながり、患者への
“危害”になる可能性があることを考えなければならない。
現場の考えが、なぜ政策に反映されないのか。
患者に対する医師の責任として真剣に考えよう」
と呼び掛けている。
参照:『2008年8月1日:医療介護CBニュース』
警察や消防、タクシーの運転手とかは当然。
コンビニのバイトでさえ、夜中に働いたら
必ず次の日には休みになるのに。
人間の命を扱う医師の場合は、当直で夜通し働いたとしても、
ほとんどの病院では、次の日が休みにならない。
というおかしな制度があって。
そのせいで、医師が過労になっています。
どの程度の医師が、丸1日以上働いているのか、
っていう具体的なデーターは今まで少なかったのですけど。
医療制度研究会がまとめてくれましたね。
>過去1週間で最も長かった連続勤務時間については、
「36時間以上」が25%、
「30時間以上36時間未満」が26%と、
過半数の医師が30時間以上の
連続勤務をこなしていた。
半分以上の医師が、30時間以上の連続勤務ですよ。
これ、院長とか、60歳を過ぎたベテラン医師とか。
そういう医者も入れて、の話ですけど。
それでも、半分以上の医師が、30時間以上の
連続勤務をしています。
でも、これ。
ホントは、もっと多いんですよ。
ちょっと調査の仕方が甘いというか。
どうせやるなら、もうちょっと工夫して
設問を作らないともったいなかったかな、
と個人的には思いました。
どこがか、っていうと。
>調査には、関東、東北地方の救急指定、
研修指定などの17病院に勤務する489人の医師が協力した。
(地域の中核病院に勤務する医師)
過去1週間で最も長かった連続勤務時間について
という事ですから。
地域の中核病院で救急指定、研修指定病院ですからね。
そういう病院であれば、医師が5人とか10人。
っていう事は、まずあり得なくって。
医師の数は、20人とか50人とか。
その位の人数になるんじゃないですかね。
この調査での具体的な病院の医師数はわかんないけど。
30時間とか、36時間連続勤務っていうのは。
丸1日(24時間)+6時間、または12時間。
って事ですから。
30時間連続勤務っていうのは、
当直の次の日が休み、もしくは半日で終了。
という病院でなければ、全て当てはまります。
36時間連続勤務も、当直の次の日、12時間。
朝9時から夜9時まで働く。
っていう、ちょっと忙しい位の病院であれば、
当てはまってしまいますから。
30時間以上連続勤務の医師が半分。
36時間以上連続勤務の医師が4人に1人。
っていうのは、むしろ少ないかな、と思います。
じゃあ、なんでこういう結果になったかっていうと。
>過去1週間で最も長かった連続勤務時間について
っていう設問の仕方をしているからですね。
当直をする医師っていうのは、病院によって違うけど。
院長とか60歳以上、50歳以上の医師を除いて全員。
とか、そんな感じで、みんなで協力してやっています。
ある程度大きな病院であれば、外の病院から
当直の為の医師を雇っているとこもありますけどね。
中堅病院で、医師が20人の病院の場合。
2人が、年齢制限等で当直免除だとすると。
残りの18人の医師で、一ヶ月の当直。
30日とか31日を回す事になります。
そうすると、一ヶ月に1人2回弱。
若い医師は月に2回の当直。
ベテランの医師は当直は月に1回。
とか、そんな感じになると思います。
この調査では、
「過去1週間で最も長かった連続勤務時間」
ですから。
前に行った当直が10日前とか、2週間前とか。
そういう人は、重症の患者さんがいて、
当直じゃないので病院に泊まった。
っていう人以外は、当てはまらなくなっちゃうんですよ。
だから、過去一週間ではなくて、
「過去一ヶ月で最も長かった連続勤務時間」
というような質問の仕方をすれば、
>連続勤務の代休を「取れる」はわずか4%にとどまった。
って結果なわけですから。
当直の後は、完全な休みではないけど、半日で終了。
というような病院。
それと、当直をしていない医師。
これを除いて、
ほぼ全員が30時間以上連続勤務してますから。
おそらく。
30時間以上連続勤務の医師は5人に4人。
36時間以上連続勤務の医師は半分。
くらいになるんじゃないかな、って思いますね。
それと、いわゆる中堅病院じゃなくて、
もっと医師が少ない病院。
田舎の病院で、医師の数が5人しかない病院、とか。
医師の数が5人だと、5日に一回は当直ですから。
「過去一ヶ月ではなく、一週間で最も長かった連続勤務時間」
という質問でも、もっと多くの医師が30時間とか、
36時間連続勤務をした、っていう回答になると思いますね。
アンケートする前に、私に一言相談してくれれば良かったのにー。
って、そんな訳ないか(笑)
あ、そうだ。
一応、話をわかりやすくするために、今回の記事では、
1つの病院に、1日に1人の医師が当直する。
っていう事で、計算しましたけど。
実際には、規模の大きい病院とか、
当直がすごく忙しい病院の場合だと、1日に2人の医師で当直。
とか、土、日、祝日は日直と当直(昼番と夜番)に分ける、とか。
そういう事をやっている病院も多いし。
産科の場合は、医師の数が100人いる病院でも、
産科医が3人しかいなければ、産科当直は3日に1度。
っていう所も多いですからね。
実際は、今回の記事で書いた医師の当直回数っていうのは、
「最低の回数」って事ですからね。
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