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< 「こどもの医療費無料」の問題点 | メイン | 産婦人科残酷物語Ⅱおめでとー >
最近、医師の自殺の話、多くないですかねー。
前に、一年分のデーターを見て、
日本の医師の自殺率って、他の人達より多いな。
って思った事があったんですよ。
そいで、いろいろデーターを探してみたら。
やっぱり、医師の自殺率は高いって事がわかりました。
しかも、他の人達の約30%も高いんですよ!
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○医師の自殺者数
合計 男 女
H13 70 64 6
H14 86 76 10
H15 79 71 8
H16 79 69 10
H17 90 79 11
H18 90 85 5
参照:『産科医療のこれから:壊れる日本の医療』から
警察庁生活安全局「自殺の概要資料」より
なんとなく、H16年までよりもH17,H18年
の方が、医師の自殺者数は多いな、
って事はわかりますけど。
でも、これだけ見ても、多いんだか少ないんだか、
よくわかんないですよね。
これを医師以外というか、医師も含めた
日本人全員の自殺率と比較してみましょうか。
○日本人の自殺率(10万人当たり)
全体 医師 医師/全体
H13 24.4 27.1 1.11
H14 25.2 32.8 1.30
H15 27.0 29.8 1.10
H16 25.3 29.3 1.15
H17 25.5 32.8 1.29
H18 25.2 32.4 1.29
な、なんとー。
医師の自殺率って、最近2年間では、
他の職業の約1.3倍も高いんですよ。
日本の医師数って、約26万人だし。
自殺した医師の方って、年間数十人だから。
数が少ない、っていう影響もあるのでしょうけど。
でも、医師の自殺率は6年連続で
一般の人達よりも高いですからね。
やっぱり、日本医師の自殺率は他の職業よりも高い。
って言って良いと思います。
ちなみに、ご存じの方が多いと思いますが。
日本の自殺率は、世界的に見てもトップクラスです。
アメリカの自殺率は10万人当たり約10人。
イギリス、イタリアでは、約7人ですから。
日本の自殺率はアメリカの2倍以上、
イタリアやイギリスの3倍位なんですよ。
その日本の一般人よりも、
30%も医師の方が自殺率が高いんですよ。
やっぱり、この状況っておかしいと思いませんか。
日本人の自殺の原因で一番多いのは、健康問題(40%)。
その次が、経済・生活問題(30%)。
それに、家庭問題(10%)、勤務問題(6%)、
男女問題(3%)が続きます。
参照:『自殺対策支援センター』
医師の場合は、お金で苦労するって事は、
ほとんどないですから。
多くの人は、体を壊して自殺しているのだと思います。
最近では、こんなニュースもありましたよね。
脱線事故で救急活動医師の自殺
過重労働が原因、父提訴
05年4月に起きたJR宝塚線(福知山線)
の脱線事故で、現場で救助活動に携わった
済生会滋賀県病院(同県栗東市)の医師、
Hさん(当時51)が自殺したのは、
病院側が求めた救急活動や災害医療についての
講演や研究会への参加などで
過重な労働を強いられたためだとして、
父親が25日、同病院を運営する
社会福祉法人恩賜財団済生会(東京都)に
1億円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に起こした。
訴状などによると、H医師は05年2月、
「2人の部下を配置する」という条件で
滋賀医科大から同病院救命救急センターに着任。
2カ月後に発生した宝塚線事故では
現場責任者として救護活動にあたった。
事故後、H医師に取材や講演の依頼が殺到。
病院側が積極的に応じるように指示したため、
通常業務に加えて1カ月の3分の1以上は
救急医療や災害医療などの研修や講演に奔走した。
勤務後の深夜や休日も資料作りに追われ、
部下の配置もなく、疲弊した。
さらに、病院にいることが少なくなったため、
ほかの医師らから公然と中傷、
罵倒(ばとう)されるなどした。
このため「うつ状態」に陥り、翌年5月に自殺した。
原告側は「病院の指示で対外業務が増加したのに、
支援態勢をとらなかったうえ、H医師への
嫌がらせに適切な対応を取らなかったなど、
安全配慮義務違反は明らかだ」と主張している。
同病院の中野信次・管理部副部長は
「取材や研修依頼については、
本人の裁量でやるようにと指示していた。
ほかの医師に比べ勤務が過酷だったことはない。
法廷で明らかにしたい」と話した。
『2008年02月25日:asahi.com』
現時点では、H医師が自殺した原因が
過労かどうかはわからないですけどね。
でも、この記事を見る限り、
H医師の勤務は非常に大変で。
それ以外の事も大変だったのに、周りに認められず。
それで自殺した、って可能性が高い様な気はします。
このブログでも、医師の自殺に関しては
『当直中に医師が死亡』
『またも若い医師が死亡』
なんかでも取り上げましたし。
周りの医師に聞いても、身近な医師を
自殺で亡くしたって人は非常に多いです。
労災が認められた、小児科医中原利郎先生の裁判は、
民事ではなかなか厳しそうですし。
なんとかならないものでしょうかねー。
ちなみに、過労死で亡くなった小児科医、
中原利郎先生に関連する記事はこちらです。
『小児科医の遺言状』
『小児科医、中原医師の過労死を認め勝訴』
『小児科医自殺 労災認定2』
『小児科医過労自殺訴訟、厚労省が控訴断念』
『小児科医自殺、病院の賠償認めず 』
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コメント
コメント一覧
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E-mail:harada@hgp-med.jp murakami@hgp-med.jp
HP: http://hgp-med.com/
受診のタイミング等が書かれた小冊子ができてるとか。
ママ友達や小冊子があると安心でしょうね。
こうやって受診人数が減ったら時々小児科医を囲んでの勉強会ができるかもしれません。
で、賢いママ達が増えて行く。ワクワク嬉しいです。
ただ・・・・
その小冊子の通りにしたら、ママ友達の言うとおりにしたら手遅れになったと訴える人が、悲しいかな、出てくるかもしれません。
誰が責任者になって、誰が作って誰が誰に配るのか・・・。そんな事考えてたら一歩も踏み出せないです。でも言われそうなんですよねぇ・・・・。
柏原の話ですね。
必ず、一定の割合でそういう事が出るんですよね、残念ながら。
でも、現時点で、軽症の患者が増えすぎて、そのせいで重症の患者を助けられない、っていう弊害が出てきているので。
トータルで考えたら、そっちの方が得だ。
って事を言っていくしかないのではないでしょうか。
ちょっと古いのですが、海外でも医師の自殺は多いようです。
医師は自殺しやすく、精神科 医はさらに自殺しやすい。
ttp://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20071224/p1
精神科医のうつ病・自殺が多い現実
ttp://maglog.jp/yumeken2/Article202421.html
精神科医は、自分自身も病んでいる人が多いので、納得です。
うつ病は薬物療法だけでは治らない。あたりまえですね。
医師の自殺を減らすには、「激務と刑事罰をなくす」が一番!
イギリスでも、医師の自殺率は2倍、っていう話は聞いたことがあったんですが。
他の国でも、やっぱり高いんですねー。
やはり、原因はストレスが多いと思うので。
それを改善するように、システムを変えるって事が大事だと思います。
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