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日米医療報酬比較

Dr. I / 2007.12.23 23:07 / 推薦数 : 14

残念ながら、来年度の診療報酬は結局、
診療報酬全体では0.82%下がりました
それは、『診療報酬引き下げへ』の記事に
書いた通りなんですが。
以前から言っているように日本の医療費は激安です。
先進国中最下位です。

医療費(診療報酬の中でも、医師技術料は、
お話しにならないくらい安いです。

具体的にどのくらい、安いのか、ってことを、
アメリカの診療報酬と比べてみてみましょうか。

アメリカの診療報酬の値段は、
アメリカ開業医を営む、DAICHAN先生のブログ
アメリカ開業医の独り言」の中の
『激安な日本医療報酬と自殺問題』から。

日本の診療報酬は、
診療点数早見表、2006年4月版からです。

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日米診療報酬比較

○初診料

アメリカの診療報酬
家庭医の場合: 1万2千円
専門医の場合: 3万円から5万円以上


日本の診療報酬
研修医でも専門医でも 2700円



○再診料

アメリカの診療報酬
8千500円


日本の診療報酬
200床未満の病院 570円
200床以上の病院 700円
診療所        710円



○抗生物質筋肉注射

アメリカの診療報酬
5千500円(薬剤費込み)


日本の診療報酬
筋肉注射の処置代 180円
薬剤費(ペニシリンカルシウム 20万単位) 1660円



○気管支拡張吸入

アメリカの診療報酬
4千800円


日本の診療報酬
120円
入院患者は0円
薬剤費(メプチン 0.3cc) 10円



○血液採取と準備費

アメリカの診療報酬
3000円


日本の診療報酬
110円



○心電図

アメリカの診療報酬
1万3000円


日本の診療報酬
1500円



○短いギブス

アメリカの診療報酬
4万円


日本の診療報酬
手、指、足(片側) 4900円



○長いギブス

アメリカの診療報酬
7万円


日本の診療報酬
上肢(手)、下肢(足)(片側) 12000円



○小さいオデキの切開

アメリカの診療報酬
3万円


日本の診療報酬
10センチ未満 4700円



○大きいオデキの切開

アメリカの診療報酬
6万円


日本の診療報酬
10-20センチ 8200円



○小さい傷の縫合

アメリカの診療報酬
2万円


日本の診療報酬
4700円



○大きい傷の縫合

アメリカの診療報酬
3万円から6万円


日本の診療報酬
8500円



○火傷の治療

アメリカの診療報酬
1万円


日本の診療報酬
100Cm2未満 1350円
100~500cm2未満 1470円



DDAICHAN先生のブログを元に、同じ様な内容を
診療点数早見表、2006年4月版」を読んで書いたので。
弱冠違うところがあるかもしれませんけど。

全く同じとは限りませんけど、ほとんど同じ内容で、
これだけ値段に差
があるんですよ。

技術料は、医師技術料だけでなく、
看護師とか技師への技術料も不当に安いですよね。

これ見る限り、平均で10倍くらいでしょうか。
5~50倍くらいの差があるように思えます。


これはあくまで、「診療報酬」の値段ですからね。
例えば、200床未満の病院の再診料570円ですけど。
患者が病院で払うお金は、これの3割とか1割とかだから。
実際に病院の窓口で払うお金は、3割負担なら、171円
1割負担なら、57円って事です。

心電図も、3割負担なら、450円です。

めちゃくちゃ安くないですか、これ。
アメリカ医者と比べて、1/10しか仕事してない
わけじゃないんですよ、日本の医者って。
仕事量だけでいったら、絶対に日本の医者の方が多いし

技術に関しても、日本の医者がアメリカに劣る
って事はないですよ。

100歩譲っても、最先端の医師同士だったら、
アメリカの方が進んでいる場合もあるけど。
1/10って事はないですよ、絶対に。


診療報酬本体部分0.38%上がった
って喜んでいる場合じゃないんですよ。

10倍にしろ、とまでは言いませんけど。
適正な価格にする必要はあるはずですよ。


日本の医療機器は、アメリカ3倍位なんですから。
どう考えても、バランスがおかしいのですけどねー。

どうにかして欲しいです。


医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』

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コメント一覧

DR I先生
 大変わかりやすい記事ありがとうございます。私も中央公論1月号を、読んでびっくりしました。緊急の帝王切開で若い産婦人科の先生が、たったの1000円しかもらえない。10年間の医療費削減。日本でも、イギリスのような、トニーブレヤーが、政治家として必要です。先生はブログで、日本の世論を変えてください。よろしくお願いします。ではまた。
written by DAICHAN / 2007.12.24 00:25
>DAICHAN先生
ずっと前に、紹介したいって言っておいて。
遅れちゃってすいません。

やはり、一般の人は日本の医療費というか診療報酬とか知りませんからね、普通。
というか、勤務医もあんまり知らないので。
こういうの、って結構役に立つかな、と。
written by Dr. I / 2007.12.24 00:33
診療報酬は低いのに何故か医療機器はアメリカの倍もする値段で購入。助かる見込みのない患者さんに手厚く治療、Living willがあっても脳死ではない為に尊厳死させてもらえない患者さんとアメリカではあっさり治療中断して無駄な医療費を削減しようという発想は浮かばないんですかね。
尊厳死の問題に医療経済を持ち込むな!と尊厳死協会からまで怒られてしまう、変な日本です。
written by Tai-chan / 2007.12.24 17:54
>Tai-chan 先生
尊厳死の問題を金と結びつけると、悪者になるような雰囲気がありますからね。
日本では。

厚労省も、延命治療は金の無駄だから止めろ。
って、悪者になって言えば良いのに、それを言わないで「医療の無駄を省く」とか言ってるから、あいまいになるんですよ。
written by Dr. I / 2007.12.25 20:23

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