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予想通りですけど。
残念ながら、やっぱり来年度も診療報酬は
引き下げられるようですね。
診療報酬全体の引き下げ額は0.82%だそうです。
ガソリンが値上がりだ。
野菜も魚も値上げだ。
牛乳も30年ぶりに値上げだ。
タクシー代も値上げだ。
って言っているのに。
時代に逆行していますよね、明らかに。
しかも、診療報酬全体では値下げなのに。
私が知る限り、全ての新聞等のメディアで見出しは
「診療報酬引き上げ」
になっているんですけど。
それも、気にくわないですわ。
本文の前に、応援もよろしくね!
診療報酬引き上げ、0.38%増へ 政府・与党
政府・与党は12月17日、医療機関などに支払う
診療報酬の08年度改定で、薬価を除いた
医師の収入に直結する「本体部分」について、
0.38%引き上げる方針を決めた。
薬価部分は市場価格を反映して
1%程度引き下げるため、全体では02年度から
4回連続のマイナス改定となる。
この日、与党と日本医師会幹部らが
都内で断続的に協議。
政府は0.1%の引き上げを検討していたが、
医師会が大幅な上積みを要求。
与党側も次期総選挙での医師会の支持を取り付けるため、
引き上げ幅の上乗せを求めていた。
厚労省は医師不足対策として、産科や小児科、
症状が重い急性期医療などへの報酬を手厚くする方針だ。
診療報酬は2年に1回改定。
医療費抑制のため小泉政権下の02年度、
本体部分が初めて1.3%引き下げられた。
04年度は据え置かれたが、
06年度も1.36%引き下げられた。
引き上げは00年度以来、8年ぶり。
引き上げ率は過去最小となる。
0.38%の引き上げに必要な財源は300億円程度。
厚生労働省は社会保障給付の無駄を
細かく見直し、捻出(ねんしゅつ)する考え。
本体部分の引き上げにより、病院や診療所への
医療費支払いが増え、国民が支払う保険料や
窓口負担も増えることになる。
『2007年12月17日:朝日新聞』
診療報酬本体0.3%超上げ=
8年ぶりに増額、医師不足などに対応-政府・与党
政府・与党は12月17日、2008年度診療報酬改定で、
医師の技術料などの「本体部分」を
0.3%超引き上げる方針を固めた。
複数の与党幹部が同日、明らかにした。
産科などで深刻化する医師不足に対応するためで、
本体部分の増額は、2000年度改定以来8年ぶり。
薬価部分は実勢価格を反映して1.2%引き下げる方針で、
診療報酬全体では0.9%程度のマイナスとなる見込み。
診療報酬全体の引き下げは、02年度以来4回連続。
18日に予定される財務、
厚生労働両相の閣僚折衝で正式決定する。
『2007/12/17-20:13:時事ドットコム』
例に挙げたのは、2つだけですけど。
他のメディアも一緒ですよね。
「診療報酬引き上げ」で。
診療報酬っていうのは、患者が病院にかかって、
治療とか検査をした時に、病院がもらうお金の事です。
もちろん、診療所でもですけど。
日本では、国民全員が保険に入っていますから。
保険会社から7割、患者は3割とか。
患者が払うお金と、全く同じ金額ではないのですけどね。
簡単に言うと、それぞれの検査とか手技とかに対して、
病院が「保険会社+患者」から貰うお金の額です。
点滴したとか。
胸のレントゲン写真を撮ったとか。
心臓のエコーをしたとか。
白内障の手術をしたとか。
酸素を投与したとか。
そういうの、一つずつ、細かーく、値段が決まっています。
その中でも、手術とか、医者がやる検査とか。
医者の技術料等の料金。
これの事を、「診療報酬の本体部分」っていいます。
それに加えて、注射とか飲み薬とか、医療機器とか。
そういうの、全部合わせて「診療報酬」って言います。
今回、各メディアが「診療報酬引き上げ」
って言っているのは、診療報酬のうちの
「本体部分」だけです。
民間企業とか公務員の給与で考えれば
わかりやすいですかね。
診療報酬の本体部分=月給
それ以外の診療報酬=ボーナス
診療報酬全体=年収
こんな感じでしょうか。
例えば、計算しやすいように、
年収1000万円としましょうか。
で、月給が70万円で、70万x12=840万円。
だから、ボーナスが年間160万円。
で、合計で、年収1000万円。
月給が0.3%アップして、2000円増えた。
でも、ボーナスが大幅に減って、年収は0.9%下がったから、
年収は1000万円から991万円になって、9万円下がった。
こういう場合。
「月収0.3%引き上げ」
っていう見出しがつく、って事です。
>医師の技術料などの「本体部分」を
0.3%超引き上げる方針を固めた。
>診療報酬全体では0.9%程度のマイナスとなる見込み。
>月収は0.3%、2000円上がった。
>でも年収は0.9%、9万円下がった
これ、全く同じ事ですよ。
明らかにおかしいでしょ、この見出し。
月給が上がったって、年収が下がったら嬉しいですか。
月収が上がった事が、一番大事な事ですか。
違うでしょ、それ。
年収は下がっているんですから。
月給が上がったって、それは大変でしょ。
>0.38%の引き上げに必要な財源は300億円程度。
本体部分以外の診療報酬は引き下げていますから。
それには言及しないで、なぜ「本体部分だけ」に対して、
財源とか言っているんでしょうか。
>本体部分の引き上げにより、病院や診療所への
医療費支払いが増え、国民が支払う保険料や
窓口負担も増えることになる。
診療報酬全体が下がっているのですから。
薬代とか、全部トータルしたら、
患者の自己負担額は減るんですよ。
ただ、そのうちの医師の技術料などだけは、
日本では、今まで不当に低く抑えられていたので。
ほんのわずかに、上がりますよ。
ってだけの話なんですが。
できれば、正確に報道してもらいたいものですね。
政府の言論統制に引っかからないで。
『2007年12月18日:読売新聞 』によると、
診療報酬全体の引き下げ額は、0.82%。
660億円みたいっすね。
医者のホンネが知りたい人は、こちらから!
→ 『医者のホンネが丸わかり!(改)』
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コメント
コメント一覧
診療報酬が下がっているということは、病院経営に関しては改善が無いということで、地方病院の崩壊に歯止めがかかるとは思えないのですが・・・
TBさせていただきました。今後も、ご指導後鞭撻のほどをよろしくお願いいたします
TBしました。今後もよろしくお願いいたします
理解しやすいBLOGに全く同感です。
ありがとうございました。
今回も結局は、実質引き下げですものね。
これに対して「日医」が若干の成果としてコメントしています。
今回の「本体部分」の値上げを根拠に来期は「値下げ」を宣言しているのかもしれません。
残念ながら、またどんどん病院が潰れるでしょうねー。
一体、どうなっちゃうんでしょうか。
実質っていうのは、どういう使い方でもできますから。
なるべくそういう言葉は使わずに、数字だけで正確に表すべきだと思いますよ。
一部だけ取り上げるのも、おかしな話です。
来年というか、2年後は自民党が政権取ってるかどうかわからないので。
全く別になる可能性はありますけどね。
スタッフも雇えなくなる。医療機器や医薬品も購入できなくなる。
患者さんがいらしても、「診断に必要な検査をすると赤字、治療をすると赤字なのでウチではあなたの病気の診療はできません。他の医療機関も同じですから、他の病院へ行っても変りません。あきらめてください。死ぬことも重篤な後遺症が残ることも覚悟してください。」と説明することになりそうです。
あるいは、「採血は自分でなさってください。心肺停止になったときは、ここに手順を書いてありますからご家族の方が気管内挿管なさってください。人工呼吸器の管理も、ご家族の方でお願いします。なんたって、診療報酬の削減で、ナースも雇えませんし、医者は3日に1回しか病院に来ませんから。」なんて説明することになるのでしょうか。
今は、赤字は病院が持つ、って形で。
患者の命を救う事が優先されていますけど。
近い将来、そんな時代が来るのかもしれませんね。
医療崩壊というよりは、医療破壊ですね。
いくら診療報酬を下げても下げても、医療を受ける高齢者の増加の方が大きいから、医療費は増加する一方です。
少子高齢化ですから、若い世代が膨れ上がる高齢者医療を支え切れません。
解決策として、病院の集約化により病院の半分以上を潰します。(現在進行中ですね)
当然ですが、集約化により効率よく医療を提供できるわけです。
赤字病院はどんどん潰れてくれないと困るということでしょう。
>集約化により効率よく医療を提供できるわけです。
まあ、アクセスは制限されますけどね。
それは、限りある資源ですから、やむを得ない面はあると思います。
>赤字病院はどんどん潰れてくれないと困るということでしょう。
残念ながら、今の政権はそういう方向のようです。
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