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財務相の諮問機関の財政制度等審議会が、
医療費削減のために、
診療報酬を下げようとしていますが。
財務省のいい訳に、「ごまかし」があると思います。
本文の前に、応援もよろしくね!
診療報酬下げ提言 財政審 人件費など圧縮余地
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071106-00000057-san-bus_all
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は
5日の会合で、平成20年度予算で医療機関に
支払う診療報酬の引き下げを求めることで一致した。
医療費を見直すことで社会保障費の抑制につなげる。
診療報酬は小泉政権時代から減額が続き、
さらなる引き下げには日本医師会や
与党の厚生族議員らの激しい抵抗も予想される。
財政審は「下落が続く賃金や物価の
水準に比べると医師の人件費などは
まだ高い」と反論。
月内にまとめる建議(意見書)に盛り込む考えだ。
診療報酬はほぼ2年に1度のペースで改定され、
全体の改定率は政府が予算編成の過程で決定。
年末に向けて来年度改定の作業が本格化する。
2年度以降、薬価や医療材料費部分は
一貫して引き下げてきたが、医師の技術料などに当たる
本体部分の引き下げは小泉政権下の
14年度から本格的なメスが入った。
前回18年度改定では、本体部分1・36%、
薬価・医療材料部分1・8%の計3・16%の
マイナスと過去最大の下げ幅だった。
これまでの引き下げで現場の医師らは
「医師不足や病院の倒産など
“医療崩壊”が加速する」
と危機感を募らせている。
日本医師会は「国内総生産(GDP)比の
総医療費は先進国で最低水準」として、
約2兆円の国民負担増に相当する
診療報酬の5・7%の引き上げを要望。
さらに医師確保のための対策強化なども
政府に求めている。
これに対し、財務省は同日の会合に資料を提出し、
総医療費のうち税金や保険料で賄われる
公的医療費部分でみた場合、
対GDP比や一般政府総支出に占める割合が
主要先進国の平均より高い水準にあると反論。
デフレが本格化した11年度以降の賃金や
物価の動きを現在の診療報酬(本体部分)の
水準に反映させると、さらに3・6%の
引き下げが必要と試算した。
委員からは「日本医師会の引き上げ要求は
いかがなものか」と疑問視する
意見が多く上がったほか、
「民間の医療保険の活用で
公的保険の負担を減らすべきだ」
との指摘もあった。
賃金が伸び悩むなかで国民医療費は
毎年1兆円を超すペースで増え続けており、
財務省では「診療報酬の1%引き下げで
約800億円の医療費削減につながる」
と試算している。
ついている表:
公的医療費(一般政府総支出比)の国際比較(2004年)
OECD平均 15.2%
日本:17.7、米国:18.7、英国:16.0、ドイツ:17.3、
フランス:16.4、スウェーデン13.5(%)
(注)OECD平均は各国の値の単純平均
出典:Health Data 2007(OECD)
『2007年11月6日:産経新聞 』
根本的に、財務省は医療費が増えるのはけしからん。
っていう立場ですけどね。
>賃金が伸び悩むなかで国民医療費は
毎年1兆円を超すペースで増え続けており、
そもそも、医師の給料は、
むしろ減っているんですけどねー。
ここ10年位。
地方自治体の病院は、かなり顕著です。
医師の賃金も含めて伸び悩みって事ですよね。
これって。
そして、たった一兆円ですか、医療費増えてるの。
財務省が他の先進国、OECD平均って
言葉を使っているから、それを使いますけどね。
日本の医療費は、33兆円です。
日本のGDPは約500兆円ですから。
GDP比でいくと、約7%です。
OECD平均だと、医療費の平均は、
GDPの10%位ですから。
日本の適正な医療費は約50兆円になります。
33兆円を50兆円にするためには、医療費が
年間1兆円ずつ増えても、17年もかかるし。
そもそも、17年経ったら、
GDPも多分数十兆円は増えているから。
そのペースでいっても、20年以上かかって、
やっと平均に追いつくんですよ、日本は。
ホントは20年経ったら、他の国はGDP比で、
もっと上がっているでしょうから。
20年どころか、30年経っても
追いつけないかもしれませんけどね。
20年以内に追いつくために、1兆円といわず、
2兆円でも3兆円でも増やすべきですよ。
医療費を。
そいで、こっからがごまかしの数字。
>財務省は同日の会合に資料を提出し、
総医療費のうち税金や保険料で賄われる
公的医療費部分でみた場合、
対GDP比や一般政府総支出に占める割合が
主要先進国の平均より高い水準にあると反論。
まず、これに引用されていた資料。
>公的医療費(一般政府総支出比)の国際比較(2004年)
OECD平均 15.2%
日本:17.7、米国:18.7、英国:16.0、ドイツ:17.3、
フランス:16.4、スウェーデン13.5(%)
ここに注目。
> 一般政府総支出比
日本の会計って、一般会計と特別会計に分かれます。
他の国では、特別会計なんてないですから。
その数字をそのまま使っても良いんですけどね。
日本では、H19年度の一般会計は84兆円。
一方、特別会計は、362兆円ですよ。
他の会計との重複を除いた純計額でも、
175兆円あります。
一般会計の2倍以上の隠れた会計があるんですよ。
公共事業費の40兆円ってのも、
この中に入る方が多いです。
で、この出された数字では、
>公的医療費(一般政府総支出比)の国際比較
って事ですから。
特別会計は、入っていないんじゃないですかね。
だとしたら、全く意味のない比較です。
この統計は。
そして、GDP比はというと。
2000年のデーターになりますけど。
公的医療費(GDP比)
日本 6.0%
アメリカ 5.9%
イギリス 5.8%
と、自己責任の国アメリカと、
医療崩壊の先進国イギリスとは同レベルですが。
フランス 7.1%
スウェーデン 7.1%
ドイツ 7.9%
参照:「改革」のための医療経済学 p64
となっていますので。
医療費単独だと、平均レベルよりも、
ちょい少なめだと思うんですけどねー。
日本の場合、特別会計はきちんと公開されてないので。
一般支出に対する割合でみたら、
ごまかしが多いですから。
やっぱり、GDP比でみるべきだと思うんですけどねー。
ちなみに、年金、医療費、福祉その他を合わせると、
日本は2000年で、16.1%。
他の国は、アメリカ以外25~30%位ですから、
先進国では最低レベルです。
それと、
>医師の技術料などに当たる本体部分
これ、そもそも他の先進国の数分の一とか、
下手したら1/10くらいだから、日本の医者の技術料。
素人に10分マッサージしてもらうより、
医療の専門家である医師に
30分診察して貰った方が安いんですよ。
日本って国は。
そこから、まだ減らしますか?
97%の公立病院が既に赤字なんですけど。
更に減らしてどうするんでしょうか。
病院を潰して、損するのは誰だと思ってるんでしょうか。
まあ、役人や政治家、外資系の保険会社は、
その後においしい思いができるから、良いのかな。
最新の資料をお持ちの方や、私の統計の読みが
間違っていると思われる方は、
具体的にご指摘頂ければありがたいです。
もっと詳しく知りたい人は、これも読んでね!
→ 「改革」のための医療経済学
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