Dr. I
Profile

関連リンク

ブログ内検索

カレンダー

<< 2012/02 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29

新着コメント

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< 加古川AMI。衝撃の事実 | メイン | 大淀病院事件、記事を削除しました >

医師の秘密漏示

Dr. I / 2007.04.29 13:51 / 推薦数 : 11

私のブログを含め、いくつかの医師が書いたブログが、
条例違反(秘密漏示の可能性があるかもしれません。

読売新聞に出てしまいました(汗)

記事を読む前に、応援よろしくね!

人気ブログランキング


転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出

奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、
Tさん(当時32歳)が出産時に脳内出血を起こし、
19病院に転院受け入れを断られた後、死亡した問題で、
Tさんの診療経過など極めて詳細な個人情報が
インターネット上に流出していることがわかった。

情報は医師専用の掲示板に、関係者らしい人物が
書き込んだとみられ、「転載して結構です」としていたため、
同じ内容が、医師や弁護士など、
かなりの数のブログに転載されている。

遺族側の石川寛俊弁護士が28日、大阪市内で開かれた
産科医療をめぐる市民団体のシンポジウムで明らかにした。
石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく
対処を町に要請した。
遺族は条例違反(秘密漏示)などでの
刑事告訴も検討している。

書き込みは、昨年10月に問題が報道された
翌日から始まった。
仮名で「ソース(情報源)が確実なきょう聞いた話」
「この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました」
などとして、最終月経の日付から妊娠中の経過、
8月7日に入院して意識不明になるまでの
身体状況や検査値、会話など、
カルテや看護記録とほぼ同じ内容を
複数回に分けて克明に書き込んでいた。

この中には、入院前の記録など、当時、
遺族が入手していなかった内容や、
医師の勤務状況など病院関係者しか
知らない内容も含まれていた。

石川弁護士は「主治医と家族のやりとりを
近くで聞いていた人物としか思えない書き込みもある。
許しがたい」と批判している。

遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。
患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、
診察室で何も言えない」と話している。

大淀病院の横沢一二三事務局長は
「Tさんが入院した日に病院にいた職員を
対象に聞き取りをした。
全員が『情報を漏らしたことはない』と答えたので
調査を終えたが、遺族の弁護士には伝えていない。
掲示板の運営事業者への照会などは
思いつかなかった。再度検討する」と話している。


『2007年4月29日:読売新聞』


奈良、大淀病院の話に関しては、他の方達が
ブログに出したのを確認して、それでも一応
掲示板に書き込んだ人に直接許可を頂いてから
自分のブログに書いたのですが。

さすがに、「遺族の許可」を直接もらっている
というわけはないんですよね。

おそらく、問題となった記事はこちら。
今回の件で、現場で起こった、カルテのコピーを元にして書いた、
「奈良の産科医 詳細2」(m3の依頼で削除しました

それと、初めて来られた方も多いようなので。
奈良、大淀病院の事件に関する私のスタンスはこちらです。
→ 「奈良の産科医 私見」

でも、もう少し、新聞記事には書かれていない
事実、経過
を書かせて下さい。

この件に関しては、事件が合った後
「遺族が自分の意志で、マスコミにカルテのコピー
を公開しているんですよ。」


記者会見かなんかの場でね。
ま、これもその情報源の方が言っていた事なんで、
詳しい事は知らないんですけどね。

それで、この情報をブログに載せる事が、
個人情報保護法違反、秘密漏示にならないか。
そういった事を、情報を頂いた方と検討したんです。

で、遺族が自分の意志でカルテのコピーを
マスコミに配った。
それを元に、それをまとめた内容を書くだけなので、
個人情報保護法違反、秘密漏示には当たらないだろう。

そういった判断でまとまったので、
その方の許可を頂いて、ブログに載せたんですよ。

だから、この奈良の大淀病院の件に関しては、
ちょっと事情が別だと思います。


カルテのコピーがマスコミに流れた。
それを、医学の専門知識のある医師が一度分析して、
それを新聞等のマスコミで報道する。

ってのが、マスコミの正しいあり方だと思うんですが。

カルテのコピーが出回っているのに、
それをろくに検証もせず。
医学の素人である、遺族に誘導尋問をして、
いかにも医療ミスのように書くマスコミはおかしい。


そういう経緯があって、あくまでマスコミにコピーが
出回ったカルテを詳細に検討しただけの内容。
中身は、全く同じ。

ただ、素人が都合の良いように解釈した内容か。
専門家が詳細に分析した内容か。


違いはそれだけです。

あくまで、その前に、カルテのコピーは、
遺族の意志で出回っていた。

というのが、事実です。


>遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。
患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、
診察室で何も言えない」と話している。


と新聞には書いておりますが。
今回の場合、出回った内容は、マスコミにも公開した
カルテのコピーを医者が分析した結果
です。

ブログに載ったのは、
元々、公開されていたカルテの内容」です。

ただ、医学の専門家である医師が、一般の人にも
わかりやすいように、解説した。

というだけですから。

いかにも、病院内の秘密のやりとりが、
ネット上で流出した
、というような記事は、
間違っています。


個人的には、奈良大淀病院の事件に関しては。
最初は医者が悪い、たらい回しだ。
って世間やマスコミは騒いでいたのに。
内部情報を詳細に検討したものが、
ブログ上で出回ってから、
マスコミや世間の風潮が変わったような気がします。

悪いのは、医者個人ではなく、
搬送先がない、というシステムだ。
という様な流れが出来。
結局、福島の大野病院のように逮捕はされず。
起訴もされなかったようですし。


しかし、それはあくまで私個人の考えなので。
条例違反(秘密漏示という可能性も
否定はできないのかもしれません。

ちょっと法律に詳しい方の意見も
聞いてみる事にしてみます。


ついに復活。
期間限定でダウンロードできた、
あの大好評だった無料レポートが再登場!!!
医者のホンネを知りたいって人は、これを読んでね!


→ 『医者のホンネが丸わかり!』

大学病院の内部事情が知りたい人は、こちらから!

→ 『「大学病院のうそ」 ~現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密』

たくさんレポートをダウンロードして、いらないメルマガが
貯まった人は、これを見て解除してね!


→ 『メールマガジン(メルマガ)を効率的に購読中止(解除)する方法』

固定リンク | コメント (11) | トラックバック (3)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki/20070429/1/trackback

トラックバック一覧

ネットに流された情報の真実
転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出 読売新聞の記事です。 この事件、このブログでも何回か取り上げてきました。 この事件の大きな問題点としては、 産... [続きを読む]
お父さん恐いよ、毎日新聞が殺しに来るよ
 最近、あまり、記事を引用しなくなったあかがまですけどね。  診療情報流出:19病院で転送断られた妊婦遺族が告訴へ 奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明になった高崎実香さ... [続きを読む]
posted from がんばれあかがま 2007.04.29 23:16
マスコミの力
3連続投稿です 頑張りすぎだろうか・・・・ ふとしたことに気がつきました。Skyteam先生やDr.I先生・・・各先生方がいろいろマスコミのことに関してかかれていらっしゃいます。 マスコミの力は大きい... [続きを読む]

コメント

コメント一覧

 私の予想。
 これまで恣意的に編集して情報をたれ流してきたマスコミが、その権力を悪用して、ネット上で事実を伝えようとする草の根的な情報交換のつながりを、根絶やしにしようとしている。
 そうとしか思えません。きっと遺族にもあることないこと言ってるんじゃないですか?それか 2ch とかのような荒れやすい場所で情報が公開されちゃったとか。そんな場所でネットを普段見ない人が、スレッドを見たらショックを受けるでしょうし。
 なんか日本人ってマスメディアのような権力に非常に弱いですね。というかマスメディアを権力だとちゃんと認識しているかどうか不安でもあります。
> あくまで、その前に、カルテのコピーは、
遺族の意志で出回っていた
ということなら、もし誰かが刑事告訴されるなら、私は被告を応援します。
written by 無明 / 2007.04.29 15:32
>無明 さん
そうですね。
マスコミの書いた事がいい加減だ、って事が世間に知れるとまずいので。
真実を書いたブログをつぶしに来た、って感じでしょうかね。
written by Dr. I / 2007.04.29 17:28
“医師”や“公務員”は法的に“守秘義務”があるんですよね。でも、何らかの“事故”なんかが発生した場合、情報を公開しないと、なんら“解決”には至らないですよね。
最悪の場合(と言うか良くやられているのは)“守秘義務”を盾にとって(恣意的に解釈して)、全て密室の出来事にしちゃうことだと思います。今回のケースは、御遺族の方が自分の意志で、マスコミにカルテのコピーを公開しているので、むしろ、御遺族の方が“情報の公開”を望まれ、事実関係を追及したいと考えていらっしゃるような気がします。その一方で「個人情報は公開したくない」と言うのは、気持ちは解りますが、矛盾していると思います。わたしは、あまり法律に詳しくないですが、“個人情報保護法”と”情報公開法”の両方があるので、どうしても“グレーゾーン”が出来てしまうような気がします(人間ってどこまでが“個人”で、どこからが“公”的な存在なのか)。それは“司法”の場で決定するのかも知れませんが、“法解釈”って常に揺れ動いていますよね。それに“司法”が決める前に、“内部”で判断しますよね。で、“都合の悪い情報は非公開”って事に…。そんな事になる位なら、当事者の了解を得た上で、こういうケースの情報は公開すべきだと思います。“事故”と言う事象はもう既に“個人”の範囲からかなりの部分が社会的、“公”のものになってしまっていると思います。こういう事故の再発を防止するために、このようなケースでは広く情報を公開(勿論、個人情報の部分の取り扱いには十分配慮すべきですが)すべきだと思います。浅学非才なので、このようなコメントしか出来ません。法的にピントがズレていたらお許し下さい。
written by 阿頼王 / 2007.04.29 18:12
個人情報保護法における「個人情報」とは「生存する個人に関する情報」となっており、通常、「死者の情報」は適応対象外です。
 さらに「診療情報の提供等に関する指針」において、「患者が死亡した際には遅滞なく、遺族に対して、死亡に至るまでの診療経過、死亡原因等についての診療情報を提供しなければならない。」と定めております。
 遺族が自らの意思で、マスコミにカルテのコピーを公開した。その出回ったカルテコピーを医学の専門知識のある医師が詳細に分析・検討して解釈した内容をブログに書いた。
 遺族がカルテコピーを手に入れられたのは、おそらく「診療情報の提供等に関する指針」に従って、病院側が遅滞なく遺族に対応したためと思います。
 個人情報保護法に抵触するとは思えませんが。無明さんのご意見の通りだと思います。
written by 沖縄の海 / 2007.04.29 18:59
>阿頼王 さん
本当に公開されたくないのであれば、最初からマスコミにも公開すべきではないと思います。
今回の件でも、個人情報が流出、とかって言っていますが。
流した元は、遺族ですから。
それに、我々は、医者が行った行為が違法か、医学的に適切か、って事を検討しただけなのですけどねー。

written by Dr. I / 2007.04.30 13:11
>沖縄の海 先生
たしかに、「生存する個人に関する情報」ではないですよね。これ。
法律に詳しい方、複数に意見を求めているんですが。
ブログに転載した医師達が訴えられる、って事はまずないようですよ。

written by Dr. I / 2007.04.30 13:13
Dr.I先生、こんにちは。
コメントするのは初めての、産科勤務医です。

今、一番お気になるのは法的なことかと思います。
そんな折、産科医からの言葉では、あまり役に立たないかもしれませんが。
先生がお書きになった事故の詳細、拝読しました。
非常に勉強になったというのが、正直な感想です。
医事紛争を起こした人が「二度と同じことが起きてほしくないから」と言うのを聞きますが、
訴訟を起こすことが、本当に再発防止につながるのでしょうか。
先生のように、問題となった医療事故の詳細をネットで
簡便に把握できるようにすることこそが、
再発防止になるのではないでしょうか。
そういう観点からすれば、充分公共の利益になると思います。

先生、
大変と思いますが、どうか負けないで頑張って下さい。

written by なな / 2007.04.30 13:46
>なな先生
あ、コメント初めてでしたっけ。
いつもブログは見てるので、全くそんな気はしませんでしたw

よく言われる事なんですが。
訴訟する側は、真実を知りたいだけだ、って事を言うんですが。
今回の場合、真実を明らかにするために、マスコミのいい加減な記述に対し医者が声を上げた。
専門家である医者が、適切なカルテの分析をして、掲示板、ブログに書いた。
って事なので。
真実の追究には、かなり役に立ったと思うのですが。

しかも、公開されたカルテのコピーを基にしていますから。
違法でもないと思うのですが。

written by Dr. I / 2007.04.30 15:02
私は明日初めてマスコミ関係者と面談します。どこまで匿名性を維持しながら話を聞き記事にしてくれるか?疑問に思っています。

自分の家族のこと、売名行為と勘違いされることを考慮すると匿名性が無難ですがマスコミとしては信憑性を出すために名前を公表したいようです。
この駆け引きが難しいです。

今回の記事、たいへん参考になりました。私はマスコミ関係者にM3.COMにアクセス頂き、もっと勉強しマスコミと意見交換できればと願っています。
written by Tai-chan / 2007.04.30 17:38
今回問題視されているのは、妊婦が急変した日以前のカルテ内容がネットに出回ってしまっていることではないですか?初診から当日までの妊婦の情報が、血圧の数値など詳細に書かれています。
マスコミに公開されているのはあくまで急変当日のものだけでは?
written by ゆう / 2007.04.30 19:17
>Tai-chan先生
私の方にも問題がなかったわけでもないので。
一応、それなりに対応はしましたが。
マスコミは自分たちの都合の良い風にしか報道しないので。
先生も気をつけた方が良いですよ。
もう、終わってしまったみたいですが。
written by Dr. I / 2007.05.03 19:51

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。