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医師病院を辞めるって記事は、もう見飽きたかもしれませんが。
今回は、今までと少し違いますねー。

地方病院医師とか、比較的都市部だけど、
他にもっと大きな病院があって、替わりになる病院がある。
って所で、医者病院を辞めるってのが、
今まで良くあったパターンなのですが。

今回は、日本でもトップクラス病院で、
替わりになる病院もいない、って所で
医師が退職を決めましたね。

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心臓血管外科系ICU医師一斉退職へ
循環器病センター

国内で実施される心臓移植の半数を手がけている
国立循環器病センター(大阪府吹田市)で、
心臓血管外科の集中治療科(ICU)に勤務する専属医師7人のうち5人が、
今月末で一斉退職することが分かった。

患者との意思疎通が困難なうえ、外科医との連携も難しく、
医師を疲弊させたとの見方もある。
同センターは今後、外科医を勤務に組み込むなど態勢を変更し、
患者の受け入れに影響が出ないようにするという。

同センターによると、昨春、40代の医長から
「幅広い診療のできる施設に移りたい」などと
辞職の申し出があり、慰留していた。
しかし意思は固く、指導を受ける40代と30代の4人も
相次いで辞職を申し出た。
5人とも別々の医療機関に移るという。

同センターは心臓や血管、脳など循環器病治療では
国内を代表する施設。
心臓血管外科のICUは20床あり、手術後の重症患者を
年間1100人以上受け入れ、24時間態勢で管理している。

ほとんどの病院は、執刀した外科医が集中治療にも携わる
システムになっているが、同センターはICUの専属医師を特化し、
養成に力を入れている。
八木原俊克副院長は「高度な知識と技術が必要だが、
一定の空間の中で閉塞(へい・そく)感が漂う側面もある。
激務だし精神面の負担は確かに大きい」と説明する。

循環器病センターで研修医時代を過ごした心臓外科医は
ICUで苦労するということは、『外科医の手術の不手際を手当てしている』
ともいえ、典型的な『縁の下の力持ち』だ」と振り返る。
日本集中治療医学会の平沢博之理事長は
「学会として重大な関心をもっている。
どういう事情があったのか、できるだけ早く把握していきたい」
と話している。


「asahi.com 2007年03月01日」

国立循環器病センターってのは、記事にもあるとおり。
日本でも、循環器に関してはトップクラス病院です。
私の先輩や知り合いも、何人もこの病院に国内留学しています。

「奈良の産婦人科医」の記事をはじめ、
昨年、このブログで何回も取り上げた、
妊婦が脳出血で亡くなった、奈良の大淀病院の件。
夜中で重症で、受け入れ先がなかなか決まらなくって、
結局最後に患者が搬送されたのが、この国立循環器病センターです。

普通の病院だったら、母だけでなく、子供の命も危なかったのに、
なんとかこの病院のおかげで、子供は救うことができたんでしたね。
さすが、国循って私も褒めた病院です。


関西ナンバー1か2クラス病院で、
しかもICU医者なんて、そう多くはないので。
はっきり言って、替わりをするのは不可能

そんな状態で、医師が一斉に退職しましたね。

理由は、今までと同じく、
過労による医師の疲弊
ですけど。

お偉いさんは、

>同センターは今後、外科医を勤務に組み込むなど態勢を変更し、
患者の受け入れに影響が出ないようにするという。


って言っていますが。

はっきり言って、不可能です。
替わりはいませんから、同じ事は無理です。

ICUっていうのは、日本語で言うと「集中治療室
って事になるんですが。
病院の中でも、超重症患者ばかりを、専門で診る所なんです。
外科の患者もいれば、内科の患者もいるし。
ホントにいろんな患者がいて、それらを診るためには、
ものすごい知識と経験がいるんですよ。

国立循環器病センターは、日本でもトップクラスの病院で、
しかもICU専属医師を特化し、養成に力を入れているんで。
相当なものでしょうよ、そこの医師の実力は。

その人達が、
>年間1100人以上、24時間態勢で管理している。
そうですから、
最低、1日12時間は働いているでしょうよ。

そいで、7人医者がいたのに、5人辞めるんですから。
2人になるんですよ。
7人で、1日12時間働いていたのが、2人になるんですから。
1人当たりの仕事量は、3.5倍ですか。
同じ仕事をこなそうと思ったら。
って事は、1日42時間労働ですか。

1日は24時間しかないんですが。
患者に影響がないように、今までと同じように。
って口では言えますがね。
実際は、不可能ですよ。

しかも、医長など、指導をできる優秀な人材を中心に
辞めちゃったみたいですから。
単純に時間の問題だけではなく、経験も知識も不足しますよ。

外科医を勤務に組み込むって言っていますが。
人数的には、それで同じになったとしても、
全ての替わりをする事は不可能です。

そんな状況にいるって事は前からわかっていたはずなんですが。
結局、一斉に辞めるって事になるまで、手を打たなかったんですね。
国立循環器病センター
ま、「国立」なので、そんなもんでしょうねー。


ちょっと本業が落ち着いて、人様のブログなんかを拝見したんですが。
ここ数日、いろんな事がありましたねー、また。
困った事に。

少し時間が遅れましたが、順に書いてきますね。


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