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< 無罪医師、女子医大を提訴 | メイン | 96%の医師は当直明けも勤務 >
我々医療に従事する者からみたら、まさに「悪夢」
としか思えない出来事から、
今日でちょうど一年がたちました。
そうです。
このブログでも何回も取り上げた事のある、
「福島、大野病院。産科医不当逮捕事件」
から、今日2/18で、ちょうど一周年なんです。
何日か前から今日の記事のタイトルはこれで行こう、
って決めていたんですが。
やはり、同じ様な事を考える人達は、
世の中にいるんですね(笑)
しかも、複数。
私よりずっと有名な人達ばっかですよw
勤務医 開業つれづれ日記、
「我々は福島事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。」
一応、記事を書く前に、私が良く見る他のブログをチェックしたら、
やっぱ、この2人は、考えてましたねー。
先に記事を書かれていましたよ。
しかも、私以上のボリュームの。
完全に、2番煎じ、3番煎じになっちゃいましたね。
この一年で何が一番大きく変わったか、って言うと。
「防衛医療」が進んだ、って事でしょうね。
簡単に言うと、「危険な事には手を出さない」
これが、防衛医療です。
必要もないけど、過剰に検査するってのもありますけどね。
例えば、死にそうな患者が病院に搬入されたとします。
今までであれば、
A,このまま放っておいたら、99%死ぬ。
B,でも、今すぐに治療したら、50%は助かる。
C,もっと大きな病院に転送したら、治療するまでに
時間がかかるから、助かる確率は30%。
この3つの選択肢があったとします。
そしたら、我々医者は、今までなら何も考えずに「B」
を選択していたんですよ。
これは、医者であれば当然の事だと思っていました。
私だけでなく、ほとんどの医者は
今でもそう思っているでしょう。
しかし、一年前に、患者を助けようと思った医師が、
刑事事件で逮捕される、
という衝撃的な事件が起きてしまいました。
その結果、「医者」としては患者を助けたい」
という思いは変わらないんですが。
自分が刑事事件をおかして、そこまでリスクをおかしてまで、
治療をするのは難しい。
と、医師個人もそうだし、病院、大学の医局も
思うようになりました。
そして、「C]を選択するようになった。
これが、「防衛医療」です。
最初から、危険な医療をしないという行為。
具体的には、「お産中止」、「救急医療撤退」
も、これに当てはまります。
その結果が、これです。
みたら驚くから、その前に応援よろしくね!
■産婦人科 分娩休止一覧
H18.04月 福島県大野病院/福島
西宮市立中央病院/兵庫
宇都宮社会保険病院/栃木
県立佐原病院/千葉
08月 福島労災病院/福島
09月 都立豊島病院/東京
12月 宇部興産中央病院/山口宇部
H18年までに縮小・(分娩中止)もしくは休診/静岡
島田市民病院(7名→1名)
御前崎市民病院(1名)
伊東市民病院(3→1名)
静岡県東部医療センター(6名→1名);
共立蒲原病院(2→0名)
社会保険浜松病院(2→1名)
浜松日赤病院(1→0名)(新築移転)
浜松労災病院(3→0名)
H19. 1月 道立江差病院/北海道
東京逓信病院/東京
銚子市立総合病院/千葉
県立志摩病院/三重
塩谷総合病院 /栃木
2月 みつわ台総合病院/千葉
3月 大淀病院/奈良
九州労災病院 婦人科閉鎖/九州
津和野共存病院 /島根
柏原赤十字/兵庫
阪和住吉総合病院/大阪
住友病院産科/大阪
彦根市立病院/滋賀
恵那市で開業する唯一の産婦人科医院が4月限りで診療を休止/岐阜
三浦市立病院/神奈川
がんセンター常勤医2人引き揚げ 群大病院/群馬
総合磐城共立病院 産婦人科撤退/いわき市
盛岡市立病院 /盛岡市
釧路労災病院/北海道
江別市立病院/北海道
足立病院/釧路 北海道
公立八鹿病院/兵庫
H19年度中に縮小/静岡
袋井市民病院(2→0名))
聖隷三方原病院(7→4名)
聖隷沼津病院(3→2名)
共立湖西病院(3→0名)
4月 オーク住吉産婦人科/大阪
足立医院/釧路 北海道
水戸医療センター /茨城
盛岡市立病院/盛岡市
8月 NHO栃木病院/栃木
10月 塩山市民病院/山梨
分娩制限 横浜市立みなと赤十字病院 平成18年12月~平成19年7月
東京医科大学八王子医療センター/東京
「里帰り出産」を制限 中津川市民病院/岐阜
秦野赤十字病院/神奈川
福井愛育病院 /福井
NHO栃木病院/栃木 4月から縮小、8月休止
隠岐病院/島根
総合守谷第一病院/茨城 平成18年10月~
龍ヶ崎済生会病院/茨城
水戸済生会総合病院/茨城
住吉市民病院/大阪
確認中 中津市民病院/大分
5月 旭川赤十字病院/北海道
外来制限 都立墨東病院/東京 平成18年11月~
■小児科 休止一覧
H18.04月 県立佐原病院/千葉 (病棟休止)
H19.04月 飛騨市民病院/岐阜
釧路労災病院/北海道
盛岡市立病院/盛岡市
八代総合病院/熊本
札幌斗南病院/北海道
飛騨市民病院/岐阜
時期不明 東京医科大学八王子医療センター(新生児科)
周東総合病院/山口(継続可能になったようです)
番外編 3月末 刑務所常勤医/三重
この一年で、産科、小児科の撤退縮小が決まった、
主な病院の一覧表です。
参照:勤務医 開業つれづれ日記、【産科・小児科 休止一覧】 日本全国 今後の崩壊予定
産科に関しては、この事件以来、
「産科医一人の病院ではなるべくお産を中止する」
という方針が、日本中で当たり前になりつつあります。
これは、防衛医療がメインです。
小児科に関しては、それ以上に時間外に来る患者が多いのに、
それに対応する医師がいない、っていう
「医師不足」の側面の方が大きいかもしれませんけどね。
これを、政府、厚生労働省は、
「医療の集約化」と呼んでいるようです。
「医療崩壊」以外には、呼びようがないんですが。
やはり、こうなってもまだ認めたくないようです。
今すぐに治療すれば50%助かる患者を、
遠くの専門病院まで送って、救命率を30%に下げる。
これは、誰が望んだ医療なんでしょうか?
一体、日本の医療は何を目指しているんでしょうか?
私個人では出来ることは限られていますので。
同じ様な同士を集めている企画がありますので。
こちらもご参照下さい。
「我々は福島事件で逮捕された、
産婦人科医師の無罪を信じ支援します。」
この記事は、新小児科医のつぶやき、「2.18企画」
に賛同した記事です。
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このご意見に賛同していただける方は
コメント欄に御記入下さい。
御記入はハンドルネームでもかまいません。
また、医療関係者であるかどうかも問いません。
賛同してくださるブログ管理人の方は
ブログのタイトルとアドレスも
一緒に記入お願いいたします。
この運動に参加されているブログを
なるべく把握したいので
ぜひ、御連絡お願いいたします。
一人でも多くの方のご賛同が、
よりよい日本医療を作っていくものと
信じております。
よろしくお願いいたします。
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コメント
コメント一覧
それと余談ですが
> 遠くの専門病院まで送って、救命率を80%に下げる。
先生、まずは深呼吸して、落ち着いてください。30% が 80% になっています。
がんばりましょう。
賛同ありがとうございます。
あ、間違ってましたね(汗)
早速訂正させていただきました。
ご指摘、ありがとうございました。
ありがとうございます。
日本の医療が良くなると良いですよね、ホントに。
賛同ありがとうございます。
先生のブログ、いつも見てますよ。
私とは全く違うタイプですが、おもしろいですねー。
いやー、先生ほどは更新してませんから(笑)
先生こそ、お疲れ様です。
マスコミは視聴率に関係ない事には、興味ないでしょうからねー。
明らかに無責任ですね。
Dr.I先生
トラックバックありがとうございました。
こちらからもトラックバックさせていただきました。
不当逮捕という認識を世間に広く浸透させましょう!
またblog持っている方のこういった努力が実ることを期待致します。
身の回りでも、少しでも合併症のある妊婦さんは引き受けない病院が出現しています。
断られる妊婦さんにとっては、言うまでもなく悲痛なことです。
断る側だって辛いでしょう。
我々代わって受ける産婦人科も、気概を持って受ければ受けるほど苦しくなります。
こんなことを繰り返していても、誰も幸せになりません。
こちらにもTBありがとうございます。
不当逮捕、ですよね、明らかに。
こちらにもコメント、ありがとうございます。
先生がブログ書いたら、すごくおもしろいだろーなー、
って思うんですが(笑)
おやりにならないんですか?
そうですよね。
断る側もつらいですよね。
本当になんとかならないものでしょうかねー。
俺、三日坊主で続かないんでダメなんすよ。
最近はYosyanさんのとこでの書き込み目立つかもしれませんが、以前から2chで名無しさんでちょこちょこ書いてますんで、それで許して下され。医療のことを書くなら"ある産婦人科医のひとりごと"、アイデアを文章にするなら"レジデント初期研修医資料"、趣味のことを書くなら"今日の必ずトクする一言"、まで到達するのが医師の要求されるレベルだ、というとんでもない自己規制して書かない言い訳してます。
それにしても、今回の運動でせっかく協力して頂いたのにコメントの一つもないのは申し訳ない、と思ってblog検索してコメントないところには書き込まさせて頂きましたが、行くとこ行くとこDr.Iさんのコメントがありまして(^^)。いや、さすがです。
私も医療訴訟に関する記事と、大野産婦人科「刑事事件」について、何本かの記事を書いています。
あくまでも「患者さんと医療者の未来のために」です。
毎日書くのは大変でしょうねー。
先生なら、期待されるでしょうから、そういうプレッシャーもあるんでしょうかねー。
私のブログも、約半年間m3.comのアクセスランキングでトップだったんですが。
なんか、しっかりした事書かないと、ってプレッシャー結構ありましたからねー。
逆に今の方が気楽に書けて良いかな、とも思っています。
アクセス数自体はそんなに減ってるわけではないので。
それにしても、「東京日和」はすごい!
私が行ったところも、ほとんど先生のコメントありましたよ。
今日もまた、10個くらいブログ増えてましたね、実は。
ブログも拝見させて頂いております。
TBもさせていただきました。
さすが、外科医の先生だと思いましたよ。
「患者さんと医療者の未来のために」
これ、同感ですね。
産婦人科の女医です。
先生のブログ、しばしば拝見させていただいておりました。
例の事件はわたしたち産科を扱うものにとって、
非常に残念で、非常にやり切れず、モチベーションの低下に加速をつけた事件です。。。
もちろん、この件は賛同させていただきます。
全くですよね。
実際に働く産科医の先生にとっては、ほんとに悲劇ですよね。
残念です。
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