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介護殺人

Dr. I / 2006.07.28 12:15 / 推薦数 : 3

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7月21日、京都地裁で認知症の母親(86歳)を
殺害した息子(54歳)に対する「介護殺人裁判」が行われましたね。
参考:yahooニュース、2006.7.21

(事件の概要)

認知症の母親を持つ息子は、母親を介護をしながら、
仕事をしていたんです。

母親の認知症が進んできて、夜に徘徊なんかするようになると、
その度に夜中起きなきゃいけないですよね。
そいで、昼夜逆転の生活が続いたんで、介護と両立できる
仕事を探したんだけど、結局見つからず、
ついには仕事を辞めざるを得なくなったんです。

失業給付金でしばらくは生活ができましたが、
だんだん生活が苦しくなったので、地元の福祉事務所に
生活保護について相談しに行きました。
そこで「生活保護は、はねつけられたと思った。
融資は保証人を頼めなかった
。」と思ったそうです(本人証言)。

そいで、生活苦に追い込まれて心中を決意しました。
前日の1月31日には、母親を車いすに乗せ、
父親がいた頃の楽しい思い出のある、京都市街を歩く
最後の親孝行”をしました。

そして、桂川河川敷で、家に帰りたがる母親に「ここで終わりやで
と心中をほのめかし、「おまえと一緒やで」と答えた母親の首を絞め、
自らもナイフで首を切り自殺を図りました。


認知症の母親を殺害した被告に、京都地裁は執行猶予付きの
“温情判決”を下しました。
検察側も「哀切きわまる母への思い。同情の余地がある」と、
最高刑懲役7年(殺人罪の量刑が死刑から3年以上ですが、
承諾殺人罪は6月以上7年以下の懲役または禁固刑)
に対して求刑は懲役3年と、被告の情状面に理解を示していました。


今年に入ってすでに10件以上、介護に疲れ、生活苦の末に、
追いつめられた家族による殺人・心中事件が起きています。

こういう殺人事件に関しては最も厳しい見方をする、
検察にさえ同情されるような介護の現場の現状です。

厚生労働省はそういう事を知ってか知らずか、
療養型の病院、ベッドを削減する方向です。
というか、廃止ですかね。

理由は簡単です。
国の借金を減らしたいから。」
それ一点です。

なぜ国の借金が増えたかって原因は、無駄な公共事業をしたり、
特殊法人天下り先にいっぱいお金を使ったからって、
全く医療とは関係ないんですが、
国民の命と直結する医療費を減らす事に、
やっきになっているようです。

某テレビ番組で言っていましたね、自民党の議員が。
老人を見捨てるんじゃない。
医療じゃなくて、介護になるんだ
。」
って。

まあ、テレビ番組で「老人を見捨てる」とは言えませんから。
医療保険っていうのは、国の負担
介護保険は、地方自治体負担ですよね。

要は、「国は知らんから、地方で勝手にやれ。」
って事ですね。
本音が見えてきました。

患者や家族の負担額が、10倍くらいになる例もざらなんですが。
そんな事は知ったこっちゃないそうです。
国の金じゃないから


社会的入院って、医療の必要がない人達も
多く入院している事は事実ですよ。

でも、その人達って、自宅で見られないから
やむを得なく入院してるんです。

極端な話、病院じゃなくて老人ホームでも、
グループホームでも、特養ホーム
でも、
その人達の介護度によっては良いんですよ。

でも、その受け皿が足りないから、やむなく病院にいる場合が多いです。
逆に言うと、そういう受け皿さえあれば、入院患者の数を
ある程度までは減らす事は可能だと思います

だから、まずそういった受け皿の施設を造る。
そして、それから療養型の病院とかベッド数を減らす、
という事であれば十分に可能だと思います。

どの位の数になるかはわかりませんけどね、私には。

でも、今の政策は、とりあえず
国の金を使いたくないから、どっかに出て行け。
後は、知らん

という風にしか思えんのですよ、私には。

後は知らんって言われた方は、結局行き場がなくて、
今回の事件のように、無理心中を図るって例が、
これからもどんどん出てくるでしょう。

そうなった場合、誰が責任を取るのでしょうか。
またお得意の、「人のせい」にするのでしょうか。

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