| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
6/17に最高裁で「B型肝炎訴訟」の判決がでましたね。
「Yahoo!ニュース 6/17」
最高裁は「乳幼児期に受けた集団予防接種で注射器を連続使用したことが原因」と、接種と感染の因果関係を認めたうえで、国に対し、5人に計2750万円を支払うよう命じる判決を言い渡しました。
原告(患者側)から見たら全面勝訴。
国にとっては完全敗訴ですね。
このときに問題になった点が2点あります。
1,肝炎の原因が他にあるか
2,賠償請求権が消滅する除斥期間(20年間)
厚生労働省は他に肝炎の原因があるかもしれないから、国が原因とは言えないってずっと逃げてきました。
で、そういう人が何十万人もいるので、赤ちゃんの時に予防接種を受けて、その後輸血とかそういうのを全然やっていなくって、丁度良いっていったら言い方悪いけど、そういう人を原告の弁護団がやっと見つけました。
札幌在住の彼、亀田谷和徳くんですか。
それで、他から感染する確率が、限りなくゼロに近い症例をやっと見つけたんですよ、弁護団は。
それでも厚生労働省は反論していました。
どんな反論かってのは、例を出すとわかりやすいかと思います。
例)殺人事件
AさんがBさんを殺したって容疑がかかりました。
AさんはBさんと知り合いで、その日に合う約束をしていて、AさんがBさんの家に入るのを目撃されています。
そして、Bさんの家の中から口論がする声も聞かれています。
で、Bさんがナイフで刺されて殺されました。
そのナイフにはAさんの指紋がついていました。
Aさんの服にはBさんと同じ血液型の血がついてました。
もちろんAさんにアリバイはありません。
はっきり言って、この例ではAさんがBさんを殺したって明白ですよね。
誰がどう見ても。
裁判になっても間違いなく有罪でしょう。
でも、確率としては、この例でも他の人が殺した可能性はあるんですよ。
>AさんはBさんと知り合いで、その日に合う約束をしていて、AさんがBさんの家に入るのを目撃されています。
そして、Bさんの家の中から口論がする声も聞かれています
これ、単に見間違いかもしれませんし。
仮に口論したとしても、それが必ずしも殺人とは限りませんし。
>そのナイフにはAさんの指紋がついていました。
>Aさんの服にはBさんと同じ血液型の血がついてました。
誰か別の人がAさんの家に勝手に入って、ナイフを持っていっ
たとか、Aさんにナイフを持たせて、わざと指紋をつけたって
事もありますからね。
服もそうですね。
>もちろんAさんにアリバイはありません。
これ、殆どの人がアリバイないんですよね。
私、一人暮らしだから、その時に家にいたって証言できる人は
いませんし、家族の証言は認められませんからね。
国、厚生労働省はAさんの例です。
「他の人が俺の家に入ってきて、俺のナイフを持っていって、俺の服にも血をつけて、誰にも見つからずにBさんの家に入って殺したかもしれない。だから俺は無罪だ。」
って言っているのと同じですかね。
わかりやすく言えば。
まあ、例えですけどね。
これを認めたら、AさんがBさんを殺したその現場にビデオカメラでも持っていって、カメラでAさんの顔とBさんを映して、Bさんを刺したその瞬間、刺している場面もビデオで取って、しかも鮮明に映っていない限り、誰も有罪にならないんじゃないですかね。
こういう殺人の時に、裁判でAさんを有罪にできるのは、総合的に客観的に判断してそれ以外にはあり得ないって、誰もが認めるからですね。
だから、今回の件もそれに沿った判決で妥当だと思います。
で、さすがに亀田谷和徳くんの例では、この言い訳は無理があ
るって思ったんでしょう。
それで、国が札幌高裁の判決を上告した時には、また別の言い訳を用意しました。
それが
2,賠償請求権が消滅する除斥期間(20年間)の起算点の問題です。
なにか問題があったんなら、ある一定の時間以内に訴訟を起こさないと無効ですよっていうのが、法律で決まってるんですよ。
で、その問題が起こった時点ってのが、起算点です。
で、国はこの起算点が発病の時期ではなくて、接種の時期って主張しているみたいですが。
除斥期間は20年です。
この理屈が通るんなら、極端な話をすれば、潜伏期間が20年以上の病気を感染させたら国は何を感染させようが、何百万人殺そうが一切責任は問われないって事ですよね。
だって、20年以上しないと病気になったってわかんないんだから。
病気になったのは国の予防接種のせいだって思って訴えようと思ったら、もう時効って事ですから。
まあ、国に限らないんですけどね。
多分他の人が同じ主張をしたら、絶対反論しますよね、国は。
だから、これも妥当だと思います。
おそらく日本国民の99%はそう思っていると思います。
こんな当たり前の結論が出るのに17年もかかって、非常に残念です。
いつの時代になっても厚生労働省や国は、自分の責任を認めないんでしょうね。
情けないことです。
今日C型肝炎でも、一部国の責任を認めるって判決が大阪地裁で出たみたいですけど。
また、言い訳して逃げるんでしょうね、国は。
今度は、どんないい訳を用意してるんでしょうかね。
また、できればブログで書いてみたいと思います。
生活習慣病に興味がある、とか他の病気についても知りたいって思ったあなた。
Dr. Iのメールマガジン「やぶ医師のひとりごと」も読んでみませんか。
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
↑ ↑ ↑ ↑
こちらのブログの左サイドバーにメールアドレスを入れれば、メルマガに登録されますよ。
固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)