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「研修医のシステム」の記事に対して貴重な意見を頂きました。
他の方にも私の文章を読んで、誤解を与えてしまったかもしれません。
コメントの返事としては、異常に長くなってしまったので、ブログの本文に書きかせて頂きます。
「コメント」
>例えば、トヨタに新入社員が入りました。
>新入社員を全員オールマイティーな社員にするために、3ヶ月は工場で車を作らせて、3ヶ月は営業、3ヶ月は経理という風に、いろんな部署を全員2年間回らせる事にしたって事です。
私の会社(製造業)ではやってました。営業1ヶ月、開発1ヶ月、工場2ヶ月といった感じです。
もちろん各部署で一人前になれるはずはないですが、異文化交流という点では意味がありましたよ。同じ会社でも、各部署であまりに文化が違うので驚きました。
そうですか、民間企業でもそういうのをやっている会社がありましたか。
それは知りませんでした。
私の勉強不足でした。
私が言いたいのは、「異文化交流」とか、「他の視点を持つ」って言う意味でも駄目だって事ではないんですよ。
実は私の時代でも、他科研修ってのがあって、自分の専門の科以外の科に2,3ヶ月研修に行っていました。
ずーっと最初から最後まで、自分の所の世界しか知らないより、他の世界を若いうちに知っておくって事は、大事だと思うので、そう言う意味では全てを否定する気はないんですよ。
でも、問題なのは厚生労働省は、数ヶ月他の科を廻ったら、「なんでもできる医者」ができるって思ってこのシステムを作ったって事なんですよ。
それと、会社の場合は就職活動をして初めて知った、とかテレビや雑誌で見た事があるってだけで、実際に入社してみないと、この会社が実際に何をやっているかわからないって事も多いですよね。
そういう意味では現場を見学するって事は一定の意味はあると思います。
医者の場合は、全員6年制の医学部を出て、実習もしているんですよ。
医学部生の時は、医師免許を持っていませんから、実際の医療行為自体はできないんですけどね。
でも見学や、カルテとか検査とかを見る、他の医者の意見を聞いたり、自分で考える。
って所まではできるんですよね。
患者と話をしたり、コミュニケーションを取ったりとかね。
だから、「他の科がどういう事をやっているか」を知る、とか「他の科はどんな検査、どんな治療をやっているのか」を知るとか「他の科の患者とコミュニケーションを取る」とかだったら、学生時代の実習をもっと強化するとか、方法があると思うんですよね。
どうせ数ヶ月しかいないんだから、その科でしかできない専門的な検査や治療の技術を習得する事は不可能ですから。
なんでも診られる医者(プライマリー医)を育てるというのは、前回も書きましたけど、あくまでも机上の空論なんですよ。
現場を知らない人間がシステムを作ると、こういう事が起こって、実際に現場では大きな弊害が出ているって事です。
私は現場の一医者ですので、他の事はあまり知りませんので、いろんな意見を言って頂けると、本当に勉強になります。
今後とも反対意見を含め、いろんな意見を待っていますので、よろしくお願い致します。
最近研修医のシステムが変わり、大学病院が医者を引き上げて、地方の病院に医者がいなくなったなんて、ニュース等でやってますよね。
その大学病院って一体どんな所なんだろうって思った方。
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「大学病院のうそ」 ~現役医師(Dr. I)が暴露する、大学病院の秘密
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