| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
医者や看護師などの医療従事者に、最も必要な資質ってなんでしょうかね。
知識や技術でしょうかね。
厚生労働省は、そう考えて研修医制度を変えたり、看護師学校を3年から4年に伸ばそうとしたり、高校の看護師学校をなくしたりしているようですが。
本当に最も大事なのは知識や技術なんですかね。
私は循環器内科医なので、心筋梗塞や心不全など、心臓に関する重症患者を診ることが多いです。
例えば、心不全や心筋梗塞または、その疑いの患者が他の病院から救急車で送られて来るとします。
で、そういう重症かも知れない患者が来るかもしれないってわかっているので、当然医者はその患者が来たら呼んでって、看護師に頼んでおきます。
ずーっと入院病棟や救急外来で医者が待っているっていう方法もあるんですが、医者にはそれ以外にも外来や検査、他の入院患者の処置、書類書き、等たくさん仕事があるので、そのためだけに、来るまでにどの位時間がかかるかわからない人を待ってるわけにはいきません。
重症かもしれませんので、当然連絡があったらそれ以外の仕事はすぐに止めて飛んでいけるように、待機してはいるんですけどね。
で、患者が来た、と。
そしたら看護師はすぐ患者の所に行きますよね、当たり前ですけど。
そしたら、すぐ医者を呼んで欲しいんですよね、こっちは。
看護師だけでなく、医者もすぐ患者の所に行って診たいから。
だって、心筋梗塞や心不全って、すぐに死んでしまうかもしれない重い病気なんですよ。
心不全にも心筋梗塞にも軽症から重症までいろいろあるし、他の病院の診断が間違ってるって事もありますけどね。
でも、まずは診てみないとわからないんですよ、絶対。
どんな名医でもね。
だから、何を差し置いても、まず医者を呼んで欲しいんですよ。
でもね、看護師の中にはまず、ルーチンの業務で入院の説明をしたり、トイレがどことか話をしたり、ただ血圧だけ測って、後は入院に必要な書類を書いていたりする人がいるんですよ。
医者を呼ばずにね。
百歩譲って、ベテランの看護師で、経験も知識も豊富で、判断もほとんど正しいという看護師が、病態の把握を自分なりにして、その結果そうするなら許せますよ。
でも、99%そうではなくって、自分の仕事を早く終わらせたいとか、そういう理由ですよ。
まあ、それがたまたま軽症なら良いですよ。
ひどいのになると、心不全って紹介されて酸素もつけてきて、患者も明らかに横になれずに「はあはあ」って呼吸苦しがっている。
こういうの、心不全の時によくなる起座呼吸っていうんですけどね。
で、患者の家族も心配そうな顔して見ている。
そういう人が来て、一時間も大部屋に放っておいて、こっちがまだ来ないのって連絡するまで、何もしない。
とかね。
それって、有り得ますか、看護師として。
というより人間として。
素人の家族だって、苦しがっているってわかるんですよ。
看護師なら、酸素飽和素を測ったり、それが悪かったら医者に報告するとか、それ以前にまず、医者呼べって言われているんだから、早く呼べってんですよ。
まあ、確かに知識も経験もないから、この患者が重症ってわからないとしてもね。
やばそうな雰囲気を感じるとか、そういう重症かもしれない患者が来たときは、そういう判断ができない新米看護師を担当にしないとか、何も考えずにすぐ医者を呼ぶとか、いくらでも方法はあると思うんですよ。
苦しそうかどうかなんて、きちんと患者を見れば、なんの知識も無くてもわかりますけどね、ちゃんと見ればね。
どうしたら良いかってのは、知識がいるけどね。
それって、別に技術や経験がいることじゃないけど、一番大切な事じゃないですかね。
患者をよくするために、ベストをつくすっていう心構えというか、そういう気持ちって。
どこの病院でも看護師は時間によって交代するので、看護師同士の引継ぎってしますけど。
それって、患者のために、より良い看護をするのが、本来の目的だと思うんですけど。
でも看護師同士の自己満足になってる病院って多くないですかね。
ま、医者のカンファレンスも同じなんですが。
例えば心筋梗塞の患者がいる。
その患者を治す為には心筋梗塞と診断をしなければならない。
そのために知識がいる。
そして、診断や治療をするためには、心エコーの技術がいたり、心臓カテーテル検査や治療の技術がいる。
って順番で、最も大切なのは、患者を治すとか、助けたいって気持ちじゃないですかね。
医者も看護師も。
間違ってますかね、私。
生活習慣病に興味がある、とか他の病気についても知りたいって思ったあなた。
Dr. Iのメールマガジン「やぶ医師のひとりごと」も読んでみませんか。
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
こちらのブログの左サイドバーにメールアドレスを入れれば、メルマガに登録されますよ。
固定リンク | コメント (6) | トラックバック (0)