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新人医師が2年間義務付けられている臨床研修の修了後の進路として、不足が指摘されている小児科を希望する人が、内科、外科に次いで多いことが23日、厚生労働省の調査でわかった。
厳しい職場環境を研修で経験することで、小児科が敬遠されるのではとの懸念もあっただけに、同省は「やりがいで進路を選んでいるようだ」と、ひとまず胸をなで下ろしている。
調査は、今年3月に研修2年目だった医師7344人を対象に行い、2500人から回答があった。
研修修了後に専門としたい診療科を決めていた人は、2154人。そのうち、内科が14・4%で最も多く、次いで外科8・5%、小児科8・4%の順だった。
小児科と同様、医師不足が問題となっている産婦人科は4・8%で8位だった。
(2006年5月24日 読売新聞)
まあ、これは読売新聞の記事なんですけどね。
他のメジャーな新聞も、ネット上でざっとチェックしましたが、ほぼ同じ内容でしたね。
話は変わって、まず現在の医者の科別の割合を見てみましょう。
「もしも医者が100人の村だったら」
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-entry-33.html
この記事に内科30人って書いていますが、昔は今みたいに専門が分かれていなかったし、外科を引退して内科というか、老人病院の先生になっている医者とかも入っていますからね。
この場合、内科は呼吸器内科3人、 消化器内科(胃腸科)8人、 循環器内科6人、神経内科2人の、合わせて19人って考えた方が良いかもしれませんね。
小児科は6人ですね。
多い順に内科、一般外科、整形外科、で小児科と精神科が4番目です。
はい、ここで問題。
日本で一年間に産まれる子供は約110万人。
一方、カンボジアでは約50万人の子供が産まれています。
カンボジアの人口はすごい勢いで増えています。
これを読んで、日本は人口が増えているカンボジアよりも、多くの子供が産まれているから、それ以上に人口が増えるって考え方になりますか?
なりませんね。
なんでかっていうと、日本の方が人口が多いからです。
日本の人口は約1億2600万人、カンボジアの人口は約1400万人です。
だから、日本の方が多くの方が亡くなっているんですよ。
ご存じの方も多いとは思いますが、日本の人口は減っています。
人口が増えているカンボジアよりも、日本で産まれている子の数が多いのですが、数だけを比較する事は意味がないんですよ。
人気のある皮膚科や耳鼻科よりも、小児科に入る医師の数が多いからって、数だけではもの言えないんですよ。
元々の医師の数や、必要な人数、他に辞めてしまう医師の数も考慮しないとね。
元々4番目に多い科の医師を志望する医師が、3番目に多いってだけで、「胸をなでおろして」ちゃ駄目なんですよ。
厚生労働省の人達。
他の科より、多くて当たり前なんですから。
元々6%の医師がいるが、志望する医師は8.4%とそれより多いとか、結婚などで辞めていく医師の数を考慮しても、医師の数は増えるとか、そういう事まで考慮して、「胸をなでおろしている」というのなら良いのですが。
「小児科学会、子育て医師にネットで求人」
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-entry-40.html
の記事でも書きましたが、小児科医って女性が多く、結婚を機に辞めていく人も多いですからね。
少なくともこの記事からは、そこまで考えて「胸をなでおろしている」という風には読みとれませんね。
どこかの記者が最初に元のネタを書いて、その記事を各新聞社で真似しているんだと思いますが。
もうちょっと、工夫したというか、違う記事を書く人はいなかったんですかね。
真実を追究するのがジャーナリストだと思うんですけど。
みんな誰かの真似っこですか。
「医者たたき」がはやってるから、ブームに乗って、一部の医者の事だけを取り上げているように思えるんですけどね。
これだけみると、内科医は一番人気だから問題ないってなるかもしれませんが、地味に19%から14.4%に減っているんですけどね。
誰も指摘していないみたいですね。
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