前回投稿から5ヶ月以上も過ぎてしまいました。その間に、発症後2年が、慌ただしく過ぎていました。7月のCT、8月の上部消化管内視鏡と、特に問題無く、体調も良好。体重も術後50kgをようやく越えていたものが、先日久方ぶりに測ってみると、60kgにもう少しというところに回復です。
今は、体調よりも、将来の不安よりも、むしろ日常の生活のことでバタバタして日々が過ぎている感じ。特に仕事は外来・検査業務のみとは言え、やはり今の世の中、ボチボチというわけにも行きません。そんな中でも、夏には、旅行だ、キャンプだ、花火だと飛び回ってはいましたが…。
病気のことがほぼ常に頭の中にあった頃が遠い昔の様で、今は病気のことを、かなり意識しなくなっている(正確には、意識する余裕が無くなっている)。仕事のあれこれをこれからどうしよう、子供たちの教育をどうしよう、小遣いを捻出してあんなものも買いたいけど…といった大小様々なことに頭を悩ませながら過ごす毎日。これは、2年前の夏には、想像できなかった未来ではあります。でも、そういう感慨をゆっくり噛み締める余裕が無いというのも、現代社会の現実でしょうか(あるいは、単に私の活力不足と要領の悪さでしょうか)?
先日、私が3年7ヶ月前から診療に当たっていた膵がんの患者さんが亡くなられました。奥様は「主人も、先生が主治医で良かったと、常々言っていました」と言ってくださいましたが、私自身はどこまで力になれたか…。病状が進行する中、ハイパーサーミアを紹介して、受けに行っていただきましたが、効果は芳しくありませんでした。患者さんの不安は相当なものであったと思いますが、最後の方は、患者さんの訴えや思いを十分に受け止めた対応はできなかった様に思います。私自身の病気休職中は、仕事に復帰したら、この闘病の経験を生かして、何かこれまで以上にプラスαのことが出来るのではないか、と思っていましたが、力量の無さと多忙の中で、経験は生かせていないなあと思うことが多いです。
病前と同じように毎日を過ごすことができる幸せを感じつつも、日々生きていくことの大変さに少々弱気になっている、まだまだ頭でっかちな私なのでした。
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