今月に入り、外来診察(週1回)を再開しました。まだ再開して2週間ですが、なんとかやり過ごしています。馴染みの患者さんも、そう違和感無く受け入れてくれているように感じます。ただ電子カルテの導入間近であり、新しいコンピュータシステムに惑わされ、なかなか時間がかかります。これで、また患者さんが増えてくるとどうなるか…。何とかなると信じましょう。
先週末は、久しぶりに大腸内視鏡検査と緊急内視鏡止血術を担当しました。どちらも無難に終了し、少しホッとしました。
突然ですが、若い医療者へのエールのようなものを書いてみます。
*****************************************************
「新しき医療者へ」
よい医療に必要なもの、それは技術と心。
技術を磨こう、裏付けとなる知識とともに。
聴く技術、話す技術、診る技術、治す技術。
技術の高まりは、診療に余裕と幅を生む。
それは医療者、患者双方にうれしいこと。
技術を持ち寄り働ける仲間ができればさらにうれしい。
医療技術という人類の英知の継承者としての誇りを胸に進もう。
あまたの生命の危機を救って来た、あまたの技術。
ただ、技術は万能ではないことも事実。
わからないこと、できないことがあっても悲観は無用。
わからない、できないと認めることから進歩が生まれる。
偉いフリは疲れるからやめよう。
技術の及ばぬところは、心のふれあいが埋める。
人間は、寄り添い、語り合い、触れ合って、そして癒し合う。
心を込めてそっと手を添える。
技術が生まれる前からあった、癒しの、医療の原点。
時には科学的に正しい方針を保留にして患者の思いに寄り添う。
それで医療者、患者双方が救われることもある。
的確な技術とやわらかな心を持った、そんな医療者をともに目指そう。
*****************************************************
これまでの私自身の体験や反省、以下のような本で読んだこと、最近興味を持ち始めた narrative-based medicine のことを考えながら書いてみました。
参考文献 :
「がん患者学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」 柳原和子(中公文庫)
「失われた物語を求めて-キッチンテーブルの知恵」 レイチェル・ナオミ・リーメン(中央公論新社)
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
コメント
コメントはまだありません。
コメントを書く