今月に入り、外来診察(週1回)を再開しました。まだ再開して2週間ですが、なんとかやり過ごしています。馴染みの患者さんも、そう違和感無く受け入れてくれているように感じます。ただ電子カルテの導入間近であり、新しいコンピュータシステムに惑わされ、なかなか時間がかかります。これで、また患者さんが増えてくるとどうなるか…。何とかなると信じましょう。
 先週末は、久しぶりに大腸内視鏡検査と緊急内視鏡止血術を担当しました。どちらも無難に終了し、少しホッとしました。

 突然ですが、若い医療者へのエールのようなものを書いてみます。
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「新しき医療者へ」
よい医療に必要なもの、それは技術と心。
 技術を磨こう、裏付けとなる知識とともに。
 聴く技術、話す技術、診る技術、治す技術。
 技術の高まりは、診療に余裕と幅を生む。
 それは医療者、患者双方にうれしいこと。
 技術を持ち寄り働ける仲間ができればさらにうれしい。
 医療技術という人類の英知の継承者としての誇りを胸に進もう。
 あまたの生命の危機を救って来た、あまたの技術。
  ただ、技術は万能ではないことも事実。
  わからないこと、できないことがあっても悲観は無用。
  わからない、できないと認めることから進歩が生まれる。
  偉いフリは疲れるからやめよう。
   技術の及ばぬところは、心のふれあいが埋める。
   人間は、寄り添い、語り合い、触れ合って、そして癒し合う。
   心を込めてそっと手を添える。
   技術が生まれる前からあった、癒しの、医療の原点。
   時には科学的に正しい方針を保留にして患者の思いに寄り添う。
   それで医療者、患者双方が救われることもある。
的確な技術とやわらかな心を持った、そんな医療者をともに目指そう。
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 これまでの私自身の体験や反省、以下のような本で読んだこと、最近興味を持ち始めた narrative-based medicine のことを考えながら書いてみました。
参考文献 :
「がん患者学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」 柳原和子(中公文庫)
「失われた物語を求めて-キッチンテーブルの知恵」 レイチェル・ナオミ・リーメン(中央公論新社)
   

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