本日は晴天、でも外は寒かったようです。昨日から新学期が始まった幼稚園に娘を送ってきた妻が「耳の芯が(冷えて)痛い〜」と騒いでいました。
術後、早くも1ヶ月余りが過ぎました。少し疲れやすい気はしますが、食欲もあり、体調は良好。体重が術前と比べて5kgほど減ったままですが、それ以上は痩せてこないようなので順調と言えるでしょう。今回は手術を受けた頃とその後を振り返ってみます。
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平成18年12月6日、私は手術を受けた。幽門側胃切除(D2郭清)+胆嚢摘出術+術中ラジオ波焼灼療法(3カ所の肝転移巣[跡]に対して)。手術室に入ってから術後管理のため集中治療室に入るまで、約6時間であった。当然のことながら手術中のことは全く覚えていない。全身麻酔が如何に深い眠りを作り出すのか、思い知った気がする。集中治療室の前で目覚めた私がまず目にしたのは、ぼんやりとした妻と妹の顔だった。その時私は「(手術中のことは)全然わからんかった」とうわ言のように言っていたそうだ。さらに「僕、何かおかしいこと言うてない?」としきりに聞いていたらしい。後で考えると、4年ほど前に妻が腰椎椎間板ヘルニアで手術を受けた際、麻酔覚醒後に妙に浮かれたようなハイテンション状態になったのを見ており、私もあんな風になるのではと無意識に恐れていたのかも知れない。
術後は少し血圧が低めであったこと、発熱が少し遷延したことを除いては、ほぼ予定表(クリニカルパス)通り順調に経過した。1番困ったのは1週間ほどは、笑ったり咳をした時に手術創が痛んだことだ。何度となく、笑いながらぐっと歯を食いしばって痛みをこらえることを繰り返した。これはたまらんと思ったが、その痛みも術後2週間目になるとぐんぐんとやわらいできた。そしてほぼ予定通りに術後15日目に退院となった。
退院後1週間ほどは体調は悪くなかったが、妻には「表情が険しい」とよく言われた。このブログには「ニコニコ元氣」と投稿したものの、やはり体力は落ちており、疲れやすいことでイライラしていたと思う。日常生活に戻って、『術後』という体に変化が加えられた状態でのこれからの生活への不安が一時的に強くなっていたとも思う。あるいは逆説的だが、これまで治療に伴いCTや内視鏡で腫瘍が小さくなっていくのを見ることが、日々の励みとなり心の支えとなっていたが、手術で病巣を取り去ったことで心の張りが緩み、外から見るとかえって元気がないように見えたかもしれない。そして妻も疲れがたまっていたと思う…。
それでも間もなく新たな日常生活にも慣れ、体力もかなり回復し、今は平穏な療養生活が続いている。妻も「また、にこやかになってきた」と言ってくれる。
手術標本の病理検査の結果、術前の化学療法がかなり効いていたことが確認されたし、胃のがん遺残部もきちんと摘出され、郭清されたリンパ節に転移も認められなかった(消失していた)。予想以上に良い結果ではあるが、再発の可能性が全く無くなったわけではない。これからは目には定かには見えない”敵”との戦いだ、というふうにも思う。正直、『再発』のことを考えると怖いが、「きっとうまく行く」と強く信じて、できるだけ明るく療養生活を送って行きたいと思う。
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今週末から外来での補助化学療法が始まる予定です。週1回程度のハイパーサーミアも併用してみようと思っています。そして2月からはまさに半年ぶりに少しずつ仕事を再開へ…。
なお、生活を投げ出しての”闘病”でなく、生活の一部として”療養”に取り組みたいとも思い、ブログのタイトルを変えてみました。
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術後の身体的変化や環境の変化などで精神的にも疲労します。体力の低下は、特に身にしみて辛いです。本当に辛かった時期だと思います。
私は手術が延期になりましたが、体力の低下には出来るだけ注意をしなければ、体力の回復は見込めません。低下すればそのレベルを現状維持するだけ。
でも先生は時間は少しかかっても、以前に近い体力の回復は出来ると信じています。どうか焦らずに必ず治ると信じて・・・ご家族の為にも。。。
2月からは少しずつ仕事に復帰されるとのこと。これからインフルエンザの季節でもありますので、患者さんから移されないように気をつけてくださいね。
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