2008.08.21 15:13 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  医療事故  |  いっちゃん  | 推薦数 : 5

続く医療不信

「真相がはっきりしなかった。医療不信はつのる一方だろう」
福島の産科医が訴えられた事件の、なくなった女性の父親の一言。
「間違いのない立件だ。有罪になってしかるべき」
立件した検事の意見。

はっきり言ってやりたいね。だから「不可能」を「可能」にはできないんだって。それをとらえて「有罪」とか「不信」とか言って欲しくない。カルテを改ざんしたか?関係者が口裏合わせて産科医を擁護したか?

なくなった女性は確かに可哀想である。しかしあの場に産科医が10-20人いても助かることはないだろう。神の手をもっていればまだしも。それで「不信」と言われちゃあ、我々のやっている医療は日々「不信」の塊なんだろう。

今回の「無罪」で「医療崩壊が促進される」とか「カルテ改ざんなど悪質な医療過誤が増える」とか言っているが、全く別物だからね。そんなこと「促進」されるわけない。

柔道の谷亮子だって一生懸命やったろ?だけど金メダルは取れなかった。彼女は過失があったか?自分のできる範囲で正当なことをしただけだ。彼のしたこともそれと同じだ。いつもと同じように診療し、現代医学のできる範囲で処置を行っただけだ。

なんかスーパーマンか神とか勘違いしてんじゃねえの?自分の受け持った患者は100%五体満足で返すことが「絶対」とか思ってんだろ。それは人体を扱う限り無理だ。人間は人間を構築できない。神の設計図を手に入れたわけじゃないんだから。

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